【今後に注目】GAFAMの決算結果を振り返ろう

GAFAMの四半期決算が出揃いました。ビック・テックの決算は、世界情勢にも大きな影響力があるので見逃せません。

今回はIT関連事業で世界をけん引している、GAFAMの企業情報や株価の推移を解説していきます。

目次

GAFAMとは

GAFAMとは、米国のIT企業を代表するGoogle、Apple、Meta (旧:Facebook) 、Amazon、Microsoftの5社の頭文字をとった造語になります。5社合計の時価総額は9.5兆ドルに達し、米国の代表的な株価指数S&P500の23%を占める数字になります。

これは東証プライム合計の3,771社合計の時価総額を上回っている計算になります。つまり日本の上場企業が束になっても米国の大手5社に敵わないほどの影響力です。それだけGAFAMは世界各国での利用が浸透し、普段の生活には欠かすことのできないサービスを提供していることになります。

GAFAM銘柄の決算

ここでは、GAFAM銘柄の決算をご紹介します。

アルファベット(GOOG)

事業概要

アルファベットはカリフォルニア州に本社を置く、インターネット関連企業です。検索サイト・グーグル「google.com」を運営するほか、検索エンジン、オンライン広告を主軸に、携帯電話「アンドロイド」、ブラウザ「クローム」等の独自OSを展開しています。

EPS(一株あたり利益)

2022年7月の第2四半期決算発表後のEPS実績は、1.21ドルでアナリスト予想の1.30ドルを下回りました。

アルファベットの株価の推移

出典:ヤフーファイナンス

横ばいの株価状況でしたが、2022年1月から米連邦準備理事会 (FRB) の利上げが強くなる見通しにより急落します。一時は上昇したものの4月26日に発表した第1四半期決算は、売上高が市場予想を下回り再び大幅な下落となりました。

ガイダンス(CEOのコメントなど)

第2四半期の決算は前年同期比の13%増の総売上高は698億8500万ドルとなりました。おもな収入源であるGoogle広告、YouTube広告などの広告収入は、増加したもののアナリストの予想は下回り成長が鈍化したとの判断となりました。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

事業概要

アマゾン・ドット・コムは米国のワシントン州シアトルに本社を置く、オンライン小売最大手・テクノロジー企業です。日用品、書籍、家電、など幅広い商品販売はもちろんのこと、出品から発送までのサービスを一手に行っています。

またサブスクリプションビジネスのアマゾンプライムなど、幅広いビジネスを展開しています。

EPS(一株あたり利益)

2022年7月の第2四半期決算発表後のEPS実績は、-0.2ドルでアナリスト予想の-0.12ドルを下回りました。

アマゾンの株価の推移

出典:ヤフーファイナンス

2021年は横ばい状態でしたが2022年に入りウクライナ情勢の不安定な経済状況により下落。4月には一度回復しましたが2015年以来、6年半ぶりの赤字決算発表により大幅に下落を迎えます。しかし7月の第2四半期の売上高が市場予想上回ることにより株価が急騰し、年初来安値から40%近く回復しています。

ガイダンス(CEOのコメントなど)

第2四半期の決算は、前年同期比の7%増の総売上高1,212億ドルとなり、市場予想価格の1,191億ドルを上回りました。事業自体は比較的好調だったものの、米EV企業Rivianの出資により39億ドルの評価損を計上したためです。

メタ・プラットフォームズ(META)

事業概要

メタ・プラットフォームズは米国のカリフォルニア州に本社を置く、ソーシャルネットワークサービスです。世界的に利用されているFacebookやInstagramを展開し、近年ではVRゴーグルなどの次世代技術にも注力しています。

EPS(一株あたり利益)

2022年7月の第2四半期決算発表後のEPS実績は、2.46ドルでアナリスト予想の2,55ドルを下回りました。

メタ・プラットフォームズの株価の推移

出典:ヤフーファイナンス

2021年は横ばい状態でしたが、2022年の2月に発表した2021年の四半期決算Q4で、ユーザー数の伸び悩みの発表と2022年の四半期決算Q1での見通しが市場予想を下回ったことにより一時27%安となる暴落となりました。GAFAM史上、最大の下げ幅でその後の7月の決算報告では四半期ベースで初の減収となったため、下落トレンドが続く見込みです。

ガイダンス(CEOのコメントなど)

第2四半期の決算は、前年同期比の1%減の総売上高は288億2,200万ドルとなり、市場予想価格の289億ドルを下回りました。今後の柱として見据えるメタバース関連が営業損失は28.1億ドルと拡大したのが要因。

アップル(AAPL)

事業概要

アップルは米国のカリフォルニア州に本社を置く、大手IT機器サービス業です。主要製品はMac、iPhone、Apple Watchなどの通信デバイスで、iOSやiCloud、ApplePayなどのデジタルコンテンツやアプリも展開しています。

EPS(一株あたり利益)

2022年6月の第2四半期決算発表後のEPS実績は、1.2ドルでアナリスト予想の1.16ドルを上回りました。

アップルの株価の推移

出典:ヤフーファイナンス

2021年は11月まで横ばい状態でしたが、EV事業の自律自動運転参入やアナリストの目標株価上昇のニュースもあり上昇しました。2022年5月に入るとコロナの影響で、サプライチェーンの制約や中国のロックダウンの影響が懸念され、株価が下落。しかし7月にはiPhoneの販売実績が好調との発表があり、株価が上昇しています。

ガイダンス(CEOのコメントなど)

第3四半期の決算は、前年同期比の1.87%増の総売上高は830億ドルとなり、市場予想価格の828億ドルを上回りました。iPhoneとiPadの売れ行きは好調でしたが、MacやApple Watchなどのウェアラブル端末が予想に届きませんでした。

マイクロソフト(MSFT)

事業概要

マイクロソフトは米国のワシントン州に本社を置く、ソフトウエア開発大手です。主にWindowsの開発、サポート、ライセンス供与を行っています。また業務効率化アプリケーション、家庭用ゲーム機の提供も行っています。

EPS(一株あたり利益)

2022年6月の第2四半期決算発表後のEPS実績は、2.23ドルでアナリスト予想の2.29ドルを下回りました。

マイクロソフトの株価の推移

出典:ヤフーファイナンス

2021年から4月まで横ばい状態でしたが、4月に同社の商用オフィス365の減速が指摘され株価が低下。また6月の第4四半期のガイダンスを公表し、ドル高によるEPSの下方修正もあったため下落トレンドとなりました。しかし7月末の第4四半期の営業利益率は、前年に続き42%という20年ぶり高水準の業績のため、株価が急伸しました。

ガイダンス(CEOのコメントなど)

第3四半期の決算は、総売上高518億ドルとなり市場予想価格の524億ドルを下回りました。しかし23年度の売上高と営業利益が2桁の伸び率になると予想され、ドル高による海外の影響は交代するとの見通しで株価は上昇の見込みです。

GAFAM決算まとめ

市場の影響力が大きいGAFAMの決算が出揃い、蓋を開けてみると成長度こそ鈍化しているもののネガティブな要素が少なく、相場の底入れ感が強まりそうです。

しかし、底力の強さは証明できたものの軟調な動きは推移しそうなので注視する必要があるでしょう。

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