株の初心者には、成長が見込めて割安と評価されている銘柄や株価水準が低く投資しやすい銘柄、そして身近なサービスを扱っている銘柄がおすすめです。
初心者が株を買う前には、まず自分が銘柄選びで何を重視するかを明確にしておくことも重要です。その上で本記事で紹介する株の初心者におすすめの証券会社と銘柄を選択し、少しずつ株式投資へ慣れていきましょう。
- 株の初心者におすすめの銘柄
- 株の初心者が銘柄選びをする際のポイント
- 株の初心者にもおすすめな証券会社
- 株の初心者によくある質問とその回答
株式投資初心者におすすめの銘柄15選ー手を付けるべき有望株は?ー

まずは株式投資の初心者にもおすすめできる銘柄15本について、株価やPER、1株あたりの配当を比較してみましょう(2023年1月23日現在)。
銘柄 | 業種 | 株価 | PER | 配当(1株あたり) |
---|---|---|---|---|
力の源ホールディングス | 小売業 | 996 | 20.11 | ー |
グッドスピード | 小売業 | 2,241 | 12.37 | 10.00 |
ビックカメラ | 小売業 | 1,193 | 26.20 | 15.00 |
高島屋 | 小売業 | 1,762 | 11.28 | 24.00 |
アクリート | 情報・通信 | 3,170 | 23.90 | 10.00 |
三菱重工業 | 機械 | 4,920 | 13.93 | 120.00 |
細谷火工 | 化学 | 1,513 | 51.44 | 7.00 |
新明和工業 | 輸送用機器 | 1,033 | 12.29 | 42.00 |
アイシン | 輸送用機器 | 3,615 | 7.30 | ― |
東京電力ホールディングス | 電気・ガス業 | 445 | ― | 0.00 |
木村化工機 | 機械 | 705 | 15.27 | 15.00 |
助川電子工業 | 精密機器 | 1,514 | 30.68 | 28.00 |
円谷フィールズホールディングス | 卸売業 | 2,323 | 18.73 | 20.00 |
アクセル | 電気機器 | 1,628 | 17.64 | 63.00 |
東急 | 陸運業 | 1,633 | 44.75 | 15.00 |
出所)日本経済新聞 電子版
これらの銘柄について、以下で決算状況やチャートも見ながら解説します。
力の源ホールディングス(3561):コロナの打撃から大きく回復中
力の源HDは、ラーメン専門店の「一風堂」などを展開する企業です。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 29,106 | 16,539 | 19,398 |
営業利益 | 697 | -980 | 1,050 |
経常利益 | 623 | -1,010 | 1,083 |
当期利益 | -214 | -2,392 | 923 |
出典)SBI証券
コロナの感染拡大により一時期経営状況が悪化していましたが、2022年の決算では回復を見せました。この動きはここ約1年間の株価にも表れており、今後も堅調に推移していくことが期待されます。
5年間での推移でみればまだ大きく上昇しているとは言い難いですが、2021年後半から徐々に右肩上がりとなっています。
グッドスピード(7676):赤字から大幅回復で配当も復活
グッドスピードは愛知県名古屋市に本社を置く中古車店を展開している企業です。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/9 | 2021/9 | 2022/9 |
---|---|---|---|
売上高 | 33,704 | 44,778 | 56,144 |
営業利益 | 124 | 608 | 1,001 |
経常利益 | 3 | 445 | 773 |
当期利益 | -24 | 381 | 381 |
出典)SBI証券
2020年は当期利益が赤字であったものの、2021年には大きく回復しました。配当についても2020年と2021年は無配でしたが、2022年では1株あたり10.00円となりました。
株価は変動を繰り返しており安定した動きとは言い難いですが、売買のタイミングが合えば利益を伸ばせる可能性があります。今後の決算にも注目しておきましょう。
