日本株は1989年に付けた38,915円をいまだに更新していません。しかし、米国株については、毎年のように最高値更新を続けている時もあります。
このように、日本株とアメリカ株では、大きくパフォーマンスが違うため、米国株に興味を持っている方は多いのではないでしょうか?
しかも、2022年はリーマンショック以来のNYダウの下落率でした。2023年に大きく反発する可能性がある今、米国株に注目が集まるのは当然でしょう。そこで今回は、おすすめの米国株銘柄や証券会社を紹介します。わかりやすく説明をしますので、ぜひ参考にしてください。
- 1 2023年におすすめの米国株がわかる
- 2 米国株投資におすすめできる証券会社がわかる
- 3 米国株投資に適した証券会社の選び方がわかる
- 4 米国株投資のメリットやデメリットがわかる
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取扱銘柄数 | 約4,500銘柄 | 約4,500銘柄 | 約1,630銘柄 |
手数料 | 0.45% | 0.45% | 0.45% |
最低手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
上限手数料 | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 | 25銭 | 25銭 |
詳細 |
【2023年】米国株のおすすめできる銘柄10選-値動きが期待できるものはどれ?
この章では2022年に期待できる米国株を厳選して10銘柄紹介します。
- ジョンソンエンドジョンソン
- アップル
- PayPalホールディングス
- ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス
- ストラタシス
- エクソンモービル
- AT&T
- アッヴィ
- ツイッター
- アマゾン
それぞれの銘柄の特徴をわかりやすく紹介します。
ジョンソンエンドジョンソン:高い配当力
連続増配年数57年という実績が示すように、実績十分の銘柄になります。多くの方がジョンソンエンドジョンソンの商品を利用していますが、消費者向けの製品だけではなく、企業向けの製品でも高いブランド力があります。Johnson & Johnsonの特徴は次の4点です。
- 35年連続で営業利益増加。
- 57年連続で増配
- 新製品が総売上高に占める割合が、長期にわたり125%
- 高いキャッシュ創出力
長年の利益、配当の増加に加え、キャッシュを作る力が強いのも特徴です。売上高の約25%を新商品が占めているので、既存製品に依存しない売り上げ構造循環が維持されているのがわかります。
株価も順調に推移しており、配当も高いのでおすすめの銘柄になります。
アップル:値上がり益を期待
言わずと知れたiPhoneを開発した携帯端末、パソコンメーカーです。電子決済に、近年特に力を入れており2016年10月末に日本でもiPhoneでの決済サービスApple Payを開始しています。
今後ハードウェアとソフトウェアの融合と利便性・安全性に着目し、文書認証、個人証明ローン、信用保証、ATMへのアクセス、送金等において重要な役割を果たす可能性があります。
アップルの特徴は以下の通りです。
- コロナの追い風に株価は上昇
- 既存サービス事業が好調
- 電子自動車業界への参入
アップルの配当は決して高くないので、キャピタルゲイン狙いの方には特におすすめの銘柄になります。
PayPalホールディングス:電子決済サービスの有力企業
- キャッシュレス決済の急拡大
- 1兆円を超える自社株買いを2025年までに実施予定
- 利用者数が10%以上年々伸びている
PayPalホールディングスは、決済サービスの老舗です。インターネットを活用した決済にいち早く着目し、個人のカード情報を相手先に知らせることなく決済を可能にした会社になります。
顧客に対し、インターネット、個人間売買、アプリでの決済、国際送金、友人同士のお金のやり取りなど、デジタルプラットフォーム上での決済手段を提供しています。
このように様々な特徴があるPayPalホールディングスは投資妙味があるといえるでしょう。
ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス:成長が期待できる。宇宙事業の有名企業
- 今後、大きな需要を期待されている宇宙旅行に力を入れている
ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングスは、宇宙旅行ビジネスを生業にしています。長期的なプランでは、2地点間の極超音速旅行を計画しており、この極超音速旅行が実現すれば、ニューヨークから日本までわずか2~3時間で移動が可能になるそうです。
まだ実現にはいたっていませんが非常に夢のある話です。
ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングスの株価は1年で約7倍になった年もあります。いかに宇宙ビジネスへの期待感が大きいかわかります。前澤友作氏が宇宙旅行を行ったのを記憶にある方も多いのではないでしょうか。
今後民間人の宇宙旅行は大きなビジネスチャンスとして期待されています。ヴァージン・ギャラクティック・ホールディングスはアメリカの中でもかなり宇宙旅行に力を入れている会社なので、今後期待できるのではないでしょうか。
ストラタシス:1年で5倍以上株価が上昇したこともある!
