ビットコインの価格推移。米国株との違いや投資する際の注意点、今後の見通しは?

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仮想通貨(暗号資産)のビットコインが再び投資先として注目を集めています。米国株投資を中心に投資をしている人の中には「分散投資でビットコインを購入したい」、「試しに少しだけ保有しておきたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、米国株の分散投資、例えばVTI(米国の大企業や中小企業に幅広く分散投資できるETF)やS&P500に連動する投資信託(e MAXIS slimシリーズS&P500)などに慣れている方にとってビットコインの値動きは大きく違います。米国の個別株投資に慣れている方でも、ビットコインの値動きは大きく感じるほどビットコインは大きく値が動きます。そのためビットコインの値動きの特性を理解した投資戦略が必要です。

そこで最初に注目したいのがビットコインの価格推移です。本記事ではビットコインの価格推移、S&P500との比較をしていきます。ビットコイン投資の参考になれば幸いです。

目次

ビットコインの価格推移。2015年から6年で約180倍(米ドル建て)

(Google Finance)

2017年から2022年3月までのビットコイン(BTC)の価格推移を見ていきましょう。日本円建てでビットコインの価格推移を見てみると2015年に40000円台だった1ビットコインは2021年11月のピーク時に730万円台にまで上昇しました。一時的にではあるものの、約180倍以上も上昇した計算になります。

では、ビットコイン相場で誰しもが大きく資産を形成できたのでしょうか。一時期、「億り人」、「寝ているだけで朝起きたらお金が増えている」と話題になったビットコインですが、2017年後半から2021年の間は下げ相場、保合い相場でした。
一時期200万円台を突破したビットコインは下げ相場で36万円台になり、天井から6割以上も下落しています。この下げ相場の過程で結局、ビットコインを持ち続けられなかった人もいれば売った時期のタイミングが悪く手持ちの現金が無いにも関わらず多額の税金を課されることになった人も出てきました。

またビットコインは綺麗な右肩上がりで価格が上昇しているわけではなく、大きく値を上げたり下げたりしています。買うタイミングが悪ければ資産の30%以上は簡単にドローダウンしてしまいます。大きく上がる可能性は
あるものの、途中経過の激しい値動きに耐えられるだけの余裕が精神的にも資金的にもビットコイン投資には必要なことが、過去の価格推移から読み取れます。

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ビットコインとS&P500の価格推移を5年間で比較

(Google Finance)

S&P500だけを単体で見ると大きく右肩あがりで上昇しているように見えます。しかし、ビットコインと比較してみると、その差は歴然です。

(Google Finance)

価格推移を比較できる相対チャートでビットコインとS&P500の5年間で比べてみると、ビットコインの値動きに比べS&P500の値動きは誤差の範囲に見えてしまいます。ビットコイン価格とS&P500の値動きの差が今後、ここまで顕著になるかどうかは分かりません。しかし、黎明期のビットコイン相場に投資して今でもポジションをもっている人が「億り人」になっていても不思議はないほど、ビットコインの上昇が常識から外れている
パフォーマンスだったことを改めて確認できるでしょう。

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ビットコイン価格推移(2021年3月から2022年3月の1年間)

(Google Finance)

相対チャートは切り取る範囲で印象が大きく変わってきます。今度は2021年3月から2022年3月の1年間の
ビットコインとS&P500の価格推移を見比べてみましょう。S&P500は利益が出ていますが、ビットコインに投資していたら約30%〜40%のドローダウンでした。このような相場環境ではビットコインの話題が下火になり、米国株の話題が盛りあがるのも当然です。

ビットコインは買うタイミングで資産を大きく溶かしてしまう可能性があります。また、ビットコインは既に黎明期を過ぎているため、ここから大きく100倍に値上がりするアセットなのかどうかも考えてから投資をする方が賢明でしょう。

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2022年から3ヶ月間のビットコインとS&P500の価格推移と金価格

(Google Finance)

次は2022年に入ってからのビットコイン価格とS&P500の推移の比較です。2022年に入ってからリスクオフの相場環境になりました。S&P500もビットコインも値を下げています。ここで注目していただきたいのがS&P500とビットコインの価格の動きに幅はあるものの、連動するようになってきた点です。

ビットコインはデジタルゴールドと呼ばれ、株式市場がリスクオフのときに強い安全資産という見解がありました。しかし、米国を代表する金ETFの一つSPDRゴールドシェアーズ(GLD)とビットコインの価格を比べて
みると、金とデジタルゴールドであるはずのビットコインの値動きに相関がなくなってきていると言わざるをえません。

(Google Finance)

特に2月に入ってからのロシアのウクライナ侵攻でビットコインは乱高下していますが、金価格に連動する
SPDRゴールドシェアーズは安定して上昇しています。

直近の価格推移から

・ビットコインは株価に連動するようになった
・デジタルゴールドと言われていたが、リスクオフでは売られる資産になっている
・値動きの幅が大きい

このような傾向が分かります。

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今後のビットコイン価格の予測は?

今後のビットコイン価格はどのように予測されているのでしょうか。一例としてARKインベスト・マネジメント社のキャシー・ウッドの見解をご紹介します。キャシー・ウッドはビットコインの価格は2030年までには100万ドル(1億1000万円)になると予測しています。理由はビットコインの時価総額はグローバルな資産の一部にすぎず各国が法定通貨として採用すれば、規模が拡大するからということです。

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(COIN DESK)

この予測が正しいかどうかは誰にも分かりません。しかし、キャシー・ウッドの予測通りならばビットコインの
価格は現在の日本円建て480万円台から約20倍以上の伸びしろがあるということになります。ただ、ビットコインの価格推移をふりかえると、価格は大きく上げ下げを繰り返し、買うタイミングが悪ければ長い期間の含み損、ドローダウンに耐えなければいけない可能性もあります。しかも、予測通りにビットコインが何倍にも値が上がる保証はありません。

余裕資金で長期間なくなっても良いぐらいの覚悟ができる程度の資金で買うなら、ビットコインは投資妙味の
あるアセットだと言えます。しかし大切な老後の資金や生活資金をビットコインに投資してしまうと、現金が必要なときに資産が大きくドローダウンしているなどの問題に直面してしまう可能性があります。そのため希望的な観測だけを見て、身の丈に合わないほどのビットコインを買うのはリスクが高いことは理解してくべきでしょう。

まとめ

ビットコインの価格推移を振り返りました。S&P500に比べて値動きの幅が大きい点、デジタルゴールドと呼ばれていたものの近年は株価との相関関係が強くなってきた点などが浮き彫りになりました。価格推移からビットコインの特性や傾向を理解して、無理のない範囲で投資をすることをおすすめします。

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