ビックカメラ(3048):インバウンド消費の回復で増益に期待
ビックカメラは大手家電量販店として、ソフマップやコジマを傘下に持つ企業です。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/8 | 2021/8 | 2022/8 |
---|---|---|---|
売上高 | 847,905 | 834,060 | 792,368 |
営業利益 | 12,066 | 18,217 | 17,863 |
経常利益 | 14,690 | 21,629 | 20,808 |
当期利益 | 5,450 | 8,761 | 5,765 |
出典)SBI証券
直近3年間の業績はコロナ禍の中でも黒字経営が続いていますが、コロナ禍以前と比較すれば当期利益は落ち込んでいます。インバウンド消費の回復で増益と増配を期待したい銘柄です。
株価は2022年に入りやや上昇傾向にあるため、観光客等の来店が増えれば株価にも好影響が出る可能性があります。
高島屋(8233):コロナショックからの回復が株価にも好影響
高島屋は全国に店舗を展開する老舗の百貨店です。コロナ禍で一時は営業が止まるなど大きな影響を受けましたが、徐々に回復していくことが期待されます。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/2 | 2021/2 | 2022/2 |
---|---|---|---|
売上高 | 919,094 | 680,899 | 761,124 |
営業利益 | 25,582 | -13,496 | 4,110 |
経常利益 | 23,200 | -13,637 | 6,903 |
当期利益 | 16,028 | -33,970 | 5,360 |
出典)SBI証券
2020年までは下落していましたが、2021年からは波がありながらも上昇しています。今後、消費増加や観光客が戻ることにより株価へも好影響が出ることに期待です。
アクリート(4395):2022年から右肩上がり
アクリートは企業から個人向けのSMSの配信代行サービスを展開している企業です。東証グロースに上場しており、これから規模や業績が伸びていくことに期待できます。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2019/12 | 2020/12 | 2021/12 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,413 | 1,731 | 2,833 |
営業利益 | 254 | 344 | 465 |
経常利益 | 249 | 345 | 461 |
当期利益 | 170 | 241 | 300 |
出典)SBI証券
アクリートは総合行政専用ネットワーク「LGWAN」でのSMS送信を可能とするサービスを提供しており、今後も注目されていく可能性があります。過去3年の決算状況も堅調に推移しており、これからも新たな技術やサービスで発展していくことが期待できる銘柄です。
三菱重工業(7011):2021年から右肩上がりで堅調
航空や防衛、造船など総合重機の企業です。連結事業としてプラントやインフラなどもあり、今後強化が見込まれる日本の防衛力と関連して株価にも期待できる可能性があります。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 4,041,376 | 3,699,946 | 3,860,283 |
営業利益 | ー | ー | ー |
経常利益 | -32,660 | 49,355 | 173,684 |
当期利益 | 87,123 | 40,639 | 113,541 |
出典)SBI証券
国策である防衛関連銘柄であり、その中でも存在感のある企業であるため注目度も高いといえます。決算については利益率が前年よりも伸びており、今後も防衛関連の需要が高まることで株価へも好影響が出ることが期待されます。
細谷火工(4274):大きな値下げは少なく安定して上昇中
細谷火工は自衛隊向けの照明弾や発煙筒を扱う企業です。三菱重工業と同様、防衛関連の銘柄として注目されます。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,549 | 1,557 | 1,794 |
