バリュー株とは、企業価値と比較して株価が割安な水準にある株式です。
現状は知名度が低いことや、すでに成熟していて注目度が低いことが要因で割安であっても、将来的に注目が集まり株価が上昇する可能性があります。
バリュー株投資では、投資をしたものの割安なまま放置され、株価が上がらないといったリスクも存在するため、投資前にはマーケットや企業の将来性などをしっかりリサーチしましょう。
- おすすめの米国バリュー株
- バリュー株の特徴や注意点
- 米国バリュー株の選び方
今投資を検討したい米国株のバリュー銘柄5選-将来性があるものはどれ?-

米国のおすすめバリュー株として、以下の5社を取り上げます。
- エクソン・モービル(XOM):米国を代表するエネルギー株
- プロクター・アンド・ギャンブル(PG):不況に強い生活必需品セクター
- ジョンソン&ジョンソン(JNJ):堅調に推移する大手医療・ヘルスケアメーカー
- アメリカン・エキスプレス(AXP):金融や旅行関連事業を展開する安定した企業
- ウォルマート(WMT):長年株価が堅調に推移している米大手小売チェーン
項目 | エクソン・モービル | プロクター・アンド・ギャンブル | ジョンソン&ジョンソン | アメリカン・エキスプレス | ウォルマート |
---|---|---|---|---|---|
セクター | エネルギー | 一般消費財 | 医療関連 | 金融 | サービス |
株価収益率(PER) | 7.66倍 | 23.64倍 | 22.6倍 | 15.98倍 | 28.28倍 |
株価純資産倍率(PBR) | 2.13倍 | 7.29倍 | 5.25倍 | 4.74倍 | 4.61倍 |
自己資本比率 | 52.85% | 39.75% | 40.99% | 10.82% | 34.0% |
上記の株式はいずれも異なるセクターに属しています。
バリュー株に該当するかどうかは同業種の企業と比較することが重要です。
今回取り上げるバリュー株で投資を検討しているものがあれば、同業他社の株価収益率などがどれくらいの水準かも確認してみることをおすすめします。
また、業績や株価の推移もリサーチし、リスクが高すぎないか検討を重ねることも重要です。
エクソン・モービル(XOM):米国を代表するエネルギー株

株価収益率(PER) | 7.66倍 |
株価純資産倍率(PBR) | 2.13倍 |
自己資本比率 | 52.85% |
2022年12月期(連) | 2021年12月期(連) | 2020年12月期(連) | |
---|---|---|---|
売上高 | 413,680,000千 | 285,640,000千 | 181,502,000千 |
営業利益 | 78,551,000千 | 32,181,000千 | -27,725,000千 |
当期利益 | 55,740,000千 | 23,040,000千 | -22,440,000千 |
エクソン・モービルは米国最大手のエネルギー関連会社です。
原油、天然ガスの探鉱、生産、輸送や石油製品の製造などを行っています。
企業規模や株価の推移など堅調に推移しているので、安定したバリュー株と言えるでしょう。
プロクター・アンド・ギャンブル(PG):不況に強い生活必需品セクター

株価収益率(PER) | 23.64倍 |
株価純資産倍率(PBR) | 7.29倍 |
自己資本比率(%) | 39.75% |
2022年6月期(連) | 2021年6月期(連) | 2020年6月期(連) | |
---|---|---|---|
売上高 | 80,187,000千 | 76,118,000千 | 70,950,000千 |
営業利益 | 17,813,000千 | 17,986,000千 | 15,706,000千 |
当期利益 | 14,742,000千 | 14,306,000千 | 13,027,000千 |
プロクター・アンド・ギャンブルは日本でも馴染みのある、米国大手の一般消費財メーカーです。
業績は安定しており、株価も比較的堅調に推移していることから、長期投資に向いています。
一般消費財は不況でも一定の需要があるため、リスク分散のための投資先として検討することも有効でしょう。
ジョンソン&ジョンソン(JNJ):堅調に推移する大手医療・ヘルスケアメーカー

