ワークホース・グループ|電気配送トラックとドローンシステムを提供

[WKHS/NASDAQ]Workhorse Group Inc.

http://www.workhorse.com業種:自動車・車両

目次

沿革・会社概要

ワークホース・グループ【WKHS】は商業輸送部門に重点を置いてソリューションを提供する、テクノロジー企業です。電気配送トラックとドローンシステムの設計、開発、製造、販売をおこなっています。製品には、Cシリーズの電気配送トラックとパッケージの配送航空機「ホウスフライ」が含まれます。また、ユーザーが車のパフォーマンスを追跡・監視することができるプラットフォームを提供しています。

Cシリーズ電気配送トラックプラットフォームは、650および1,000立方フィートの構成で利用が可能。「ホウスフライ」は、無人航空機システム(UAS)であり、パッケージを配送するカスタム設計の専用システムとなっています。配送顧客には、Alpha Baking、FedEx Express、Fluid Market, Inc.、 Pride Group Enterprises、 Pritchard, Ryder、 UPS 及びW.B. Mason.が含まれます。

セグメント情報

◎Automotive事業
売上(百万USD)
FY20  1
FY19  0
FY18  1
FY17  -
FY16  -

電気自動車および電気機器のプレミアディーラーであるPRIDE EVの売上です。同社ではフリートを組み立てるプロセスを容易にし、完成した製品として任意の購入者に販売できるように構築しています。この新しいシステムに移行することで同社がフルサービスのサポートを提供して、ユーザーと共に環境に優しい未来を築くことをめざしています。

◎Aviation事業
売上(百万USD)
FY20  0
FY19  -
FY18  -
FY17  -
FY16  -

自律型パッケージ配達ドローンを製造・販売しています。また、配達アプリを通じて、ペイロードと効率を最大化するためのに新しいテクノロジーを採用しています。その機能の一部として位置情報の更新とリアルタイムのフライトビデオがあり、ユーザーは荷物がどこに配達されるかを決めることができます。

◎Other事業
売上(百万USD)
FY20  0
FY19  0
FY18  0
FY17  -
FY16  -

ユーザーが車のパフォーマンスを追跡・監視することができるサービス「メトロン」を提供しています。このサービスでは、10秒ごとに500以上の車両データポイントを追跡。トラックの位置をリアルタイムで表示します。最適化された配送ルートと低排出ガス車を組み合わせることで、二酸化炭素排出量を最小限に抑えることができます。また、個々のトラックとそのルートを追跡して履歴データが保存され、レポートを表示して最後の充電からの距離と時間をすばやく観察することができます。

◎Single segment(単一事業)
売上(百万USD)
FY20  -
FY19  -
FY18  -
FY17  11
FY16  6

直近決算情報

《FY21Q3(7~9月)11月9日発表》
売上:-60万USD(約-6000万円) 前年同期比 -203.6%
純利益:-8100万USD(約-92億円) 前年同期比 3.6% 
ROE:54.7%
ROA:15.3%
PER:4.6倍
PBR:5.9倍
時価総額:827百万USD
(※PER、PBR、時価総額は12月17日株価より算出)

2021年第3四半期の売上高は、前年同期比の60万ドルに対して-60万ドルで-203.6%となりました。売上高減少の理由は、主にC-1000車両のリコールに関連する110万ドルの払い戻し債務に起因します。純損失は前年同期で3.6%の赤字改善となりました。また、併せて初期の車両配送をサポートする2022-2024の設備投資計画を作成しています。

CEOであるリック・ダーウチ氏は「私が当社に加わってから最初の90日間で、当社をより競争力のあるバランスの取れたEV業界のリーダーにするために多くの重要な決定を下しました。具体的には、経験豊富で有能な経営陣を編成し、バランスシートを強化し、USPS訴訟を取り下げ、今後3年間の資本ニーズを特定し、社内のコミュニケーションプロセスを改善しました。成功するまでには、まだまだ多くのステップがありますが、まずはお客様にますます焦点を合わせ、業界をリードするテクノロジーをさらに開発していきます」と話しました。

今後の展望

2021年2月の米株式市場で米EVメーカー、ワークホース・グループの株価が急落し、複数回にわたって取引が停止した。同社が獲得するとの見方があった米郵政公社(USPS)との大型契約を、競合相手のオシュコシュに奪われたことが手掛かり。また、9月には、主力のC-1000電気バンの配送を停止すると発表し、規制基準に準拠するためにはさらなるテストと修正が必要であると述べました。規制当局からの書簡によると、米国証券取引委員会が調査中であるため、この一時停止とリコールはさらに同社の状況を悪化させることになります。

同社は第4四半期に、C-1000のテストを完了する予定です。バンの航続距離は100マイルで、70キロワット時のバッテリーで駆動します。同社は修正の必要性について国道交通安全局に通知したとして、バンの政府機関の基準への準拠に関する以前の声明は信頼できないとしていますが、今後も慎重に監視していくこと 必要になりそうです。

まとめ:技術革新等による業績改善に期待

リコールや競合への対抗など課題が見えているワークホース・グループですが、EVやドローンの分野は今後も技術革新が進み、マーケットも拡大していく可能性が高いと考えられます。

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《参考》
https://jp.reuters.com/companies/WKHS.OQ
https://www.bloomberg.co.jp/quote/WKHS:US
https://ir.workhorse.com/news-events/press-releases/detail/185/workhorse-group-reports-third-quarter-2021-results
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-24/QP08Y6DWX2PV01
https://www.reuters.com/business/autos-transportation/ev-company-workhorse-group-suspend-deliveries-c-1000-vehicles-2021-09-22/

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