営業利益 | 168 | 198 | 181 |
経常利益 | 171 | 201 | 187 |
当期利益 | 114 | 143 | 126 |
出典)SBI証券
決算内容に大きな変動はなく、株価は上下を繰り返しながらやや上昇傾向にあります。防衛関連銘柄であるため、今後の国策によっては大きく伸びていくかもしれません。
また、1単元購入するのに必要な資金は三菱重工業よりも少ないため、防衛関連銘柄を買いたいけど三菱重工業には手を出せないという場合に候補へ入れて分析してみても良いでしょう。
新明和工業(7224):一時期下落していたもののじわじわ復調
新明和工業は航空で防衛相向け救難飛行艇や部品を供給しています。やはりこちらも防衛関連銘柄として注目しておく価値はあるでしょう。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 227,231 | 209,226 | 216,823 |
営業利益 | 12,836 | 10,479 | 10,569 |
経常利益 | 12,375 | 11,182 | 11,821 |
当期利益 | 7,378 | 5,487 | 6,907 |
出典)SBI証券
株価は2020年からしばらく下落していましたが、再び上昇しそうな動きを見せています。決算の内容は過去3年で大きな変化はありません。航空関連の銘柄でもありますが、中国が今後もエアバスの購入量を増やせば業績や株価への好影響が期待できます。
アイシン(7259):トヨタのEVにも搭載される部品を開発
アイシンはトヨタ系の部品大手です。自動変速機で世界首位であり、今後はEVの普及で業績や株価に好影響が出る可能性があります。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3連I | 2021/3連I | 2022/3連I |
---|---|---|---|
売上高 | 3,784,585 | 3,525,799 | 3,917,434 |
営業利益 | 56,129 | 145,332 | 182,011 |
経常利益 | 53,395 | 167,523 | 219,983 |
当期利益 | 24,061 | 105,638 | 141,941 |
出典)SBI証券
アイシンは2027年の投入を目標に電動アクスル「eAxle」の開発を進めています。いずれトヨタのEVに搭載されることになれば株価が上昇する可能性もあります。
決算内容も良好であるため、EV関連銘柄としてチェックしておくことをおすすめします。
東京電力ホールディングス(9501):国策テーマ株として要注目
東京電力ホールディングスは、国内の電力首位です。原発事故の関連で賠償や廃炉費用の問題が続いていますが、電力は国策にも関連する分野であるため今後株価の動きが変わる可能性もあります。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 6,241,422 | 5,866,824 | 5,309,924 |
営業利益 | 211,841 | 143,460 | 46,230 |
経常利益 | 264,032 | 189,880 | 44,969 |
当期利益 | 50,703 | 180,896 | 5,640 |
出典)SBI証券
2022年、猛暑により電力供給がひっ迫する中、岸田首相から原発を再稼働させることが明らかになりました。電力の問題は今後も続くとみられ、原発関連銘柄として東京電力ホールディングスにも注目しておきたいところです。
木村化工機(6378):原子力装置など原発関連の材料株として評価
木村化工機は蒸発装置に強みを持ち、核燃料の輸送容器や濃縮関連機器など原発関連の事業も手掛けています。東京電力ホールディングスと同じく、原発関連銘柄としてチェックしておきたい銘柄です。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 20,711 | 21,516 | 24,589 |
営業利益 | 1,750 | 1,900 | 2,675 |
経常利益 | 1,769 | 1,966 | 2,768 |
当期利益 | 1,215 | 1,333 | 1,968 |
出典)SBI証券
