【2023年4月】アメリカのハイテク株おすすめ5選-今後のハイテク株の注目点は？

米国株は、日本株に比べて、何回も過去最高値を更新しており、利益が出しやすいとして、多くの日本人の方に人気があります。

この記事を読んでいる方の中にも、米国株に投資をしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。特に、今後成長性の高い企業に投資をしたいと思っている方は多いはずです。

そこで今回は値動きの良い米国株の中でも特に大きな利益を期待できるハイテク株について紹介をします。わかりやすく紹介をしますのでぜひ参考にしてください。

投資を検討したいアメリカのハイテク株5選-収益性はある？

まずは、投資を検討したいアメリカのハイテク株を5銘柄紹介をします。どの銘柄も収益性が期待できますので、ぜひ注目してください。

 

それぞれの銘柄の特徴を紹介しますので投資をする際の参考にしてください。

企業名	年初来の騰落率（2023年3月17日時点）	配当利回り（2022年3月17日時点）
アドビ	6.42%	なし
アップル	19.30%	0.59%
メタ・プラットフォームズ	62.55%	なし
テスラ	46.23%	なし
ズーム	2.14%	なし

アドビ：クリエイティブなソフトウェアやサービスの提供企業

引用：アドビ

アドビ（Adobe）は、グラフィックデザイン、ビデオ編集、Webサイトの制作など、クリエイティブ関連のソフトウェアやサービスを提供するアメリカの企業です。アドビに投資をするメリットは以下の通りです。

それぞれの投資妙味をしっかり理解しましょう。

優れたブランド力と製品ラインナップ

アドビは、Photoshop、Illustrator、Acrobatなど、高いクオリティと普遍性を持つ製品ラインナップを有しており、グラフィックデザイン、Web制作、ビデオ編集など、様々なクリエイティブ分野で広く使用されています。

クラウドサブスクリプションモデルの採用

アドビは、製品の販売に加え、Creative Cloudと呼ばれるクラウドサブスクリプションモデルを採用しており、定期的な収益の安定化を図っています。また、Creative Cloudには、新しい機能やサービスが随時追加され、アドビの競争力を維持するための投資が続けられています。

クリエイティブ分野の成長

クリエイティブな分野が重要性を増しているため、グラフィックデザイン、Web制作、ビデオ編集などの需要が増加しています。この市場の成長にアドビは敏感に対応し、ニーズに応える製品の開発・提供に注力しています。

財務的な安定性

アドビは、クラウドサブスクリプションモデルにより、収益の安定化を図り、売上高、利益率ともに高い水準を維持しています。また、アドビは、自社の成長戦略を支えるため、積極的な投資を行っており、将来の成長に向けた体制を整えています。

アップル：ハイテク製品の製造・販売やサービス提供を行うIT企業

引用：アップル

アップルは、高い技術力とデザイン性を備えた製品を提供し、世界的に有名なブランドです。アップルに投資する妙味をまとめてみました。

アップルの投資妙味を説明します。

強力なブランド力

アップルは、グローバルなブランド価値が高く、世界的に高い知名度を持っています。そのため、アップルの製品は高い付加価値があり、長期的な成長が期待できるでしょう。

製品開発とデザイン

アップルは、高い技術力と優れたデザイン性を持ち合わせており、世界中で高い評価を得ています。

また、アップルは、独自のエコシステムを構築しており、iPhone、iPad、Macなど、複数のデバイスがシームレスに連携することができることから、ユーザーからの支持が厚いです。

大量の現金保有

アップルは、多額の現金を保有しており、投資家に対して高い配当利回りを提供しています。また、現金を活用して、自社株買いなどの株主還元策も展開しています。

成長産業における地位確立

アップルは、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、ウェアラブルデバイスなど、成長が期待される産業において、強力な地位を確立しています。特に、iPhoneの売上高は大きなウェイトを占めており、今後も引き続き需要が伸びると見込まれます。

メタ・プラットフォームズ：ソーシャルメディアをはじめとする各種プラットフォームの運営企業

引用：メタ・プラットフォームズ

メタプラットフォームズ（Meta Platforms、旧Facebook社）は、世界最大のソーシャルネットワークを運営している企業です。

大量のユーザーデータを保有している

メタプラットフォームズは、Facebook、Instagram、WhatsAppなど、多くのソーシャルネットワークを運営しており、巨大なユーザーベースを抱えています。これにより、ユーザーの嗜好や行動を分析し、広告のターゲティングに利用できるユーザーデータを保有しています。

