米株式市場騒然!ゲームストップ株が乱高下している理由とは?

米株式市場がゲームストップ騒動により騒然としています。ニューヨーク証券取引所で取引されている大手ビデオゲーム販売チェーンのゲームストップ株が乱高下を繰り返し、取引が規制されるなどの事態に至っています。ゲームストップ株が乱高下している理由は一体何なのでしょうか。その背景などを解説します。

ヘッジファンドの標的になったゲームストップ株

そもそもの発端となったのは、ヘッジファンドによるゲームストップ株の「カラ売り」です。1984年設立のゲームストップは世界最大のビデオゲーム販売チェーンですが、オンラインゲームの世界的な台頭などにより近年は業績が低迷、同時に株価も低迷していました。それにヘッジファンドが目を付け、同社の株を大量にカラ売りすることで莫大な利益を得ていたのです。

しかし、ゲームストップ株は直近最安値の2.57ドルから突如値を上げ始め、現地時間の2021年1月28日には483ドルの高値を付けました。デイトレーダーなどのアメリカの個人投資家が大量の「買い」を入れたからです。

掲示板サイトRedditに個人投資家が集結

個人投資家は掲示板サイトReddit(レディット)に集結、情報を共有しながらゲームストップ株の買いを入れる共同作戦に出ました。その背景には、特定の集団が弱者から利益を搾取することを許さない、アメリカの個人投資家の「怒り」があったとされています。ゲームストップ株の上昇はさらに個人投資家を呼び込み、最安値から1万8千%も上昇するという、米株式市場近年まれに見る異常事態となりました。

ロビンフッドが突如制限へ

一方、株式売買アプリ開発のロビンフッドが、突如ゲームストップ株の売買を制限すると発表して、一連の騒動に水をかけました。ロビンフッドがゲームストップ株の売買を制限するとした理由は不明ですが、それにより、カラ売りで逆に莫大な損失を生じていたヘッジファンドは一息つく形になりました。

ロビンフッドの制限に対し個人投資家達は直ちに反発、米国金融業規制のガイドラインに反するとして集団訴訟を起こす構えを見せています。ゲームストップ株は、現地時間の1月29日325ドルで取引を終え、引き続き高値での取引が続いています。一方、一部のメディアは、個人投資家の反発を受け、ロビンフッドがゲームストップ株の売買制限を緩和する意向を示していると報道しています。

現在進行中のゲームストップ騒動は、アメリカにおける「持てる者」と「持たざる者」、あるいは「力のある者」と「力のない者」との対立と分断を象徴する事象になりつつあるようです。ゲームストップ株の乱高下は、今後しばらくは続くことになりそうです。

(参照サイト)
https://www.nytimes.com/live/2021/01/28/business/us-economy-coronavirus
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/01/post-95521_2.php

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