株価はやや下落基調にあるように見えます。ただ、今後も安定した電力供給には原発もある程度稼働させる必要があり、原発への需要が高まることで株価や業績に好影響が出る可能性があります。
助川電子工業(7711):国策で注目のエネルギー関連企業と取引多数
助川電子工業は熱と計測に関する研究開発型メーカーであり、熱制御技術に特化しています。エネルギー関連株として、国策などにより注目される可能性があります。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/9単 | 2021/9単 | 2022/9単 |
---|---|---|---|
売上高 | 3,123 | 3,698 | 4,332 |
営業利益 | -15 | 292 | 445 |
経常利益 | -10 | 288 | 468 |
当期利益 | -13 | 199 | 325 |
出典)SBI証券
株価は堅調に推移しており、今後も原発の稼働状況によってはさらに値上がりする可能性があります。2020年9月期の決算は赤字でしたが翌年には黒字へ転換、2022年9月期も引き続き増収増益です。原発関連銘柄としてチェックしておくことをおすすめします。
円谷フィールズホールディングス(2767):2021年から急伸のスマートパチスロ関連株
円谷フィールズホールディングスは、「エヴァ」シリーズなどで知られる遊技機の企画開発や販売をしている企業です。スマートパチスロの普及がどのように影響するか注目しておきたい銘柄です。
単位:百万円 | 2020/3連 | 2021/3連 | 2022/3連 |
---|---|---|---|
売上高 | 66,587 | 38,796 | 94,900 |
営業利益 | 713 | -2,241 | 3,444 |
経常利益 | 939 | -2,032 | 3,634 |
当期利益 | 490 | -3,452 | 2,471 |
出典)SBI証券
2021年3月期は赤字となってしまいましたが、2022年3月期では一転して黒字化しました。業界では2022年11月にスマートパチスロが導入されたことを機に、遊技機を扱う円谷フィールズホールディングスも株価が急伸しています。今後の動きには注意しつつ、スマートパチスロ関連銘柄として注目しておきましょう。
アクセル(6730):スマートパチスロ関連株として成長に期待
アクセルはパチンコ機向けを主とする描画表示、音源用LSIのファブレスメーカーです。こちらもスマートパチスロの関連株として、今後注目される可能性があります。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 9,265 | 8,999 | 10,666 |
営業利益 | 393 | 536 | 839 |
経常利益 | 535 | 705 | 1,001 |
当期利益 | 468 | 670 | 865 |
出典)SBI証券
過去3年の決算は順調であり、株価においても2022年後半から大きく値上がりしました。こちらもスマートパチスロ関連株ですが、スマートパチスロの遊技機が増産されるようになれば業績や株価にもさらに好影響が出ると予想されます。
東急(9005):横這い続くも観光客の増加に期待
東急は東急グループの中核を担う企業であり、輸送人員は民鉄で最大を誇ります。連結事業としては交通や不動産、生活サービスなどを展開しています。コロナ禍の影響も受けましたが、鉄道に偏らない経営戦略をとるなど今後の動向に注目です。
直近3年間の決算状況は以下のとおりです。
単位:百万円 | 2020/3 | 2021/3 | 2022/3 |
---|---|---|---|
売上高 | 1,164,243 | 935,927 | 879,112 |
営業利益 | 68,760 | -31,658 | 31,544 |
経常利益 | 70,925 | -26,824 | 34,998 |
当期利益 | 42,386 | -56,229 | 8,782 |
出典)SBI証券
コロナ禍で鉄道の利用客が減少したことで苦戦を強いられていましたが、「脱・鉄道」を掲げて渋谷開発に注力しています。
小売業などと同じく、観光客が戻ることにより鉄道の利用客数も回復することが見込まれますが、多角的な経営がどのように業績へ反映されるか注目しておきましょう。
【初心者向け】株式投資の銘柄の選び方は?