- 3Dプリンターのパイオニア
ストラタシスは、イスラエルの3Dプリンター製造会社です。3次元コンピューターによるデザインファイルのデータに基づき、樹脂を何層も重ね て3次元のモデルを作成しています。ストラタシスの製品は、設計者、エンジニア、製造者による製品デザインの視覚化、検証、情報共有に利用されています。
ストラタシスは、直接宇宙産業には関係ないと思われるかもしれませんが、実は3Dプリンターは航空宇宙企業にとって切っても切れない関係にあるのです。
宇宙産業の、成長期待も追い風となりストラタシスの株価は、1年で約5倍になった年もあります。3Dプリンターの需要は今後も上昇する可能性が高く、将来性に期待できるのではないでしょうか。
エクソンモービル:連続30年以上の増配
- WTI(原油先物相場)と相関性が高い
- 連続増配を続けている
エクソンモービルは、オイルメジャーと呼ばれ、主に石油などの資源開発から輸送販売まで一貫して手がける世界最大級の会社になります。事業領域は200カ国以上で日本にもなじみのある会社です。エクソンモービルの特徴は以下の通りです。
エクソンモービルは連続増配を30年以上続けており、市場平均を上回る勢いで増配をしている企業です。オイル企業は原油が天然ガスなどの影響を受けるため、株価は乱高下がありますが、安定的な配当は非常に魅力的であるといえるでしょう。
AT&T:高配当&安定
- リーマンショックにおいても増配を続けた会社
AT&Tは、米国の加入者数がベライゾンについで、第2の携帯電話事業者になります。
リーマンショック時に、売上高は微減にとどまり、高い安定性を見せました。大きな成長はあまり見込めないかもしれませんが、非常に安定的な会社ですし、連続増配年数は30年をゆうに超える会社になります。株価も比較的安定的に推移しているため、配当狙いの投資家にとっては非常に良い銘柄になるでしょう。
アッヴィ
- 増配率が高い
- 40年以上増配を続けている
- 商品開発力が高い
アッヴィはあまり日本人にはなじみのない会社かもしれませんが、日本でも営業している会社です。C型肝炎治療薬などを開発しているバイオ医薬品企業になります。
アッヴィも増配率が高く、40年以上増配を続けている会社です。配当狙いの方にとっては非常に魅力的な会社になるでしょう。また配当だけではなく、商品開発力も高いと評判なので大きく株価が上昇する可能性も十分あるといえるのではないでしょうか?
ツイッター:イーロンマスクの影響でどう変わるか?
- 広告宣伝以外の収益源を見つけられるかカギ
皆さんご存知の通り、Twitter社は2022年にテスラを率いるイーロンマスク氏に買収をされました。
Twitterは多くの方が利用しているSNSですが、長期間経営に苦しんでいる会社でもあります。
株価に関しては、2020年のコロナショックをそこに多角的順調に推移していますが、広告宣伝に頼り切っている経営体質はかなり苦しいと言えるかもしれません。
マスク氏はTwitter社の社長を辞任すると交渉しましたが、果たして本当かどうか判りませんし、広告宣伝費以外の収益源を見つけられれば、大地の株価は上昇する可能性があるでしょう。
アマゾン:多角化経営がうまくいくか
- 莫大な費用を吸収し、利益を上げられるかどうか
アマゾンは言わずと知れたオンライン氷の世界大手です。多くの方が一度はAmazonを使ったことがあるのではないでしょうか。配送のスピードも素晴らしく、早く、Amazon Primeを回数を多く伸ばしています。
2022年はナスダックに上場している多くのIT企業が苦戦をしました。今後アマゾンの株価が大きく上昇するかどうかは利益率にかかっているのではないでしょうか。
米国株投資におすすめできる証券会社10選-自分に合った証券会社はどこ?