株価収益率(PER) | 22.6倍 |
株価純資産倍率(PBR) | 5.25倍 |
自己資本比率(%) | 40.99% |
2023年1月期(連) | 2022年1月期(連) | 2021年1月期(連) | |
---|---|---|---|
売上高 | 94,943,000千 | 93,775,000千 | 82,584,000千 |
営業利益 | 23,382,000千 | 23,395,000千 | 19,486,000千 |
当期利益 | 17,941,000千 | 20,878,000千 | 14,714,000千 |
ジョンソン&ジョンソンは主に医薬品の製造や販売で知られる大手医療・ヘルスケア企業です。
株価はここ10年間で順調に右肩上がりしています。
また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で経済が停滞した2019年、2020年あたりでもその事業内容から業績は安定しています。
このことから、信頼度の高いおすすめの投資先と考えられるでしょう。
アメリカン・エキスプレス(AXP):金融や旅行関連事業を展開する安定した企業

株価収益率(PER) | 15.98倍 |
株価純資産倍率(PBR) | 4.74倍 |
自己資本比率(%) | 10.82% |
2022年12月期(連) | 2021年12月期(連) | 2020年12月期(連) | |
---|---|---|---|
売上高 | 55,625,000千 | 43,663,000千 | 38,185,000千 |
営業利益 | ー | ー | ー |
当期利益 | 7,514,000千 | 8,060,000千 | 3,135,000千 |
アメリカン・エキスプレスはクレジットカードの発行や投資信託などの金融事業、旅行傷害保険などの旅行関連事業を手掛ける銀行持株会社です。
売上高は徐々に伸びており、株価は数年単位の推移で見れば波があるものの、過去10年間の推移では着実に上昇しています。
金融株であるため、米国の政策金利の動向にも注目しておくことをおすすめします。
ウォルマート(WMT):長年株価が堅調に推移している米大手小売チェーン

株価収益率(PER) | 28.28倍 |
株価純資産倍率(PBR) | 4.61倍 |
自己資本比率(%) | 34.0% |
2022年1月期(連) | 2021年1月期(連) | 2020年1月期(連) | |
---|---|---|---|
売上高 | 572,754,000千 | 559,151,000千 | 523,964,000千 |
営業利益 | 25,942,000千 | 22,548,000千 | 20,568,000千 |
当期利益 | 13,673,000千 | 13,510,000千 | 14,881,000千 |
ウォルマートは米国大手の小売チェーンです。
売上高・利益ともに安定しており、株価も10年間で見れば堅調に推移しています。
したがって、長期的な投資に向いている銘柄と言えるでしょう。
バリュー株とはそもそもどんなもの?

バリュー株とは、企業の本質的な価値と比較し、株価の水準が割安であると判断される株式です。
現時点では過小評価されていると考えられる株式であるため、将来的に価値が見直されて株価が上昇する可能性も秘めています。
一方、割安なまま評価が上がらず株価も上昇しないリスクもあるため、しっかり見極めることが重要です。
以下でバリュー株について理解を深めましょう。
バリュー株の特徴
バリュー株の特徴としては、以下が挙げられます。
- 株価の値動きが小さい
- 注目されれば株価が上昇する可能性がある
バリュー株は、例えば金融業などすでに成熟した業界に多く見られる傾向があります。
一般的に、バリュー株は株価の値動きが比較的小さいため、大幅な値下がりのリスクを抑えながら運用することができるのが特徴です。
市場からの評価が低いうちに買い付けることができれば、投資家からの注目が集まったときに株価が上昇して大きな利益を得られる可能性があります。
したがって、バリュー株投資においては、業界の成熟度やこれからの展望を予測しながら投資することが重要です。
また、株価に対して配当利回りが高い場合もバリュー株と考えられますが、株価の推移も見ながら投資先を判断しましょう。
バリュー株のリスク
バリュー株への投資リスクとしては、以下が考えられます。
- 株価が上昇しない可能性
- 短期では利益を得にくい
バリュー株へ投資する際には、その銘柄がなぜ割安と判断されているのかを見極めることが重要です。
すでにそのバリュー株が属しているマーケットが縮小している、あるいは成熟していて成長は見込めない場合、株価が上昇しない可能性があります。
バリュー株が市場から評価されるためには一定の時間がかかることも予測されます。そのため、バリュー株へ投資をして短期で利益を得ることは一般的には難しいと考えられます。
投資しようとしているバリュー株の業績、業界の動きや株価などを見て総合的に長期保有するメリットがあるかどうか判断しましょう。
バリュー銘柄関連の米国株式市場の概要