株式投資の初心者にとって、銘柄選びではどのような点にポイントを置けば良いのか難しく感じることもあるのではないでしょうか。
おすすめは、以下の3点のいずれかに当てはまる銘柄を見つけて投資することです。
- 割安、成長期待株
- 株価水準が低い企業
- 身近なサービスを提供している
以下で詳しく解説します。
割安・成長期待株を見つける
株式投資では銘柄の価格が上昇するかどうかを見極めることが重要です。割安・成長期待株を上手く発掘できれば、将来的に銘柄が大きく値上がりする可能性があります。
割安・成長期待株を見つけるには、例えば株式が割安か割高かを示す「PER」や、国策に関連した銘柄をチェックしてみることをおすすめします。国策関連銘柄では原発や防衛などに注目し、関連した銘柄の動向を分析してみるのも良いでしょう。
割安株についてはその理由を分析し、他の指標や相場全体の動きを見て判断する必要があります。また、国策関連銘柄も必ず成長するという確証はないため、市場の調査や企業分析をしっかり行ったうえで投資することが重要です。
株価水準の低い企業に投資する
市場全体を見たとき、株価水準が他の比較して低い銘柄を選べば割安で投資できる可能性があります。
先に割安・成長期待株に触れましたが、株価水準が低い銘柄については一時的なものなのかしばらくその状態が続いているのかをチェックするようにしましょう。もし他の投資家も注目している場合、いずれは多く買われることで適正な株価水準へ戻っていくことが予想されます。投資初心者で銘柄選びに迷っている場合、株価水準に注目してみるのもおすすめです。
ただし、割安だと思って買った銘柄がその後に業績不振で値下がりを続けてしまうリスクも抱えているため、株価水準が低いという理由だけですぐに判断を下さないように注意が必要です。
身近なサービスを行う企業に投資する
株式投資の初心者にとっては、業界や個別銘柄の分析が難しく感じるかもしれません。その場合、まずは自分が知っている身近なサービスを提供している企業を探し、上場しているようであればその銘柄に投資してみるという方法もおすすめです。
馴染みのない業種や企業の場合、業界の流れや展望が掴みにくいというデメリットがあります。理解が浅いまま投資してしまうと、結果として決算の数字や株価の推移だけで投資の判断をすることになってしまいます。その点、実際に企業が提供するサービスに触れたり見たりできるというのは投資の判断材料として有益です。
まずは自分が利用しているサービスに注目し、可能であれば他社と比較するなど投資の観点から分析をしてみると興味深いでしょう。
株式投資初心者におすすめできる株銘柄の買い方ーパターン別に解説ー

株式をどのように買うかは、自分自身が何を重要視しているかによって異なります。例えば株式投資初心者には以下の点にフォーカスした銘柄の買い方がおすすめです。
- リスクを抑える
- 優待や配当を重視する
- 値上がり幅に期待する
以下で各パターン別のおすすめな銘柄の買い方について詳しく解説します。
リスクを最小に抑えたい場合
リスクを抑えたい場合、投資初心者には以下のような買い方がおすすめです。
- 株式の積立投資をする
- 投資するセクターを分散する
- 一つの銘柄に資金をつぎ込みすぎない
株式投資で存在するリスクとして、高値掴みして利益が出なかったり、投資した銘柄が値下がりして元本割れするといったことがあります。
例えば野村證券では株式の積立購入サービスがあり、これを利用すれば投資時期を分散することで購入単価を平準化するという効果が期待できます。
また、投資する業種を複数に分けることで、特定の業界が値下がりしているときでも別の業種の銘柄で支えることが可能となります。
選択肢を常に複数持つためにも、一つの銘柄に投資する金額は慎重に検討しましょう。
優待・配当を重視したい場合
株式投資初心者で株主優待や配当を重視したい場合、まずはそれらを実施している企業をピックアップし、株主優待や配当を受け取るための条件を確認することをおすすめします。
株主優待と配当を受け取るには、権利確定日までに企業が定めた条件をクリアしておかなくてはなりません。条件とは、例えば保有株式数や株式の保有期間が権利確定日において一定以上あることなどです。これらの条件を満たすため、権利確定日までの投資プランを考えておきましょう。
また、株主優待や配当は必ず毎年あるとは限らず、企業の業績等によってなくなる場合もあります。したがって、業績や株価も必ずセットで確認し、株式の投資タイミングや保有期間について十分検討しましょう。
値上がりによる利益を得たい場合
値上がりによる利益を得たい場合、株式投資初心者は以下のことを意識して銘柄を買うことをおすすめします。
- 長期的な目線で分析する
- 知見のある業界に絞る