米国株投資において証券会社選びは重要です。なぜなら米国株は日本株以上に証券会社によって手数料や取扱銘柄などのスペックが異なるからです。
米国株におすすめの証券会社は以下の通りです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- DMM.com証券
- PayPay証券
- 松井証券
- 野村證券
- SMBC日興証券
- サクソバンク
- IG証券
それぞれの特徴についてわかりやすく説明をします。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | DMM.com証券 | PayPay証券 | |
取扱銘柄数 | 約4,500銘柄 | 約4,500銘柄 | 約4,600銘柄 | 約1,265銘柄 | 約150銘柄 |
手数料 | 0.45% | 0.45% | 0.45% | – | 0.5%から0.7% |
最低手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 0.5% |
上限手数料 | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル | 無料 | 0.7% |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 | 25銭 | 0銭 | 25銭 | 35銭 |
松井証券 | 野村證券 | SMBC日興証券 | サクソバンク証券 | IG証券 | |
取扱銘柄数 | 約1,630銘柄 | 約750銘柄 | 約110銘柄 | 約6,500銘柄 | 約12,000銘柄 |
手数料 | 0.45% | 2,389円から | 0.2% | 0.2% | 2.20セント/1株 |
最低手数料 | 無料 | 2,389円 | 0.2% | 0.2% | 2.20セント/1株 |
上限手数料 | 20米ドル | 251,429円 | なし | なし | なし |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 | 25銭 | 25銭 | 25銭 | 0.5% |
第1位:SBI証券:手数料・銘柄数ともに日本最高峰
SBI証券は国内最大手のインターネット証券会社です。米国株の手数料は約定金額の0.45%。手数料の下限は0ドルで上限は20ドル。取扱銘柄数は、約4,500銘柄です。米国株の手数料・取扱銘柄数ともに日本トップクラスの証券会社です。米国株をこれから取引する方はぜひ利用を検討しましょう。
<SBI証券の米国株>
SBI証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約4,500銘柄 |
手数料 | 0.45% |
最低手数料 | 無料 |
上限手数料 | 20米ドル |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 |
第2位:楽天証券~米国株を楽天ポイントで買える
楽天証券の米国株の特徴は、楽天ポイントで米国株が買えることや米国株の自動積立ができることでしょう。
楽天ポイントは、もちろん楽天市場や楽天トラベルで貯めたポイントも利用できます。米国株を自動積み立てで帰るのは、かなり珍しいです。米国株の基本スペックも非常に高いので、文句なしにおすすめできる証券会社になります。
<楽天証券の米国株>
楽天証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約4,500銘柄 |
手数料 | 0.45% |
最低手数料 | 無料 |
上限手数料 | 20米ドル |
為替手数料(1ドルあたり) |
25銭 |
第3位:マネックス証券:米国株の取扱銘柄数が非常に多い
マネックス証券の米国株の取扱銘柄が4,600銘柄以上とネット証券ナンバーワンの取扱銘柄数を誇ります。手数料は約定金額の0.45%。手数料の下限は0ドルで上限は20ドルです。
また、為替手数料なしに利用できるのもマネックス証券の米国株の大きなメリットでしょう。
<マネックス証券の米国株>
マネックス証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約4,600銘柄 |
手数料 | 0.45% |
最低手数料 | 無料 |
上限手数料 | 20米ドル |
為替手数料(1ドルあたり) |
0銭 |
第4位:DMM.com証券:米国株の手数料が安い
DMM.com証券は、米国株の取引手数料が無料の証券会社です。取扱銘柄数は1,200銘柄を超えます。
