サクソバンク証券の口座を開設するかどうかで迷っていませんか。サクソバンク証券は口座開設も維持手数料も無料なので金銭的なリスクはありません。しかし、口座を増やしすぎると管理が面倒になってしまいます。
- 自分には本当に必要?
- 何か問題はない?
- わざわざ面倒な手続きをして口座を開設する価値はあるの?
不安な方のために忖度なしで実際に口座を開いた人の口コミから見えてくるサクソバンク証券のメリット・デメリットを解説します。
サクソバンク証券の口座開設を迷っている方は参考にしてみてください。
サクソバンク証券の良い評判・口コミ
サクソバンク証券の良い評判と口コミをまとめて見ていきましょう。共感できる評判・口コミがあれば口座の開設を検討する価値はあります。
取引できる銘柄が豊富
サクソバンク証券の口コミでよく見かけるのが「銘柄数が多い」という点です。
- 外国株の取り扱い銘柄が豊富ネスレの株が購入できる!
- 米国株の取り扱い数が圧倒的に豊富
- 銘柄数が圧倒的
このような意見・口コミがあります。
外国株は証券会社によって取り扱いができる銘柄が異なります。取扱い銘柄数が少ない証券会社だと買いたいと思ったのに買えない銘柄がでてきます。
しかし、サクソバンク証券は米国株の取り扱い銘柄数が他のネット証券に比べても豊富です。
証券会社 取り扱い銘柄数(米国株・米国上場ETF)
サクソバンク証券 約6000銘柄
マネックス証券 約5000銘柄
SBI証券 約4200銘柄
楽天証券 約4000銘柄
DMM証券 約1200銘柄
PayPay証券 約160銘柄
(2022年4月調べ)
米国株を取り扱っているネット証券の取り扱い銘柄数を比較してみました。
日系のマネックス証券、SBI証券、楽天証券も取り扱い銘柄数を近年、増やしておりサクソバンク証券との差は縮まっています。
しかし、日本籍のネット証券の中で一番、米国株の取り扱い銘柄数が多いのはサクソバンク証券です。取り扱い銘柄数を重視する投資家ならサクソバンク証券の口座開設を検討しても良いのではないでしょうか。

米国株のオプション取引ができる
サクソバンク証券の口コミでは米国株のオプション取引ができることも話題になっています。
- 米国株オプション取引ができるのはサクソバンク証券と外国籍のインタラクティブ・ブローカーズ証券
- 米国株のオプション取引ができる唯一できる日本のネット証券
このような口コミがあります。
オプションとは将来のあらかじめ定められた期日に特定の商品(原資産)を現時点で取り決めた価格で売買する「権利」のことです。
例えば米国株のオプションならばAmazon株を3,000USDで買う権利、売る権利を購入できます。
オプション取引ができると投資戦略の幅が広がります。例えば買う権利と売る権利をうまく組み合わせることで、株価が上がっても下がっても利益が取れるポジションを作ることもできます。(ロングストラドル戦略。ただし、上げ幅、下げ幅が一定の水準を満たさないと損が出る)
日本株のオプション取引ができる証券会社は多いのですが、米国株のオプション取引ができる証券会社は限られています。
特に日本に籍があり米国株のオプション取引ができるネット証券となるとサクソバンク証券以外の選択肢はありません。
例外的にインタラクティブ・ブローカーズ証券では米国株のオプション取引はできますが、海外口座扱いになってしまいます。
オプション取引の経験が豊富で米国のオプション取引にもチャレンジしたい方にもサクソバンク証券はおすすめです。ただし、オプション取引のようなデリバディブ(金融派生商品)を取引するには十分な投資経験や資金などが必要です。
米国株の空売りができる数少ない証券会社
サクソバンク証券は米国株が値下がりしても利益を上げられる空売りできる数少ないネット証券という口コミがあります。
- サクソバンク証券は米国個別株の空売りが可能
- 米国株の空売りをCFD取引で実現できる
CFDとは差金決済のことで、米国株でも為替FXと同じような取引ができます。米国株でも売りから入れるのはサクソバンク証券の強みの一つです。

また、レバレッジをかけることも可能です。
ただし、こちらの空売りに関する口コミについては少し補足が必要なので解説します。
CFDはデリバディブ同士での損益通算はできる。しかし、個別株との損益通算ができない
サクソバンク証券のCFDは一般的な株式取引との損益通算ができません。CFDと損益の通算ができるのは店頭デリバディブ取引(CFD、FXネオ、株BO)・市場デリバディブ取引(先物取引・商品先物・くりっく365)などです。