株価は短期的に見ると細かな変動を繰り返すため、数日などの短いスパンで利益を出すには売買のタイミングを逃さないようにしなければならず、難易度が高いといえます。
そのため、株価指数や業界全体の動きを見ながら長期的な目線を持って銘柄を分析した方が株式初心者には向いているでしょう。
また、全く知識のない業界の銘柄よりは知見のある業界に絞って銘柄を選んだ方が業界のサイクルや特徴を理解しやすく、これから値上げするかどうかの判断材料も揃いやすくなります。
株式投資初心者におすすめの使いやすい証券会社5選ー利益に繋がりやすい証券会社はどこ?ー

株式投資の初心者にもおすすめできる証券会社5社を比較してみました。
SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 | LINE証券 | |
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株式売買手数料 | 1日定額:0円 ※アクティブプラン、100万円まで | 1日定額:0円 ※いちにち定額コース、100万円まで | 1日定額:0円 ※1日50万円まで | 1日定額:550円 1約定ごと:99円~275円 | 1約定ごと:55円~1,070円 |
投資信託本数 | 2,658本 | 2,639本 | 1,650本 | 1,279本 | 30本 |
外国株式 | 米国、中国、アセアン、韓国、ロシア | 米国、中国、アセアン | 米国 | 米国、中国 | なし |
SBI証券:豊富なラインナップと充実のサービス

引用)SBI証券
SBI証券は豊富なラインナップや手数料の低さ、サポート体制の充実などあらゆる観点から充実したサービスを提供している証券会社です。
初めて株式投資をする初心者にとっても、必要な機能がすべて揃っている証券会社であれば安心して取引を開始できるでしょう。
各種キャンペーンも多く行われていますが、dポイントを受け取ることができるものも複数あるため、株式取引を行いながらポイントも貯めたい場合は検討してみることをおすすめします。
SBI証券の口コミ
SBI証券に対しては、以下のような口コミがありました。
国内株を始めようとしている初心者の方であれば、SBI証券さんを選んでおけば、問題ないと思います。私は、8年ほど利用していますが、特に不自由に思ったことはありません。 総合評価は、初心者かベテラン投資家によって変わってくると思いますが、初心者が使う分にあれば全く問題がないので、★5とさせていただきました。 ここからは注意点ですが、外国株やオプション取引を始めようとしているベテラン投資家には不満が出るかもしれません。私は、ベトナム株やオプション取引をしているのですが、得られる情報が一気に減ります。また、オプション取引のように仕組み自体が小難しいものについては、カスタマサポートの方々の知識不足を感じます。たくさん質問をしても、一生懸命返信してくれるので、対応に誠意は感じます。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/sbi.html
株取引ってどんな物かと少し不安もありましたが、なにしろ電話の対応が素晴らしく、丁寧で、初心者の私には有り難いです。色々なサービスがあり、やはり手数料が安いのは魅力です。PC画面的にも見やすいのは初老の私には満足です。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/sbi.html
手数料はどこのネット証券も横並びになりつつありますが、サイトのわかりやすさ、使いやすさはダントツでSBI証券です。特にこれから外国株式を始めたい方におすすめです。住信SBIネット銀行の口座を開設すれば、為替手数料も最安です。意外と初心者の方は気にしない(わからない)ですが、この手数料がボディブローのようにきいてきます。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/sbi.html
SBI証券の最新キャンペーン情報
SBI証券では、現在以下のようなキャンペーンを実施しています(2023年1月24日現在)。
- 米株信用口座開設で200ポイントプレゼント!キャンペーン(2023/1/24~2023/2/28)
- Wow!株主デビュー!~米国株式手数料Freeプログラム~(2021/7/1 総合口座開設分~)
- 『dポイント100倍還元!』キャンペーン実施中(2023/1/12~2023/2/19)
- 『総額300万円!?新年お年玉キャンペーン』実施中!(2023/1/4~2023/1/31)
特定の取引にかかる手数料が無料になる、新規の取引でポイントがもらえるといったお得なキャンペーンが実施されています。条件についてはSBI公式サイトでご確認ください。