モバイル市場での強い地位

メタプラットフォームズは、世界中の多くのユーザーがスマートフォンを利用してソーシャルメディアにアクセスすることを背景に、モバイル市場で強い地位を築いています。

デジタル広告市場での圧倒的な地位

メタプラットフォームズは、世界中の多くの広告主が利用する、デジタル広告市場での圧倒的な地位を持っています。ユーザーに高い精度で広告を配信することができるため、広告主からの需要が高く、長期的な収益性が期待されます。

新しいビジネスモデルの開発

メタプラットフォームズは、VR（仮想現実）やAR（拡張現実）などの新しい技術に取り組んでおり、新しいビジネスモデルの開発に力を入れています。また、人工知能（AI）技術を利用して、より高度な広告配信やプラットフォームの改善を進めています。

ズーム：電気自動車やエネルギー貯蔵システムの製造・販売を行う企業

引用：ズーム

ズーム（Zoom）は、オンラインビデオ会議やWeb会議ソフトウェアを提供するアメリカの企業です。

 

オンラインビデオ会議市場の成長

新型コロナウイルスの世界的な流行により、リモートワークやテレワークが増加し、オンラインビデオ会議市場が急速に成長しています。この中で、ズームは、高品質かつ安定したオンラインビデオ会議ソリューションを提供することで、需要を取り込んでいます。

高い顧客満足度

ズームは、使いやすく、セキュアで高品質なオンラインビデオ会議ソリューションを提供することで、顧客から高い評価を受けています。このため、企業や教育機関などの顧客からの支持を得て、市場シェアを拡大しています。

財務的な安定性

ズームは、オンラインビデオ会議市場の成長に伴い、収益を急速に拡大しています。また、財務的な安定性も高く、売上高の増加に伴い、利益率も向上しています。

新たな事業展開

ズームは、オンラインビデオ会議ソフトウェアの提供に加え、音声通話やメッセージングなどの新たな事業展開を進めています。これにより、多角化したビジネスモデルの構築が期待され、将来的な成長につながる可能性があります。

テスラ：オンラインビデオ会議ソフトウェアを提供する企業

引用：テスラ

テスラ（Tesla）は、電気自動車や再生可能エネルギーの分野で活躍するアメリカの企業です。

電気自動車市場の成長

世界中で環境に配慮した車両の需要が高まる中、電気自動車市場は成長を続けています。テスラは、電気自動車の分野に特化した企業として、市場をリードしています。

革新的な技術とデザイン

テスラは、自動運転技術やバッテリー技術など、革新的な技術を開発しています。また、美しくスタイリッシュなデザインにも力を入れており、ブランド価値の向上につながっています。

拡大するビジネスモデル

テスラは、電気自動車市場に加え、ソーラーパネルやバッテリーの販売、充電インフラの整備など、事業の拡大を進めています。これにより、収益の多角化が進み、将来的な成長が期待されます。

エコロジーに配慮したブランドイメージ

テスラは、環境に配慮した技術を開発し、企業としてのエコロジーに配慮した取り組みを行っていることで、ブランドイメージを向上させています。このため、環境に関心の高い消費者からの支持を得られる可能性があります。

アメリカのハイテク株とは

アメリカのハイテク株は、高度な技術を駆使した製品やサービスを提供する銘柄のことです。主にソフトウェア、ハードウェア、情報技術、通信技術、バイオテクノロジー、エネルギー技術などの分野で活躍しています。

代表的なアメリカのハイテク企業は以下の通りです。

いかがでしょうか？先ほど紹介した企業と合わせても、これらの企業について知らない方はいないのではないでしょうか。

私たち日本人の生活にもかなり深く関与している企業が多いです。そして、今後の成長を期待できるのがハイテク企業の特徴になります。

ハイテク株の定義と特徴

ハイテク株の定義は、イノベーション（技術革新）とビジネスの両方の側面を含んでいます。

技術的革新は、新しい製品やサービスの開発、製造、販売に関する革新的なプロセスや技術のことです。ビジネスの側面は、企業が高い成長率を示すような、競争力のある戦略を採用し、新規参入企業に対しても市場で優位に立っていることを示します。