日本の株式市場と比較して、米国の株式市場は値動きがダイナミックです。また、株主還元への意識が強いことも特徴の一つでしょう。
米国株式市場の主な指標としては「ダウ平均株価」、「ナスダック指数」や「S&P500」があります。
これから米国株投資をする上で、特徴や主要な指標について理解しておきましょう。
米国株式市場の特徴
米国株式市場の特徴として、以下が挙げられます。
- 世界経済をけん引する企業が多数ある
- 値幅制限がない
- 連続増配している銘柄が多い
米国株式市場では、アップルやアルファベットなどグローバルに展開する大企業が多数存在しています。また、長期的には相場は堅調に推移しているので、長期保有にも適しているでしょう。
日本の株式市場と違い値幅制限がないため、大きな損失が出る可能性もあるものの、上手く行けば大きなリターンを得られる可能性もあります。
また、株主還元への意識が強いことも特徴の一つです。中には60年以上も連続で増配している企業も多数存在しています。
米国株式へ投資では、個別銘柄の動きだけではなくマーケット全体の動きを理解しつつ投資先を選ぶことが重要です。
米国株式市場の主要指標
米国株式市場の代表的な指標として以下が挙げられます。
- ダウ平均株価
- ナスダック指数
- S&P500
ダウ平均株価とは、ニューヨーク証券取引所とナスダック市場に上場している30の優良銘柄の株価を基に算出されています。
ナスダック指数には「ナスダック100指数」と「ナスダック総合指数」があります。
ナスダック指数100は、金融業を除いた時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均で計算されています。また、ナスダック総合指数は、ナスダック市場に上場する約3,000銘柄の時価総額加重平均で計算された指数です。
S&P500はニューヨーク証券取引所、NYSE American、ナスダックに上場する銘柄のうち時価総額の大きい主要な500社の時価総額加重平均で算出される指標です。
いずれも米国における主要な株式の指標であるため、投資をする際は上記の指数は押さえておくことをおすすめします。
米国株におけるバリュー株の選び方

米国株におけるバリュー株を選ぶ上で、以下の3つの分析方法について理解を深めておきましょう。
- 株価収益率
- 株価純資産倍率
- 自己資本比率
バリュー株を選ぶにあたっては、上記の分析を行うだけでなく、業績や株価の推移などもしっかりチェックしておくことが重要です。
まずは基本的なバリュー株の分析方法について下記で解説していきます。
価格収益率の分析方法
株価収益率(PER)とは、1株当たり純利益に対して株価が何倍の価値になっているのかを示すものです。もう少し簡単に言うと、株価収益率は株価と企業の収益力を比較することで、その株式が割安か割高かを判断する際に活用されます。
具体的には以下の計算式で算出します。
株価収益率(PER)=株価÷1株当たり純利益
一般的に上記の計算式で算出された数字が大きいほど割高、小さいほど割安と考えられています。
ただし、割高・割安を判断する明確な基準はないため、同業種の株式、実績と予測などのデータから判断する必要があります。
割安と判断されている理由を精査しつつ、米国株式でバリュー株を探す際はPERの数値を一つの基準にしてみても良いでしょう。
株価純資産倍率の分析方法
株価純資産倍率(PBR)とは、株価が1株当たり純資産の何倍まで買われているのかを示すものです。
企業の資産価値に対して現在の株価が割高か割安かを判断する目安として活用され、株価収益率(PER)と同様にバリュー株を選ぶ上で重要な指標です。
具体的には以下の計算式で算出します。
株価純資産倍率(PBR)=株価÷1株当たり純資産
株価収益率(PER)と同様、上記で算出された数値が小さいほど割安であると考えられています。
ただし、バリュー株の選定においては同業種との比較や実績・予測などを参考にして判断することが重要です。
株価収益率と株価純資産倍率は両方チェックし、なぜ割安・割高と判断されているのか精査してから投資の判断を下しましょう。
自己資本比率の分析方法
自己資本比率とは、総資本のうち純資産が占める割合をいいます。
自己資本比率=自己資本÷総資本×100
自己資本比率が高いということは、それだけ借入など他人からお金を借りている部分が少なく財務状況が健全であると判断できます。
逆に、自己資本比率が低いと借入など他人資本の割合が大きく、財政面での安全性が低いと考えられます。
バリュー株を選ぶ上では、その株式が割高か割安かを見ることも重要ですが、そもそも投資しようとしている企業の財務状況がしっかりしているか確認する必要があります。
極端に自己資本比率が低ければ、業績の悪化や株価が上昇しない可能性が高いです。将来的に株価が上昇しなければバリュー株を選んだ意味がなくなるため、財務状況についても投資前に調べておきましょう。
米国株におけるバリュー株の投資戦略

