これからの米国株を牽引する!?「FAANG2.0」から宇宙関連株

米銀大手バンク・オブ・アメリカが、これまで株式相場を押し上げてきた米主要ハイテク企業5社の頭文字をとった「FAANG」から、次世代の「FAANG2.0」に移行したという議論を展開しました。

それを構成するのは、燃料(Fuels)、航空・防衛(Aerospace and defense)、農業(Agriculture)、原子力・再生エネルギー(Nuclear and renewables)、貴金属・鉱物(Gold and metals/minerals)であるとしています。今回はこの中から、世界的な開発競争が加速している宇宙関連銘柄をご紹介します。

目次

宇宙関連にまとめて投資できるETFを紹介

また、2021年後半には、商業衛星の設計、製造、打ち上げ、データ収集に焦点を当てた [SIDU/NASDAQ]サイダス・スペース、ピーター・ティールやARKファンドも投資したことで知られる、ドイツのレーザー通信製造会社[MYNA/NASDAQ]マイナリックや、カナダの衛星ブロードバンド企業 [TSAT/NASDAQ]テレサットが続けてナスダックに上場するなど人類最後のフロンティアと言われる宇宙ビジネスへの期待がさらにふくらみつつあります。

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≪参考≫
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/?OutSide=on&_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&getFlg=on&burl=search_market&cat1=market&cat2=report&dir=report&file=market_report_fo_america_220523.html
https://diamond.jp/zai/articles/-/275862
https://www.zoomy.club/invest/space-stock/
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/profile/RKLB#:~:text=%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%96USA%E3%81%AF%E7%B1%B3%E5%9B%BD,%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AB%E6%8E%A1%E7%94%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82
https://ussto.com/stock/BKSY

無重力体験と宇宙から地球を眺められる大気圏遊覧飛行[SPCE/NASDAQ]ヴァージン・ギャラクティック

https://www.virgingalactic.com

米国に拠点を置く、垂直統合型航空宇宙会社です。民間の個人・研究者向けに宇宙旅行サービスを提供しているほか、航空宇宙飛行機の製造を手掛けています。独自の技術を駆使し、顧客が数日間にわたる他では味わえない斬新な体験ができるよう設計された宇宙飛行システムを開発しています。

機体はニューメキシコ州スペースポートアメリカから打ち上げられ、宇宙船を双胴の飛行機(母船)で高高度まで運び、切り離した後はロケット噴射で大気圏を超え、宇宙空間で数分間にわたって無重力の世界を体験。

その後、大気圏に戻ってからは滑空して米国・ニューメキシコ州の基地「スペース・アメリカ」へ帰還します。乗客は数分間の無重力の体験と、宇宙から地球を眺めることができます。正式に営業を開始していないため、将来見込める売上高がどの程度になるのかはまだまだ見えません。2021年に世界のセレブであるリチャード・ブランソンを乗せた宇宙旅行が成功し、今後事業として軌道にのるかが注目されます。

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1日1回、低予算で小型ロケットの打ち上げを目指す[ASTR/NASDAQ]アストラ・スペース

独自の垂直統合されたテクノロジープラットフォームに基づき、衛星打上げおよびその他の宇宙サービスを提供するロケット技術企業です。小型の人工衛星を低軌道に低コストで打ち上げることを目的としています。

本社は、サンフランシスコからベイブリッジを渡った対岸のアラメダ旧米海軍基地跡地にあるため、広いスペースで研究開発ができるほか、そこから打ち上げを行うことも可能です。近年は半導体技術の進歩によって人工衛星のサイズがどんどん小さくなり、トースターくらいの小さな人工衛星でもこなすことが可能となりました。

また、地球から近い低軌道に人工衛星を打ち上げる場合、それほど大きなロケットは必要ないため、打ち上げ費用も低コストで済みます。そのため、最近の宇宙ビジネスの大半は低軌道を飛行する人工衛星によって創り出されています。同社のロケットは手間がかからず、作業員が4名ほどいれば打ち上げできることもあって、ゆくゆくは1日1回のロケット打ち上げを目指しています。

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打ち上げ用ロケットの設計・製造をおこなう航空宇宙企業[RKLB/NASDAQ]ロケット・ラブUSA

https://www.rocketlabusa.com

ロケット開発や宇宙機の設計・製造事業を手掛ける、米国の航空宇宙企業です。民間、防衛、および商業市場向けに宇宙へのアクセス頻度を上げ信頼性を高めるためのエンド・ツー・エンドのミッションサービスを提供しています。