例えば、
通常の米国株取引で-100USDの損、CFDの空売りで+100USDの利益を確定
このケースだとプラス・マイナスで損益は0になりそうですが、株取引とCFDでは損益通算ができません。
CFDの利益100USDに対して雑所得として申告分離課税(税率20.315%)がかかります。
ただ、2022年7月から米国株の信用取引が解禁されます。
CFDではなく個別株で空売りができるようになる
米国株CFDの空売りと米国株の信用取引の空売りでは税金の扱いが変わります。
通常の米国株取引で-100USDの損、米国株信用取引の空売りで+100USDの利益を確定
このケースだとプラス・マイナスで損益0です。しかし株取引と信用取引の空売りは損益通算ができます。CFDの空売りと信用取引との空売りの違いは損益通算の区分の違いです。現物の買いとの損益通算を考える場合、CFDではなく信用取引の空売りの組み合わせは相性が良いでしょう。
そしてSBI証券、楽天証券、マネックス証券は米国株信用取引サービスをはじめる見込みです。つまり、他のネット証券でも米国株の空売りができるようになります。
ただし米国株の信用取引は取り扱い銘柄数が約1,300種類の大型銘柄に限られています。また、信用取引の空売りでは貸し株が借りられないことには、空売りができません。一方でサクソバンク証券のCFDは現物株との損益通算はできませんが、
- 銘柄の選択肢が米株信用取引で扱える銘柄数より多い
- CFDは差金決済で貸し株が借りられなくても簡単に空売りのポジションを取れる
この2点の強みがあります。
- 幅広い銘柄で空売りのポジションを取りたい
- 貸し株の有無に関わらず確実に空売りしたい
このような方ならサクソバンク証券のCFDを使うメリットがあるでしょう。
約定力がある
サクソバンク証券は約定力に定評があります。約定力というのは売り買いの成立のしやすさのことです。
- 約定力が高そう
- 約定力やスプレッドが有利そう
という内容の口コミや評判が確認できます。
約定力で評判なのはFX取引の話です。米国株投資には関係はありませんがドル円などのFX取引をしている人にもサクソバンク証券はおすすめできます。
サクソバンク証券の公式ページでもFXの約定力の高さがアピールされています。
https://www.home.saxo/ja-jp/campaigns/whatsnew/nov-20191112
サクソバンク証券の悪い評判・口コミ
サクソバンク証券の悪い評判・口コミに関しても忖度なしで紹介します。悪い評判と良い評判を総合的に考えたうえで口座開設の参考にしていただければ幸いです。
個人情報が流出してしまった
サクソバンク証券の悪い評判として、よく見るのが過去に個人情報が流出したことです。
残念ながら、個人情報が過去に漏れたという口コミ・評判は事実です。関東財務局の公式ページにサクソバンク証券に対する行政処分の内容が公開されています。
https://lfb.mof.go.jp/kantou/rizai/pagekthp032000895.html
ただ、主要な経営の長い証券会社が行政処分を何かしらの形で受けています。行政処分を受けた過去があること
自体に、そこまで神経質になる必要はないでしょう。問題は中身です。
個人情報が漏れた原因はサイバー攻撃によるものです。サクソバンク証券の公式ページでも、サイバー攻撃による個人情報の漏洩に関して「お詫びとお知らせ」というページを設けています。
サクソバンク証券の今後の対応はどうなるのでしょうか。以下、公式ページから引用した文章です。
この度の情報流出は、当社が外部委託していた顧客情報管理システムへの不正アクセスによるものです。当該システムは既に一切の接続が遮断されているため、更なる情報流出の心配はございません。また、SaxoTraderpROやSaxoTraderGoなど、当社取引システムへのログインに必要なパスワードやお客様のお取引口座情報等は、今回の不正アクセスによる情報流出がないことを確認しておりますので、お取引等への影響もございません。今後は、サクソバンクグループの厳重なセキュリティ環境のもと、お客様の個人情報を適切に管理してまいります。
サクソバンク
これから口座を開設する人に関しては「情報流出はない」、「取引への影響もない」としています。また、個人情報も適切に管理すると発表しています。

特定口座に対応したが取引できない銘柄も増えた
サクソバンク証券は源泉徴収ありの特定口座に対応したことで、確定申告の手間をかけずに取引できるようになりました。