ハイテク株は、投資家にとって魅力的な投資先です。ただし、市場変動の影響を受けやすいなどのリスクがあるため、適切なリスク管理が必要とされています。

ハイテク株の市場動向

ハイテク株の市場動向について説明をします。2020年3月に起きたコロナショックの時に米国株はハイテク株を含め大きく下落をしました。

しかしその後、「非接触」が注目され、ズームやネットフリックスなどのハイテク企業が注目されたのを覚えている方は多いでしょう。

コロナショックが終わった2020年4月からハイテク企業は大きく株価を伸ばしました。その傾向は2021年まで続きましたが、2022年からは、ハイテク株は大きく下落に転じています。理由は様々ですが、アメリカの中央銀行であるFRBが金利を急速に引き上げたのが大きな要因です。

ハイテク企業は、これから成長が期待できる企業が多いので、金利の引き上げによる資金調達環境の悪化に大きな影響を受けます。

そして2023年に入り、ようやくハイテク株は徐々に音を戻してきました。このように年単位で見ると動きは大きいですが、中長期で見れば、ハイテク株の成長性には大きな期待ができます。

皆さんもGAFAをはじめとするハイテク企業がなくなることを考えられないのではないでしょうか。ハイテク株は値動きが激しいですが、中長期で見ることによって大きな期待ができます。

アメリカのハイテク株の分析方法

アメリカのハイテク株の分析方法は、主に2つの種類があります。

それぞれの分析方法についてわかりやすく説明をします。

ファンダメンタル分析の方法

ファンダメンタルズ分析とは、GDPや雇用統計など、その国の経済環境や企業の財務諸表等から株価の動きを予測する分析方法です。

ファンダメンタルズ分析は、短期での値動きを当てるのには向いていませんが、長期での値動き予想に向いています。

アメリカのハイテク株については、短期での値動きが激しくなかなかついていくのが難しいため、長期での株価の動きの予想ができるファンダメンタルズ分析は非常にフィットするといえるでしょう。

テクニカル分析の方法

テクニカル分析とは、RSIや移動平均線などのテクニカル指標を使って、短期の値動きを分析する分析手法です。

チャートを分析して天気の値動きを分析するので、短期で利益を上げたい方にはおすすめの分析手法になります。

ただし、ハイテク株の値動きを短期で当てるのはかなり難しいです。

ハイテク株の投資戦略

ハイテク株の投資戦略について紹介をします。

 

それぞれの投資戦略についてわかりやすく説明をします。

成長株投資の戦略

成長株投資とは、将来的な成長が期待される企業に投資をすることを指します。これらの企業は、通常、新しい技術やサービスを開発し、市場のシェアを増やし、収益性を向上させることができます。グロース投資家は、企業の将来の収益成長を見込んで、高い株価を支払い、将来的に高い利益を期待しています。

バリュー投資の戦略

バリュー投資は、株価が企業の実態よりも低いと考えられる銘柄に投資をすることを指します。このような企業は、通常、市場や業界の不況に直面している場合があり、株価が押し下げられています。バリュー投資家は、企業が本来持っている価値を評価して、低い株価で株式を購入し、将来的に株価が上昇することを期待しています。

アメリカのハイテク株に投資するメリット

アメリカのハイテク株に投資する主なメリットについて紹介をします。アメリカのハイテク株に投資する主なメリットは3つです。

それぞれのメリットについてわかりやすく説明をします。

将来的に高いリターンが期待できる

アメリカのハイテク株は短期的に入ると、値動きは非常に激しいですが、長期で見れば高いリターンが期待できます。

GAFAを始めとするサービスの恩恵を受けている方は、ほとんどではないでしょうか。

将来的にこれらの企業がなくなる可能性は、極めて低く、むしろさらに成長する可能性の方が高いと考える方が多いはずです。

もちろん、アメリカの政策金利の影響等は受けますが、長期的に見れば大きなリターンが期待できるのは、アメリカのハイテク株に投資をする最大のメリットと言えるでしょう。

投資家のリスク分散が可能

投資で利益を上げるためには、様々な資産に分散するのが重要です。

日本株だけに投資をするのではなく、アメリカのハイテク株に投資をするのはリスク分散につながるでしょう。

アメリカのハイテク株については、リスクが高いので、長期で保有する必要がありますが、様々な資産に分散投資をすることによってリスクを抑えられるのは大きなメリットになります。

