SPDR S&P500 ETFをご存じですか。SPDR S&P500 ETFは、アメリカの大手資産管理・運用会社のステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が1993年1月22日に組成・運用開始した、株価指数S&P500のパフォーマンスとの連動を目指すETF(上場投資信託)です。アメリカ史上初のETFで、世界最大規模の総資産残高を誇るSPDR S&P500 ETFですが、直近のポートフォリオとパフォーマンスはどうなっているのでしょうか。
S&P500とは?
そもそも、あらためてS&P500とは何でしょうか。S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している、ダウ・ジョーンズ工業平均株価指数と並ぶ、アメリカを代表する株価指数のひとつです。24の独立系産業グループにわたり選択された500銘柄により構成され、時価総額を加重平均して指数化したものです。組入銘柄として採用されるには時価総額82億ドル以上、浮動株時価総額41億ドル以上ある必要があり、いわばアメリカを代表する優良大企業の銘柄によって構成されているのです。
直近のポートフォリオ
次に、SPDR S&P500 ETFの直近のポートフォリオですが、アメリカ時間2022年2月16日時点では以下のようになっています。
1. Apple(7.1%)
2. マイクロソフト(5.93%)
3. Amazon(3.64%)
4. アルファベット・クラスA(2.19%)
5. アルファベット・クラスC(2.03%)
6. テスラ(1.98%)
7. エヌビディア(1.75%)
8. バークシャー・ハサウェイ・クラスB(1.53%)
9. メタ・プラットフォーム・クラスA(1.35%)
10. JPモルガンチェース(1.21%)
SPDR S&P500 ETF は、S&P500のパフォーマンスとの連動を目指すETFですので、当然ながら構成銘柄と構成比率はS&P500とまったく同じになっています。
また、投資先の産業セクターは
IT(28.32%)
ヘルスケア(13.08%)
一般消費財(12.14%)
金融(11.70%)
コミュニケーション・サービス(9.61%)
製造業(7.94%)
生活必需品(6.11%)
エネルギー(3.49%)
素材(2.57%)
不動産(2.57%)
ユティリティ(2.45%)
となっています。当然ながら、S&P500と全く同じ内容になっています。
直近のパフォーマンスは?
SPDR S&P500 ETFの直近のパフォーマンスですが、本記事執筆時点(2022年2月18日)では437.06ドルで取引されていて、1年間の値上り率は11.86%となっています。
また、1年間で純資産総額が23.13%増加し、S&P500のパフォーマンス23.29%とほぼ連動しています。
一人ですべてのS&P500銘柄へ投資することは不可能なので、SPDR S&P500 ETFはS&P500へ投資したい人にはうってつけのETFであると言えるでしょう。アメリカの経済成長が続く限り、S&P500は今後も高いパフォーマンスを示す可能性が高いです。また、比較的少額での投資も可能であるため、特に米国株投資が初めてという人にもおすすめのETFです。
まとめ:リスクを抑えて高いパフォーマンスを狙いたい方にオススメ
この記事では、SPDR S&P500 ETFについてポートフォリオとして組み込まれている銘柄から、直近のパフォーマンスまで解説しました。
SPDR S&P500 ETFは、成長が期待できるアメリカの優良大企業に投資ができるため、今後も高いパフォーマンスを出すと見込まれます。
そして複数の会社、業種に分散してポートフォリオが組まれているため、リスクを抑えられます。
少額から、リスクを抑えて高いパフォーマンスを狙いたいという方は、SPDR S&P500 ETFを投資先として選んでみてはいかがでしょうか。
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