米国バイデン大統領が3月8日にロシア原産の原油・天然ガス・石炭など輸入禁止にすることを決定し、今後のロシア・アメリカ間の制裁を強化することを発表しました。
米国のロシア産原油、また石油製品の占める割合は現段階で全体の約8%を占めており、今後のガソリン価格の高騰を懸念した方策も発表されました。
今回の米国のロシア間強化の発表は他国へ大きく影響しており、英国やヨーロッパ諸国で同じく制裁処置を検討しています。
このような状況は株式に大きく反映されることになります。今回はこの制裁措置により恩恵を受ける原油関連銘柄を解説していきます。
シェル<SHEL>
オランダのハーグに本拠地を置いています。オランダとイギリスの大手石油会社でグローバルに活躍し世界的に知られている巨大企業です。
原油・天然ガス液の探査・採取・精製・販売・輸送までを幅広く手掛けています。
また今後のクリーンエネルギー加速に向けて、太陽光・風力エネルギー、水素エネルギー、先進バイオ燃料、EV用充電器などの新燃料、そして再生可能天然ガスなど低炭素エネルギーへの開発に注力しています。
同社はロシア産原油や関連する製品の輸入を段階的に終了させることを発表し、いずれはロシアからの完全撤退を計画しています。
第一段階として、ロシア産原油の短期取引を取りやめること、そして次に石油製品、液化天然ガスのロシアでの活動を停止を計画しています。その他ガソリンスタンド事業、航空燃料支給事業も終了する予定です。
今後の石油・天然ガスの供給量の低下によるガソリン高騰が起こり、同社の株価上昇が見られます。
そもそもロシア産原油輸入の割合がそれほど大きくないため、米国市場へどれほどの影響があるのかは注意する必要がありますが、いずれにしても好影響の可能性は高いと言えるでしょう。
シェニエール・エナジー<LNG>
アメリカに拠点をおく天然ガス関連事業を行うエネルギーインフラ企業です。
天然ガス液化、輸出基地の開発とパイプラインの保有・運営をテキサス州とルイジアナ州で展開しています。
同社の株価は直近5年間でやく20倍に暴騰しています。世界的にクリーンエネルギーへ向け加速しており、世界での需要が特に近年急速に高まってきていることからだと言えます。
今後の10年間でさらに天然ガス需要は、特に人口の多いアジア圏(中国・韓国・日本)などで2倍に増えると言われています。
下の表は2017年からの財務実績を表しています。コロナ後の経済回復と共に、昨年比較で非常に大きく上昇しています。
今後ロシア問題により、世界各国でのロシア制裁措置によって、さらに需要が高まり同社の業績に期待が持てると言えるでしょう。
(引用;google finance)
まとめ:「SHEL」と「LNG」は今後も期待できる

今後も世界的にクリーンエネルギーへの注目は高まっていく一方です。
環境汚染せずに使えるクリーンエネルギーはこれからも世界的な課題だからです。
つまり今後も需要の拡大が見込まれるため「SHEL」と「LNG」は期待が持てる銘柄といえます。
このような期待できる銘柄に前もって保有しておくことが資産運用では大事ですが、適切な銘柄を選ぶのが難しいのが正直なところです。
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