しかし、サクソバンク証券で過去に取り扱っていた銘柄が取引できなくなってしまったことに対する不満の口コミがあります。
- ARKKが売買できなくなった
- TQQQの売買ができなくなった
- SCHDの売買ができなくなった
という口コミです。
サクソバンク証券は他の大手ネット証券では売買できないETFの取り扱いに強みがありました。
例えばキャシー・ウッドの率いるARKKやナスダックの指数に3倍のレバレッジをかけたTQQQなどの取り扱いがあったことでサクソバンク証券を選ぶ投資家もいました。しかし、国内では法令上、取り扱いができない銘柄だったことが発覚して売買できなくなりました。
https://www.home.saxo/ja-jp/campaigns/whatsnew/nov-20211115(サクソバンク証券公式)
特定のETFを目当てにサクソバンク証券に口座開設を検討している場合は、公式ページで確認しておくと良いでしょう。
円貨決済のみでしか取引できないのが不満
サクソバンク証券の口コミの中には決済方法を選べないという口コミがあります。
- 円貨決済での為替差損がひどい…
- 特定口座の対応は凄い進歩!あとは円貨決済だけ何とかしてしてほしい
このような内容の口コミがあります。
円貨決済とは米ドル建ての米国株を日本円でそのまま注文できる決済方法のことです。証券会社側で円をドルにしたり、ドルを円にしたりしてくれます。
この説明だけだと便利で親切な決済方法のように感じるかもしれませんが円貨決済には欠点もあります。円貨決済では売買の度に為替手数料が取引手数料に上乗せされてしまうからです。
大手ネット証券のSBI証券、マネックス証券、楽天証券は円貨決済・外貨決済を選べるようにしてあるため、外貨決済で直接、手持ちの米ドルで米国株を売買したい投資家にはサクソバンク証券は選択肢から外れるでしょう。
ただし取引コストの観点だけで考えるとサクソバンク証券は円貨決済の為替取引コストを加味しても、他のネット証券より安く取引できるケースもあります。
口コミ・評判から分かるサクソバンク証券のメリット・デメリット
口コミ・評判からサクソバンク証券のメリットとデメリットを解説しました。口コミ・評判から見えてくるサクソバンク証券のメリット・デメリットを整理します。
サクソバンク証券のメリット
- 取り扱い銘柄数が豊富
- 米国株のオプション取引ができる
- 米国株CFDで空売りのポジションがとれる
- 約定力が高い(FX)
これらがサクソバンク証券のメリットです。特に米国株のオプション取引ができる日本籍のネット証券という点でサクソバンク証券は希少です。
またCFDで空売りのポジションを取りやすいところもサクソバンク証券の強みと言えるでしょう。
ただ、米国株の信用取引が日本でも解禁されるため、CFDの空売りと信用取引の空売りのどちらが、あなたの投資法に合っているのかは事前に考えておいた方が良いでしょう。
サクソバンク証券のデメリット
- 過去に個人情報が流出した過去があるから不安
- サクソバンク証券でしか取引できないETFの買付けができなくなった
- 円貨決済にしか対応していない
これらがサクソバンク証券の口コミ・評判から見えてくるデメリットです。
サイバー攻撃による個人情報の流出に関しては、サクソバンク証券の公式ページに更なる情報流出の心配はないこと、個人情報を適切に管理する旨が掲載されています。
また、ARKKのような他のネット証券で買えないETFの新規買付が出来なくなったため、目当てのETFの取り扱いがあるかどうかを確認すると良いでしょう。
どうしても外貨決済にこだわる場合、サクソバンク証券は向いていません。例えば投資資金を円安が進む前に、
まとめて米ドルに両替して投資をするなら、外貨決済ができる証券会社を選ぶべきです。
円貨決済で気になる取引度にかかる為替コストに関しては、サクソバンク証券が取引手数料で他のネット証券より有利なケースもあるため一概に不利とは言い切れません。
まとめ
評判・口コミからサクソバンク証券のメリット・デメリットを解説しました。サクソバンク証券には良い評判も悪い評判もありました。
サクソバンク証券は口座開設手数料も維持費も基本的には無料です。2つ目以降の口座としても活用できます。メリットを活かせて、デメリットが気にならなければ口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。
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