ここでは米国株におけるバリュー投資の投資戦略について解説します。
バリュー株とよく比較されるものとして、成長株があります。バリュー株投資を始める前に、成長株についても理解しておくことで投資の幅を広げることができます。
また、バリュー株への投資で重要になるのがファンダメンタルの分析です。バリュー株投資で注意すべきバリュートラップとともに、ポイントを押さえておきましょう。
成長株との違い
バリュー株は割安であると判断されている株式であるのに対し、成長株とは成長率が高く、招待的な企業の発展や株価上昇への期待値が高い株式をいいます。
成長段階の株式であるため、バリュー株と比較して株価の値動きが大きい点が特徴です。
その分短期間で利益を得られる可能性があるものの、同時に損失も大きくなるリスクもあります。成長株へ投資する際は、株価が堅調に推移しているかどうか確認してみましょう。
また、バリュー株はマーケットが成熟した業種に見られるのに対し、成長株はこれから市場が拡大していくことが見込まれる業種に多くあります。
米国株は日本株よりも情報を仕入れる難易度が上がるため、リサーチには時間をかけることをおすすめします。
ファンダメンタル投資の戦略
ファンダメンタルズとは「経済の基礎的条件」をいい、例えば国の経済成長率、物価上昇率、あるいは企業における売上高や利益、資産や負債などが該当します。
バリュー株投資は長期保有する中で評価が元の水準に戻り、株価の上昇を期待する投資方法です。
したがって、国や企業の動向が株価へ与える影響を考えながら投資するファンダメンタルズ投資と相性が良いとも言えるでしょう。
ファンダメンタルズ投資においては、すでに解説した米国株式市場における主要な指標を追うこともポイントの一つです。
S&P500などがどういった要因で上下しているのかを分析することで、投資しようとしているバリュー株とその業種の展望を予測できるかもしれません。
バリュートラップへの注意点
バリュートラップとは、割安と判断されている株式がずっと放置されて割安なままとなっている状態をいいます。
バリュー株は企業価値と比較して市場評価が低いことで割安と判断されていますが、せっかく投資をしてもそのまま放置されていたのでは株価上昇も期待できません。
すでに解説した株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)はバリュー株投資を行う上で重要な指標となるものの、それだけを見て判断するのは危険です。
成熟した企業・業界へ投資をする場合などは、これから株価が上昇する要素があるかどうかしっかり分析しましょう。
バリュー株投資は短期で利益を得るのは難しいという特徴がありますが、長期保有しても割安なまま放置されると利益が出ません。割安と判断されている期間がどれくらい続いているのか、株価の推移と合わせて確認することをおすすめします。
米国株のおすすめバリュー株に関するよくある質問は?

