旺盛な半導体需要の基板を支える半導体ファウンドリー銘柄

半導体 アイキャッチ

パソコンやスマートフォンに代表される半導体の旺盛な需要が示すように、IoTといわれるあらゆるものをネットとつなぐ時代の到来に伴い、自動車や家電製品などに幅広く使用されています。

これまで半導体業界では、「シリコンサイクル」と呼ばれる3~5年程度の期間で好況と不況を繰り返してきました。しかし現在では、産業の基盤を支える重要な役割を持つ半導体は、ついに長期間の好況が続く「スーパーサイクル」に入ったともいわれています。

一方で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響があり、現在は世界的な半導体不足の状況がありましたが、にもかかわらず半導体の売上高は着実な成長を示しています。そこで今回は、世界の半導体供給を牽引する半導体ファブレスメーカーをご紹介します。

目次

[GFS/NASDAQ]グローバル・ファウンドリーズ

Global Foundries

世界第4位の米半導体受託製造会社です。元はアドバンスド・マイクロ・デバイシスの生産部門でしたが、2009年に分離独立し、2021年10月にナスダックへ上場しました。

2018年に7ナノ半導体の開発を中止しており、現在は12ナノ以前の半導体を受託生産しています。同社では、製造プロセス、知的財産タイトルと差別化されるトランジスタ、デバイス技術で構成されるライブラリを専門にしています。

集積回路(IC)設計の世界的リーダーをはじめとした顧客にサービスを提供しており、重要なアプリケーションの機能、パフォーマンス、および電力要件に最適化されるソリューションを提供しています。

「RF Silicon-on-Insulator」ソリューション、「Fin Field-Effect Transistor」などの差別化されたテクノロジープラットフォームが、コアテクノロジーポートフォリオに含まれます。

[TSM/NYSE]サムスン電子

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韓国に拠点を置く、主に電子製品の製造・販売をおこなう企業です。情報技術及びモバイル通信セグメントでは、コンピューター、携帯電話、ネットワークシステム、デジタルカメラ等を製造しています。

デバイスソリューションセグメントでは、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、フラッシュ、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT-LCD)などの半導体およびディスプレイ部品を提供しています。

コンシューマーエレクトロニクスセグメントでは、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの家電製品を製造。そしてHarmanセグメントでは、ヘッドユニット、スピーカーなどを製造し、国内市場及び海外市場に製品を販売しています。

特に半導体・部品部門は、世界の半導体市場の予想年間成長率9%を上回る成長を遂げるという見通しを立てています。

受託生産事業では、高い成長が見込まれる中国市場で新たな顧客獲得を目指しており、工場の操業を改善して供給能力を拡大することを重視しています。

[TSM/NYSE]台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)

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Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited TSMC has been the world's dedicated semiconductor foundry since 1987, and we support a thriving ecosystem of global customers and partners with the industry's l...

1987年にフィリップスと台湾政府、プライベート市場の投資家によって合弁会社として設立されました。2020年現在で58%超の世界の半導体市場シェアを有する、世界最大級の半導体ファウンドリです。

競争の激しいファウンドリ事業において、大規模で高度なテクノロジーを有することで高い営業利益率を維持しています。

また、業界全体がファブレス・ビジネスモデルへ移行しつつあることも追い風となり、ファウンドリのリーダー的企業として最先端のプロセス技術を求めるアップル、エヌビディアなど、強固な顧客基盤を有します。

北米、欧州、日本、中国、韓国に拠点を置き、製造する半導体はモバイルデバイス、高性能コンピューティング、車載エレクトロニクス、IoTなど、多種多様のアプリケーションで利用されています。

2020年5月、米国内に5nmテクノロジーでウエハーを製造し、生産能力は月産2万枚を製造する先端半導体ファブを建設、着工は2021年で2024年に生産を開始する予定です。

銘柄を絞れないという人におすすめ!半導体関連ETF

こうした個別株への投資が難しいと思われる方には、半導体株のETF(上場投資信託)を利用するという選択肢もあります。

半導体株の代表的なETF

・ヴァンエック半導体ETF
・iシェアーズ・セミコンダクターETF
・Direxion デイリー 半導体株 ブル3倍 ETF

ヴァンエック半導体ETF(SMH)

半導体セクターを中心に、米国で上場する時価総額および流動性の高い企業に投資。MVIS米国上場半導体25指数 (MVSMHTR)に連動し、各銘柄の保有率は20%以下と同等投資成果を目指しています。

iシェアーズ・セミコンダクターETF(SOXX)

半導体の設計、製造、及び販売を行う米国上場企業の株式で構成。米国に上々する半導体セクター銘柄で構成されている、ICEセミコンダクター・インデックス(ICESEMIT)と同等の投資成果を目指しています。

Direxion デイリー 半導体株 ブル3倍 ETF(SOXL)

半導体の設計、流通、製造、販売を手掛ける企業で構成。ICE半導体指数のパフォーマンスの3倍(300%)と同等の投資成果を目指しています。

ETFが連動する2つの半導体指数について

フィラデルフィア半導体(sox)指数

米国のフィラデルフィア取引所が発表する、調整時価総額加重平均指数です。

米国に上場している半導体の設計、流通、製造、販売を手がける、インテル、AMD、クアルコムなどの30銘柄で構成されています。

半導体企業の株価が上昇するとSOX指数も高くなり、一般的に世の中の景気が良いと判断されます。

同指数が前回高値を取ったITバブル期に比べ、IoT、自動運転、AIなどへの広がりにより、各段に半導体の重要性や存在感は増しています。

今や世界で最も大きな企業となった、アップル、グーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフトのGAFAMと呼ばれる各社の製品・サービスは全て半導体技術によって支えられているため、IT銘柄の動向を示唆する指標としても注目されています。

ICE半導体指数

アメリカに上場している半導体銘柄のうち、ICE Uniform Sector Classification スキーマによって半導体産業に分類されている銘柄の浮動株調整時価総額が最も大きい30銘柄の総合的なパフォーマンスを表す指数です。

これらの会社は、半導体企業はもちろん、LEDやOLED技術のために使われる電気伝導性をもつ素材を作っている会社、半導体関連の設備を提供、または半導体のパッケージ化やテストをしている会社までも含まれます。

つまり、半導体の製造から販売までに関わるすべての企業が対象となっています。

≪参考≫
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/36590?page=2
https://jp.reuters.com/companies/GFS.O
https://strainer.jp/companies/10408
https://jp.reuters.com/companies/005930.KS
https://jp.reuters.com/article/samsung-elec-agm-idJPKCN2LD0HM
https://www.tsmc.com/japanese/aboutTSMC/company_profile
https://www.bloomberg.co.jp/quote/SMH:US
https://us.kabutan.jp/stocks/SMH
https://us.kabutan.jp/stocks/SOXX
https://us.kabutan.jp/stocks/SOXL
https://smasma-research.com/ice-semiconductor-index/#
https://dream-chicken.com/soxl-soxs-soxx-etf-sox-ice-index/#index_id3

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