今は仕込み場?オミクロン株による米国株市場の動向に注目

今は仕込み場?オミクロン株による米国株市場の動向に注目

南アフリカで新型コロナウィルスの新変異株「オミクロン株」が見つかり、すでにヨーロッパ、カナダ、香港、イスラエル、オーストラリアなどで感染者が確認されたという衝撃的なニュースが報じられました。報道を受けて各国の株式市場が下落、世界的な株安に見舞われました。アメリカではまだ感染者は確認されていませんが、オミクロン株の登場により、米国株市場はどう動くでしょうか。

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大きく下落した米国株市場

オミクロン株の世界的な感染確認が報じられた現地時間の先週金曜日、米国株は大きく下落しました。ダウ・ジョーンズ工業株価平均は1,000ポイント以上も下げ、34,899ドルとなりました。S&P500も2.3%下落し、今年2021年2月以来最大の落ち幅となりました。テックヘビーのNASDAQも2.2%下落しています。今週に入り、やや値を戻していますが、市場の不透明感は払しょくしきれていません。

リア充株の代表的銘柄が大きく下落

個別の銘柄では、旅行関連などのいわゆる「リア充銘柄」の下落が目立ちました。最近までにクルーズを再開したロイヤルカリビアンクルーズ(RCL)が13%、ユナイテッド航空(UAL)が10%、それぞれ下落しています。旅行関連銘柄に加え、エネルギー関連銘柄や金融関連銘柄の売りが目立ちました。

ワクチンで感染拡大を防げるか?

多くの市場関係者は、オミクロン株に有効なワクチンを開発し、接種を促すことで「日常」を維持できるかにかかっていると指摘します。ファイザーは、オミクロン株をターゲットにした新型ワクチンを100日で開発すると発表しています。

また、モデルナとジョンソンエンドジョンソンも、既存ワクチンのオミクロン株に対する有効性を確認していると発表しています。仮に有効なワクチンが供給できた場合、オミクロン株が市場に与える影響を最小限にとどめることが出来る可能性が高まります。

「アメリカへの上陸は避けられない」ファウチ博士

オミクロン株のアメリカへの上陸について、バイデン大統領の医療アドバイザーを務めるアンソニー・ファウチ博士は、「アメリカへの上陸は避けられない」としています。そして、仮にワクチンの有効性が確保できずに上陸を許してしまった場合、最悪のシナリオとしてパンデミックの再来となってしまうかも知れません。その場合、パンデミック再来による巣籠需要拡大を狙う機運が高まりそうです。

巣籠需要拡大をにらんでか、すでにZOOM(ZM)などの一部のハイパーグロース銘柄が値上がりし始めています。ダウ・ジョーンズ工業株価平均が1,000ポイントも下げた先週金曜日、ZOOMは13.1%も値上がりしています。別のハイパーグロース銘柄のファイバーインターナショナルも、同様に5.53%値上がりしています。

いずれにせよ、オミクロン株による米国株市場の動向については、オミクロン株の疫学的・医学的情報の収集と、ワクチンの有効性の確認を待つしかなさそうです。今後数週間は、米国株市場にとっても非常に重要なものになるでしょう。

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(参照サイト)
https://www.cbsnews.com/news/dow-jones-recovers-monday-covid-omicron-variant/

まとめ:ハイパーグロース銘柄には追い風になる可能性

感染拡大はどのように進むかはわからないですが、確実にいえることは感染拡大すれば巣篭需要が増えることです。

つまり巣篭需要に対して便利な製品などを展開している企業銘柄にとっては追い風になる可能性があります。

とはいえ上手く運用ができずに損をすることもあるでしょう。

資産を減らしてしまうのは避けたいところです。そこで最適なのがファンドを利用することです。

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訳も分からずに銘柄を選んで投資するより、運用成績がよい可能性が高いです。

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