ここでは米国株のおすすめバリュー株に関する以下の質問について答えていきます。
- バリュー株とグロース株の違い
- バリュー株投資の注意点
- バリュー株の成長性
- バリュー株とインカム株の違い
- バリュー株と長期投資の相性
まとめの意味も含め、ここでもう少しバリュー株についての理解を深めておきましょう。
バリュー株とグロース株の違いは何ですか?
バリュー株は割安と判断される株式であり、グロース株はこれから大きく成長すると見込まれる株式です。
バリュー株はすでに成熟している業種などに見られ、株価の値動きは比較的小さいことが特徴です。将来的に市場からの評価が見直されると株価の上昇が期待できますが、割安のまま放置されてしまう可能性もあります。
グロース株はこれから発展する業種などに見られ、株価の値動きもバリュー株より大きいことが特徴です。そのため、短期で利益を得られる可能性はありますが、同時に損失も大きくなるリスクもあります。
両者に投資すればリスク分散もできますが、投資前には銘柄分析やファンダメンタルズ分析をしっかり行いましょう。
バリュー株に投資する際の注意点はありますか?
一番注意すべきなのは「バリュートラップ」です。
バリュートラップとは、バリュー株が割安なまま放置されて株価が上昇しない状態をいいます。
株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)だけを見て割安・割高を判断すると、せっかく投資したのに株価の水準が戻らないケースもあり得ます。
バリュー株へ投資する際には、そのマーケットの成長性、企業の業績や株価の推移など多角的な視点から投資する価値を判断することが重要です。
ファンダメンタルズ分析も行い、長期的な動向を予想することもポイントの一つでしょう。
また、バリュー株と性格のことなるグロース株にも投資することで、リスク分散効果が期待できます。
バリュー株は成長性があるのでしょうか?
事業の内容等によっては成長が期待できることもあります。
バリュー株は注目度の高くない銘柄であるため、まずは割安と判断されている理由を探ることが重要です。
例えば知名度が低く割安となっている場合は、将来的な事業規模の拡大などにより株価水準が見直され、株価が上昇していく可能性があります。
一方、すでに成熟している業界のバリュー株は、今後も割安のまま放置されて株価も思うように上がらない可能性も否定できません。
したがって、バリュー株投資では割安度合いを示す指標だけではなく、同業種の株式がどう評価されているかもリサーチしてみることをおすすめします。
マーケット全体の変化によって現在はバリュー株となっていても評価が変わる可能性はあるため、長期的な目線を持って分析してみましょう。
バリュー株とインカム株の違いは何ですか?
インカムとは、株式や債券に投資して得られる利息や配当金などをいいます。したがって、インカム株とは一定期間ごとに分配金が受け取ることができる株式です。
米国では株主還元への意識が高いため、何十年も連続で増配している企業が多数存在しています。配当目的で投資をするのであれば、連続増配している企業や高配当な企業を探してみましょう。
バリュー株は企業価値から見て株価が割安と判断される株式をいいます。
バリュー株の中にも配当金が受け取れる株はあるため、投資の前に確認してみましょう。
ただし、そのバリュー株が株価水準も割安のまま放置される可能性もあります。業績悪化などによって減配されるリスクもあるため、バリュー株やインカム株というだけで判断しないことが重要です。
バリュー株は長期投資に向いているのでしょうか?
バリュー株は長期投資に向いています。
市場から注目が集まって株価が適正と思われる水準に戻るには、一定の期間が必要と考えられます。
そのため、バリュー株は長期保有するつもりで投資することをおすすめします。
ただし、割安なままずっと放置される「バリュートラップ」になる可能性もあります。バリュー株を買付けるのであれば、いつまで保有するのか、株価がどれくらいになったら売却するのか、あらかじめ自分の中でラインを決めておくと良いでしょう。
逆に短期で利益を狙うのであれば、バリュー株よりもグロース株の方が向いています。
自分の投資スタイルにはどのようなタイプの株式が合うのか、検討してから投資することが重要です。
まとめ:銘柄分析をしてバリュー株投資を始めよう
バリュー株は市場から割安と判断されている株式であり、一般的には大幅な値下がりリスクは低い方とされています。
そのため、将来的に注目が集まれば大きな利益が得られる可能性もあり、今回解説した株価収益率などを見てバリュー株を探してみると良いでしょう。
バリュー株を選ぶ上では、なぜ割安と判断されているのか、その期間がどれくらい続いているのかをしっかりリサーチすることが重要です。
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