打ち上げ用ロケット、エレクトロンとニュートロン、および、衛星プラットフォーム、フォトンの設計・製造をおこなっています。エレクトロンは、国家安全保障、科学研究、宇宙廃棄物削減、地球観測、気候監視、通信分野での活用を目的として、民間企業や公共機関向けに 100機以上の衛星を軌道上に投入されています。またフォトン衛星プラットフォームは、NASAの月・火星探査や民間初の金星探査ミッションに採用されました。

そしてさらに、新たなロケット「ニュートロン」の開発をおこなっている状況です。事業は、打ち上げサービス部門と宇宙システム部門からなります。日本、ドイツ、その他の国々でサービスを提供していますが、米国で主要な収益が生み出されています。

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人工衛星によって収集した地球観測の多彩なデータを提供[BKSY/NYSE]ブラックスカイ・テクノロジー

https://www.blacksky.com

バージニア州ハーンドンに本社を置く、米国のテクノロジー会社です。自社の衛星コンステレーションを活用して、世界各国において画像および関連データの分析サービスなどの提供をおこない、活動や施設の監視を世界的におこなっています。また、衛星および地上システムの開発、統合、運用を含むミッションシステムを、世界中の商業および政府の顧客に提供しています。

これらのシステムは、星座の観測だけでなく、さまざまな宇宙、モノのインターネット(IoT)、および地上ベースのセンサーとデータフィードの処理が可能です。製品は、政府の防衛と諜報活動で使用されたり、商業、建設、災害、気候、環境などの分野で活用されたりしています。

これらの情報は機密性が高く、外部に漏れてはいけないデータであるため、今後ずっとデータを買い続けられる資金が豊富な得意先に対し、長期的に提供することを狙っています。なお、同社の小型人工衛星は、すでに低軌道上で稼働しています。

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人工衛星による地球観測を民間企業が閲覧できるシステムを提供[SPIR/NYSE]スパイア・グローバル

https://www.spire.com

宇宙ベースのデータ、分析、宇宙サービスのプロバイダーです。多目的衛星コンステレーションを使用して、取得が困難な貴重なデータを調達し、予測ソリューションでデータを充実させています。

顧客がデータセットへのアクセスと、最終的な視点からの地球に関する強力な洞察を提供し、組織が信頼性、正確性、スピードをもって意思決定をおこなえるようにしています。

同じデータを何度でも重複販売できることから、1回当たりのアクセス・コストを低く抑えあれます。これにより、多くの民間ビジネスにとって、衛星データサービスがより身近になることを狙っています。小型人工衛星から地球を観測するビジネスをおこなっていますが、ブラックスカイが軍事関連を扱っているのに対して、同じようなデータを広くネットで公開し、複数の利用者に何度も再利用してもらうビジネスモデルとなっています。現時点では需要について未知数ですが、当たれば成長の伸び代が大きいことが予想されます。

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Planet:衛星コンステレーションの設計や打ち上げを行う会社

引用:Planet

Planetは衛星コンステレーションの設計や打ち上げを行う会社です。衛星コンステレーションとは、特定の方式に基づく多数個の人工衛星の一群・システムを指します。

高精度な地理空間データをオンラインプラットフォームで顧客に提供している会社で毎日世界中を設営しているのでタイムリーな情報を手にすることが可能です。2023年2月現在、株価は下落局面ですが、FRBの利上げ観測が落ち着けば株価を戻す可能性は十分にあります。技術力に定評のある会社です。

AST Spacemobile:楽天グループも出資!日本でも注目されている宇宙関連会社

引用:AST Spacemobile

AST Spacemobileは2022年9月に試験衛星「BlueWalker 3」のアンテナを軌道上で展開することに成功した会社です。

AST Spacemobileの衛星は携帯電話と直接5G通信ができるよう設計されているので楽天はこの技術に目を付けたのでしょう。楽天モバイルは巨額の赤字を計上していますが、AST Spacemobileが救世主になるかもしれません。2022年2月時点の株価は直近1年で見ると横ばいの状況が続いています。こちらもFRBの金利政策によって大きく左右されそうです。

Momentus:宇宙インフラ企業!