取扱銘柄数はSBI証券などに比べると少ないですが、取引手数料無料は、スキャルピングやデイトレードを行う投資家にとって大きな魅力になるでしょう。
<DMM.com証券の米国株>
DMM.com証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約1,265銘柄 |
手数料 | – |
最低手数料 | 無料 |
上限手数料 | 無料 |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 |
第5位:PayPay証券
PayPay証券の米国株は、スマートフォンで取引の完結ができます。
直感的に使えるツールや学習コンテンツも充実しているので投資初心者の方でも問題なく米国株の取引ができるでしょう。
<PayPay証券の米国株>
PayPay証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約150銘柄 |
手数料 | 0.5%から0.7% |
最低手数料 | 0.5% |
上限手数料 | 0.7% |
為替手数料(1ドルあたり) | 35銭 |
第6位:松井証券
松井証券はいち早くインターネットに注目をした会社です。
様々な個性的なサービスがあり、米国株についても手数料が低く、使いやすいと評判です。
取り扱い銘柄数もマネックス証券等に比べると若干少ないですが、それでも約1600銘柄の取り扱いがあるので、多くの方にとって問題にはならないでしょう。
<松井証券の米国株>
松井証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約1,630銘柄 |
手数料 | 0.45% |
最低手数料 | 無料 |
上限手数料 | 20米ドル |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 |
第7位:野村證券
野村証券は言わずと知れた日本ナンバーワンの証券会社です。
口座数こそSBI証券に抜かれましたが、それでも証券会社といえば野村証券をイメージする方が多いのではないでしょうか。
圧倒的な営業力を誇る会社であり、IPOの数も非常に多いです。してもタイムリーで取引をすると若干手数料は高いですが、インターネットで取引をすれば決してそんな事はありません。
様々な情報を手に入りやすいのも野村証券を利用するメリットでしょう。
<野村証券の米国株>
野村証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約750銘柄 |
手数料 | 2,389円から |
最低手数料 | 2,389円 |
上限手数料 | 251,429円 |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 |
第8位:SMBC日興証券
SMBC日興証券に関しては、最近IPOが増えており、注目されている証券会社です。
三井住友グループの一員であり、三井住友銀行やSMBC信託銀行を紹介してもらえるのもメリットになるでしょう。米国株については取り扱い銘柄数こそ少ないですが、手数料も低く、納得の商品内容といえるのではないでしょうか。
<SMBC日興証券の米国株>
SMBC日興証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約110銘柄 |
手数料 | 0.2% |
最低手数料 | 0.2% |
上限手数料 | なし |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 |
第9位:サクソバンク
サクソバンクについては、海外の証券会社になるので、知らない方も多いかもしれません。
しかし米国株については、圧倒的に取り扱い銘柄数が多く手数料も低いのでぜひ注目してみてください。様々な独自の情報が手に入るのもサクソバンクの大きな特徴になるでしょう。
<サクソバンク証券の米国株>
サクソバンク証券 | 詳細 |
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取扱銘柄数 | 約6,500銘柄 |
手数料 | 0.2% |
最低手数料 | 0.2% |
上限手数料 | なし |
為替手数料(1ドルあたり) | 25銭 |
第10位:IG証券
アイジー証券についても日本の証券会社ではないので、あまりなじみがないかもしれませんが、米国株の取り扱い銘柄数は12000とかなり多いです。
また手数料も低く、様々な情報も手に入るので、米国株取引をするのであればぜひ口座開設をすべき証券会社といえるのではないでしょうか。
<IG証券の米国株>
IG証券 | 詳細 |
---|---|
取扱銘柄数 | 約12,000銘柄 |