経営の効率化に繋がる

アメリカのハイテク株の利益率は極めて低いため、アメリカのハイテク株に投資をすることによって経営の効率化につながる可能性があります。

どのような経営をすれば高い利益率が出せるかを学ぶ機会になるからです。

財務諸表などを通して、経営の効率化につながる可能性があるのも、アメリカのハイテク株に投資をするメリットといえるでしょう。

アメリカのハイテク株に投資するデメリット

アメリカのハイテク株に投資するにはメリットだけではなくデメリットもあります。アメリカのハイテク株投資のデメリットは主に3つです。

アメリカのハイテク企業に投資をするデメリットについてわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。

市場が急激に変動することが多い

ハイテク株については、先ほど説明した通り、市場が急激に変動し、大きく下落する可能性があります。

長期で保有すれば大きなリターンを得られる可能性が高いですが、短期で投資をすると大きなマイナスになってしまう可能性があるのはデメリットといえるでしょう。

研究開発に多額の費用を投じることがある

ハイテク株の特徴は、研究開発に多額の費用を投じることです。

ハイテク株の命は技術力にあります。研究開発に多額の費用を投じなければ、今後の成長が期待できません。

しかし、短期で見ると、多額の研究開発費用は、業績を引っ張る要因になってしまいます。

このように短期で見ると大きなマイナスになってしまう可能性があるのがデメリットといえるでしょう。

競合他社からの攻撃や規制変更などに影響を受けやすい

ハイテク株は他の業態に比べ利益率が高いため競争も激しいです。

何か新しいサービスを開発しても競合他社から攻撃を受ける可能性もあります。

また規制変更などに影響を受けやすいのも、ハイテク株の弱点といえるでしょう。

アメリカのハイテク株に投資する際の注意点

アメリカのハイテク株に投資をする際の主な注意点を3つです。

それぞれの注意点についてわかりやすく説明をします。

市場動向を常に気にする

ハイテク株は非常に値動きが激しいのが特徴です。

その分大きな利益を得られる可能性がありますが、大きな損失を被ってしまう可能性もあります。

市場動向を常に気にして投資をするようにしましょう。

業界のトレンド、企業の業績、市場シェアを考慮する

ハイテク株は値動きが激しいので、業界のトレンドや企業の業績、市場シェアを考慮して投資するようにしましょう。

安定的な老舗企業に投資をするよりも、はるかにこれらの事故に気をつけて投資をする必要があります。

企業の財務状況もチェックする

ハイテク株は、研究開発費などに莫大な費用を投じている可能性が高いです。

場合によっては財務状況が悪化する可能性もあります。企業の財務状況については、他の銘柄に投資するよりも気にする必要があるでしょう。

アメリカのおすすめハイテク株銘柄に関するよくある質問は？

アメリカのおすすめハイテク株銘柄に関するよくある質問をQ&A形式でまとめましたので、参考にしてください。

ハイテク株はどのような投資先ですか？

ハイテク株は、情報通信やテクノロジーなど最先端の事業を行っている銘柄のことです。

ハイテク株に投資するためにはどのような知識が必要ですか？

ハイテク株は値動きが激しいので、他の銘柄に投資するよりも財務諸表を読み解く力や市場動向に関する分析力などが必要になります。

ハイテク株の将来性はどうですか？

ハイテク株の将来性はかなり明るいといえるでしょう。

ただし、短期で見ると大きく契約する可能性がありますので、ハイテク株に投資をする際は、長期で運用できる資金にしてください。

まとめ：投資先として、米国株のハイテク銘柄はおすすめ！

今回はアメリカのハイテク銘柄について詳しく説明をしました。

ハイテク銘柄は今後さらに上昇する可能性がある。期待できるセクターです。

ただし大きく下落する可能性もあるので、長期で運用できる資金で投資をするようにしましょう。

今回の記事を参考にしていただき、まずは小額からでも結構なので、実際に米国株のハイテク銘柄に投資をしてみてはいかがでしょうか