引用:Momentus

Momentusは宇宙空間での輸送サービスを提供するアメリカの宇宙企業です。比較的有名な企業なので日本人の方でも知っている方は多いのではないでしょうか?Momentusは人工衛星を搭載したシャトルが衛星を目的の軌道まで輸送するサービスである「ラストワンマイル」というサービスに取り組んでいることでも有名です。2023年2月現在、株価は下落基調ですが今後の展開に注目です。

Redwire: 国家安全保障や民間まで幅広い宇宙分野をカバー!

引用:Redwire

Redwireは国家安全保障や民間まで幅広い宇宙分野をカバーしているアメリカの宇宙企業です。 通信用アンテナ、宇宙仕様のセンサー、宇宙構造物、宇宙対応型製造装置、クラウド対応デジタルエンジニアリングソフトウェアなどを手がけている会社で、日本でも注目されている企業になります。2023年2月現在株価は盛り返してきており今後にさらに注目です。

Arqit Quantum:サイバーセキュリティ会社で量子暗号技術で住友商事と提携!

引用:Arqit Quantum

Arqit Quantumはイギリスに本社がある会社でサイバー攻撃に対するサイバーセキュリティ会社です。Arqit Quantum独自の量子暗号化技術を用いて、極めて高いサイバーセキュリティサービスを提供しています。しかも低コストでの提供をしており、非常に注目されている会社です。住友商事と量子暗号技術で連携をしていることから日本人にもなじみのある会社かもしれません。2023年2月現在株価は下落傾向にありますが今後に期待できます。

宇宙関連銘柄の米国株が取引できる証券会社5選-おすすめできる証券会社はどこ?-

宇宙関連銘柄の米国株で取引ができる証券会社は増えていますが、特におすすめの証券会社を紹介します。 米国株におすすめの証券会社は以下の通りです。

米国株におすすめの証券会社
  1. SBI証券
  2. 松井証券
  3. サクソバンク証券
  4. 楽天証券
  5. マネックス証券

    それぞれの特徴についてわかりやすく説明をします。

    SBI証券 松井証券 サクソバンク証券 楽天証券 マネックス証券
    取扱銘柄数 約4,500銘柄 約1,630銘柄 約6,500銘柄 約4,500銘柄 約4,600銘柄
    手数料 0.45% 0.45% 0.2% 0.45% 0.45%
    最低手数料 無料 無料 0.2% 無料 無料
    上限手数料 20米ドル 20米ドル なし 20米ドル 20米ドル
    為替手数料(1ドルあたり) 25銭 25銭 25銭 25銭 0銭

    SBI証券:取扱銘柄数・手数料ともに文句なし

    引用:SBI証券

    SBI証券は、取扱銘柄数、手数料など申し分のない内容になっています。米国株を取引するのであれば、SBI証券の口座は開いておいた方が良いでしょう。様々なキャンペーンも実施しており、非常に米国株に向いているネット証券といえます。

    <SBI証券の米国株>

    SBI証券 詳細
    取扱銘柄数 約4,500銘柄
    手数料 0.45%
    最低手数料 無料
    上限手数料 20米ドル
    為替手数料(1ドルあたり) 25銭

    SBI証券のキャンペーン情報

    2022年2月現在SBI証券では「米国株式の移管(入庫)で米株(現物&信用)手数料100%キャッシュバック!」キャンペーンを行っています。内容は移管にかかった金額を全額キャッシュバックしてくれるというものです。現物株・信用株ともに対象なので是非このキャンペーンを機会にSBI証券に米国株の移管をしてみてはいかがでしょうか?キャンペーンの期間は以下の通りです。

    • キャンペーン期間①:2023/2/1(水)~2023/2/28(火)
    • キャンペーン期間②:2023/3/1(水)~2023/3/31(金)

    松井証券:取引システムが使いやすい!

    引用:松井証券

    松井証券の米国株は取引手数料が低く、主要銘柄は一通り揃っているので、特に使い勝手に問題はありません。   そして松井証券の最大の特徴は取引システムが非常に使いやすいことです。チャートも見やすく本格的な取引をしたい方に特におすすめの証券会社になります。

    <松井証券の米国株>

    松井証券 詳細
    取扱銘柄数 約1,630銘柄
    手数料 0.45%
    最低手数料 無料
    上限手数料 20米ドル
    為替手数料(1ドルあたり) 25銭

    松井証券のキャンペーン情報

    2022年2月現在、松井証券では「米ドル買付為替手数料が無料」キャンペーンを実施しています。上限なしなので大口投資家にもおすすめです。通常だと片道25銭の為替手数料が無料になる非常にお得なキャンペーンです。是非この機会に松井証券で米国株の取引を始めてみてはいかがでしょうか?   キャンペーン期間は2023/2/13(月)~2023/3/31(金) です。  

    サクソバンク証券:取扱銘柄数がとにかく多い!