手数料 | 2.20セント/1株 |
最低手数料 | 2.20セント/1株 |
上限手数料 | なし |
為替手数料(1ドルあたり) | 0.5% |
米国株の投資はおすすめできる?投資を行うメリット
米国株投資には、様々なメリットがありますが、特に覚えておきたいメリットは3つになります。
- 少額分散投資がしやすい
- 長期投資に向いている
- 高配当銘柄が多い
それぞれのメリットについてわかりやすく説明をしますので、参考にしてください。
少額分散投資がしやすい
米国株は日本株と違い、1株からの購入が可能なためたくさんの銘柄に投資がしやすいです。
日本株の場合、100株単位が基本の売買単位になるのでまとまった資金が必要になります。
一方、米国株は1株から購入できるので、株価通りの価格での購入が可能です。少ない投資金でも分散投資ができるのは米国株ならではのメリットといえるでしょう。
長期投資に向いている
米国株は値動きが良く、配当金が高い銘柄が多いため、長期投資に向いています。
短期で見ると大きく下落することもありますが、S&P500やNYダウなどを見るように長期で見ると大きく上昇しています。
1989年末から2021年9月末までの期間でみると、配当込みの長期パフォーマンスは、S&P500(円建て)が約18.3倍、TOPIXは約1.1倍と大きな差がありました。
また、日本株に比べて、配当が高い銘柄が多いのも特徴です。
値動きが良く、配当が高い銘柄が多いので、米国株は長期投資に非常に向いています。
高配当銘柄が多い
米国株は、日本株に比べて高配当銘柄が多いです。配当利回りが10%を超える銘柄も珍しくありません。また、時価総額が大きい銘柄でも高配当銘柄が多いのが特徴です。時価総額が大きい企業でも配当が3%を超えるような銘柄もあります。
値動きが新興企業に比べて比較的安定している。時価総額が大きい企業の株でも、高配当銘柄が多いのは大きな特徴でしょう。
株式投資の最大の妙味はキャピタルゲインだと思っている方は多いかもしれませんが、キャピタルゲインに比べて安定的に収入が入るインカムゲインも大きな魅力です。
高いインカムゲインが狙えるのも、米国株に投資する大きな妙味だといえるでしょう。
米国株投資はこの点がデメリットおすすめできないと言われるポイント3つ
米国株投資には様々なメリットがありますが、デメリットもあります。米国株投資の主なデメリットは3つです。
- 為替変動リスクがある
- 取引コストが高くなる傾向がある
- 二重課税が発生する場合がある
米国株投資の主なデメリットについて説明をします。
為替変動リスクがある
米国株はアメリカの企業に投資をするので、米ドルの為替リスクがあります。2022年は115円から150円まで一気に円安が進みました。
しかし、その後15円から130円前半まで2ヶ月足らずで円高に進んでいます。
今後どのような動きをするかは分かりませんが、大きく円高に進むようだと、円に戻した時にマイナスになってしまう可能性があるのでデメリットといえるでしょう。もちろん、円安になった時はメリットになるので、一概にデメリットとはいえませんが、為替変動リスクがあるのは、米国株の注意点といえます。
取引コストが高くなる傾向がある
米国株は、日本株に比べて為替の手数料がプラスされるため、取引コストが高い傾向にあります。
また、日本株は非常に安い手数料で取引が可能です。
しかし、米国株を始めとする海外株の場合、日本株に比べて、そもそものコストが高い傾向にもあるので注意が必要でしょう。
長期保有を目的に購入するのであれば、手数料の高さはそんなに大きな問題にはならないかもしれませんが、短期で売買を繰り返す場合、大きな負担になってしまいます。
米国株のコストについては、証券会社によって大きく異なりますので、ご自身に合った証券会社を選ぶようにしましょう。
二重課税が発生する場合がある
米国株投資は、利益確定をした際、アメリカ現地で税金が発生し、日本国内でも税金がとられてしまう場合があります。確定申告をすれば税金は戻ってきますが、確定申告をしないとそのままアメリカと日本で二重に課税される場合があるので注意が必要です。
二重課税は、確定申告をすれば防げますが、知らないと無駄な税金を払うことになるので注意してください。
米国株投資には証券会社選びも大事-失敗しない証券会社の選び方
米国投資を行う際、証券会社選びは非常に重要です。
なぜなら、証券会社によって、米国株投資の手数料や取り扱い商品数などが大きく異なるからです。米国株投資をする際の証券会社の選び方の主な基準をまとめました。
- 信頼性・安全性で選ぶ
- 手数料・取引コストで選ぶ
- 取扱商品で選ぶ
- 分析力・情報力で選ぶ
わかりやすく説明をしますので、ぜひ参考にしてください。
