オンライン学習の拡大で注目を集めるチェグという会社

コロナの影響により、世界中の学生たちがオンラインでの学習を余儀なくされています。一方、特に感染が爆発的に広がっているアメリカで、チェグというEdTech企業が注目を集めています。チェグについて、その業績や今後の展望などの情報とともにお伝えします。

チェグという会社について

チェグ(Chegg)【CHGG】は、2005年にジョッシュ・カールソンら三人のアイオワ州立大学の学生が立ち上げた会社です。チェグはChickenとEggを合わせた造語で、元々の意味は「卵が先か、鶏が先か」だそうです。チェグは設立当初、教科書のレンタル・売買サイトを展開していました。

チェグの現在の主事業は、大学生や受験生を支援するオンラインプラットフォームの提供です(なお、教科書のレンタル・売買事業も引き続き行っています)。チェグのプラットフォームはサブスクリプション方式で提供され、月14.95ドルのフィーを支払うと「チェグ・スタディ」「チェグ・ライティング」などのサービスが無制限で利用できます。

「チェグ・スタディ」は、宿題などでわからない問題があった際にスマホ画像をチェグに投稿できる仕組みです。投稿すると30分程度でエキスパートが回答してくれます。「チェグ・ライティング」は、受験者のエッセイなどを査読・校正してくれるサービスです(なお、アメリカではエッセイ・ライティングが広く行われており、エッセイの査読を求めるニーズが一定数存在しています)。いずれも理系の学生たちを中心に広く利用されています。

コロナ禍でも業績好調

そんなチェグですが、コロナ禍でも業績好調です。チェグのIR資料によると、チェグの2019年12月末決算での売上高は4億1093万ドル(約431億4765万円)で、前年同期の3億2108万ドル(約337億1340万円)から27.98%増加しています。長らく続いていた営業赤字も、前年のマイナス622万ドル(約6億5310万円)から1782万ドル(約18億7110万円)の黒字に転換しています。なお、チェグは2013年11月にニューヨーク証券取引所に上場しています。

参考
https://www.reuters.com/companies/CHGG.N/financials

バイデン政権の政策も好影響

コロナで学生ローンの支払いに苦しむ学生を救済するため、バイデン大統領は先月末までで終了予定であった連邦政府の学生ローンの支払い猶予を、9月末まで延長する大統領令に署名しました。利息も引き続き0%に設定され、多くの学生たちに金銭的な余裕を与えるとされています。

あるアナリストは、学生に対して温情的な政策を採るバイデン政権の発足が、チェグを含むEdTech市場拡大の要因になると指摘しています。コロナの影響によりオンライン教育が世界的に広がる中、チェグのビジネスもさらなる拡大が期待できそうです。

(参照サイト)
https://www.reuters.com/companies/CHGG.N
https://www.freep.com/story/money/personal-finance/susan-tompor/2021/01/27/student-loan-payments-executive-order/6657794002/

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