    引用:サクソバンク

    サクソバンク証券は、とにかく米国株の取り扱い銘柄数が多いです。約6500銘柄の取り扱いがあるので、マニアックな銘柄に投資したい場合も安心です。取引システムも非常に使いやすいためおすすめの証券会社になります。米国株で取引をするのであれば口座開設をしておいた方が良いでしょう。  

    <サクソバンク証券の米国株>

    サクソバンク証券 詳細
    取扱銘柄数 約6,500銘柄
    手数料 0.2%
    最低手数料 0.2%
    上限手数料 なし
    為替手数料(1ドルあたり) 25銭

    サクソバンク証券のキャンペーン情報

    2022年2月現在、サクソバンク証券では「ご紹介者様およびご紹介いただいたご家族やご友人へ特典プレゼント」キャンペーンを行っています。家族および友人が初回入金後30日以内に3回以上、取引した場合、紹介者へ5,000円、家族および友人へ4,000円がもらえるキャンペーンです。人数制限はないのでこれを機会にたくさん紹介しましょう。特にキャンペーン期間はないですがエントリーが必要なので注意してください。  

    楽天証券:取扱銘柄数、手数料など全てにおいて最高峰!

    引用:楽天証券

    楽天証券の米国株は、取扱銘柄数は非常に豊富ですし、手数料も安いです。また専用アプリも非常に使いやすく、スマートフォンでもパソコンと同様の取引が可能になります。信用取引も可能ですし、全ての面において最高峰のスペックを誇っているといって良いでしょう。

    <楽天証券の米国株>

    楽天証券 詳細
    取扱銘柄数 約4,500銘柄
    手数料 0.45%
    最低手数料 無料
    上限手数料 20米ドル
    為替手数料(1ドルあたり)

    25銭

    楽天証券のキャンペーン情報

    2022年2月現在、楽天証券では「<エントリー要>【NISA×米国株式】個別株の買付手数料80%キャッシュバックキャンペーン!」を行っています。NISAで米国株を購入した時の手数料の80%を還元してくれるキャンペーンです。実施期間は2023年2月1日(水)10:00~2023年2月28日(火)17:00です。エントリーが必要になりますので注意してください。  

    マネックス証券:米国株に非常に力を入れており、情報が豊富!

    引用:マネックス証券

    マネックス証券は、米国株に以前から力を入れているだけあって、情報が非常に豊富です。また取り扱い銘柄数や手数料も業界最高クラスといって良いでしょう。また、専用アプリも非常に使いやすく、パソコンと同様の取引が可能です。チャート分析などもしやすく、タイムリーに情報が入ってくるので、米国株に不慣れな方でも問題なく取引ができるでしょう。  

    <マネックス証券の米国株>

    マネックス証券 詳細
    取扱銘柄数 約4,600銘柄
    手数料 0.45%
    最低手数料 無料
    上限手数料 20米ドル
    為替手数料(1ドルあたり)

    0銭

    マネックス証券のキャンペーン情報

    2022年2月現在、マネックス証券では「米国株デビュー応援プログラム」を行っています。手数料の上限3万円まで米国株の手数料をキャッシュバックしてくれる素晴らしいキャンペーンです。特に期間はありません。是非このプログラムを機会にマネックス証券で米国株投資を始めて見てはいかがでしょうか?      

    まとめ:宇宙株の投資には未来がある!

    今回はおすすめの米国株の宇宙関連銘柄を紹介しました。宇宙分野はまだまだ未知の部分が多いですが、将来性は非常に高いです。大きな利益を出すには時間がかかるかもしれませんが。日進月歩で進化している業界であることを考えると株価が上がりきっていない今のうちに投資するのは良いでしょう。

    是非今回紹介したおすすめの証券会社を使って米国株の宇宙関連銘柄に投資をしてみてはいかがでしょうか?

     

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