信頼性・安全性で選ぶ
米国株投資を行う際は、信頼性や安全性を重視するようにしましょう。
日本の証券会社であれば特に問題は無いです。万が一、日本の証券会社が破綻してしまった場合でも日本のすべての証券会社は投資者保護基金に加入しているので1000万円までは保証されます。そもそも万が一破綻したとしても、破綻した証券会社が投資家のお金を持ち逃げしない限り、その時点での時価は保証されます。
しかし、海外の証券会社には安全性が怪しい業者もあるようです。そのような業者を使って取引をすると、後々大きなトラブルに巻き込まれてしまう可能性がありますので、絶対にやめましょう。今回紹介する証券会社に関しては、全て安心して利用ができるので参考にしてください。
手数料・取引コストで選ぶ
日本株に比べて、米国株の手数料は証券会社によって大きく異なります。米国株に力を入れている証券会社の場合、年々手数料を安くしているような業者もありますが、いまだに非常に高い手数料を取る証券会社もあるので注意してください。
また、日本円から米ドルに変える際の為替コストなども証券会社によって異なります。手数料や取引コストは、米国株で利益を出す上で非常に重要なポイントになりますので、こだわるようにしましょう。
取扱商品で選ぶ
取扱商品に関しても、各証券会社によって大きく異なります。日本株の場合であれば、東証1部、2部に上場されている企業の株はほとんどの証券会社で取引が可能です。
しかし米国株に関しては証券会社によって大きく取扱商品数は異なります。
数百銘柄しか取り扱っていない証券会社もあれば、数千銘柄取り扱いである証券会社もあります。
もちろん、銘柄数が少なくても、ご自身が投資したい会社に投資できれば問題ありません。ただし、やはり銘柄数が多ければ多いほど選択肢が広がるのは事実でしょう。米国株の投資を行う際は、取扱商品数にもこだわるようにしてください。
分析力・情報力で選ぶ
米国株の投資で利益を上げるためには、銘柄についてしっかり分析する必要があるでしょう。
日本株であれば、どの証券会社でも、ある程度同じような情報を手に入れられますが、米国株については、証券会社によってかなり差があります。
また、取引ツールについても、各証券会社によって違いがあるので注意してください。例えば、米国株に力を売っている証券会社であれば、米国株式法などを無料で見られます。
また、独自の分析ツールを取り扱っている証券会社もあるのでチェックするようにしてください。このように、米国株については、証券会社によって分析力や情報力がかなり異なりますので、注意して選ぶようにしましょう。
米国株のおすすめ銘柄に関するよくある質問は?
最後に、米国株のおすすめ銘柄に関するよくある質問をまとめてみました。ぜひ米国株投資をする際の参考にしてください。
これからおすすめできる成長株の米国株は何?
こちらについては、正確に予想するのは誰にもできません。
しかし、長期で見て、成長が期待される分野に投資をするのが良いでしょう。
例えば、ハイテク系の株式や医薬系、インフラ系の株式などは引き続き期待できるのではないでしょうか。
また宇宙分野など飛躍的な成長が期待できる分野も面白いでしょう。
米国株の安い銘柄はおすすめできる?
こちら銘柄によってケースバイケースです。一時的に売り込まれているだけで業績の今後の回復が期待できる株式であれば「買い」でしょう。
しかし、今後業績が回復する見込みもなく、業界全体も厳しい場合は、いくら株価が安くてもさらに下落する可能性が強いといえます。
米国株で長期保有がおすすめなものはどれ?
米国株で長期保有がおすすめな銘柄はズバリ連続増配を続けている銘柄です。
例えば今回紹介したジョンソンエンドジョンソンやアッヴィなどは長期保有に向いている銘柄といえるでしょう。
まとめ:米国株で大きな利益を狙う。
米国株は日本株に比べて値動きが良く、配当も高いため、非常に人気があります。
この記事を最後まで読んでいただいた方の多くは米国株に興味があり、記事を読んでいただいたのではないでしょうか。
しかし米国株で利益を出すためには、銘柄選定や取引をする証券会社が非常に重要になります。
証券会社によって特徴が違いますが、投資未経験でも簡単に始められるところもあります。
そこでおすすめしたいのが楽天証券です。利用者の78%が投資未経験のため、投資知識がなくてもサポートが手厚く安心して投資を始められる証券会社です。
後回しにするとやらない人が大半のため、口座開設がまだの人は今作ってしまいましょう。
ぜひ今回の記事を参考にしていただき、米国株の基礎知識を身に付け、米国株で大きな利益を狙う準備をしていただければ幸いです。
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