楽天証券:充実したラインナップに加え楽天ポイントが貯まりやすい

引用)楽天証券
楽天証券もSBI証券と同じく、豊富なラインナップと低コストで株式投資を始められることが魅力です。もちろん、必要なサポート体制もしっかりと整っているため、株式投資の初心者にもおすすめできる証券会社です。
楽天証券は各種楽天サービスと提携することで楽天ポイントが通常よりも多く貯まることがあります。もし他の楽天のサービスをよく利用するのであれば、証券会社も楽天証券を選ぶことでさらに利便性が高まるでしょう。
楽天証券の口コミ
楽天証券に対しては、以下のような口コミがありました。
特筆すべきはマーケットスピードと資産管理機能 株売買ツールのマーケットスピードは画面カスタマイズが多彩で動作も軽く大画面PCでの利用にとても便利。 保有資産の管理機能も優れており、取引、損益、資産推移などは10年以上前も参照可能(口座開設以来の全情報が見れている) 保有株の取引履歴なども容易に参照でき管理機能は他のネット系や大手を含めても突出している(大手2、ネット系3と比較)
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/rakuten.html
楽天銀行と楽天証券に申し込んだばかりなのですが、口座開設の手続きが簡単で早いのがいいですね。証券口座と銀行預貯金のお金の出し入れが簡単そうで良いかと期待しています。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/rakuten.html
アプリが使いやすい。手数料が安い。欲しい情報が即、手に入れる事ができる。取引明細が見やすい。ホームページも充実している。セキュリティもしっかりしていると感じる。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/rakuten.html
取り扱い銘柄が多く、機能が豊富。システムも安定している。|楽天ポイントとの連携があり、お得感がある。|ただ、IPOの取り扱いが少ないのが不満なところ。|もっとIPOを取り扱ってほしい。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/rakuten.html
楽天証券の最新キャンペーン情報
楽天証券では、現在以下のようなキャンペーンを実施しています(2023年1月24日現在)。
- <エントリー要>【第25回】楽天銀行口座開設+自動入出金設定で1,000円プレゼントプログラム(銀行代理業)(2023年1月10日 10:00~2023年3月13日 23:59)
- はじめてのマーケットスピード II 利用でのお取引で取引手数料30%キャッシュバック!(エントリー期間:2023年1月16日 9:00~2023年3月10日 16:00、取引対象期間:2023年1月16日~2023年3月10日約定分)
- <エントリー不要>米国株取引手数料無料プログラム!(2021年7月1日以降に証券総合口座を開設した場合)
- ポイント投資でポイント最大+1倍
この他にもさまざまキャンペーンが実施されています。詳細は楽天公式サイトでご確認ください。
松井証券:低コストを徹底した伝統ある証券会社

引用)松井証券
松井証券は低コストでの投資が可能であり、現物取引および信用取引の合計売買代金が1日50万円以下であれば手数料はかかりません。株式投資の初心者のうちは取引量や金額も少ないかもしれませんが、松井証券であれば運用規模がある程度大きくなっても引き続き50万円までは手数料無料で投資できるのは嬉しいポイントです。
また、2022年9月末で自己資本比率が600%を超えており、その強固な財務基盤を見ても安心して資産を預けられる証券会社と言えるでしょう。
松井証券の口コミ
松井証券に対しては、以下のような口コミがありました。
証券口座は何社か作りましたが、手数料、カスタマーの繋がりやすさ、そしてトラブル時の対応を含め、信用取引のデイトレメインなら、昔も今も実質松井証券さんの1択と思います。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/matsui.html
松井証券を使っている最大の理由は手数料の安さです。使いやすさ、見やすさも申し分なく、このまま継続して利用していく予定です。また、わからないことをチャットで質問できるサービスがあり有難いです。 少額の取引をする初心者の最初の口座におすすめです。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/matsui.html
なんといってもお勧めは小刻みに発注したい時、一回一回パスワードを入力しなくても済むことです。結構長いパスワードを入力している間に値段が動く事もよくある事なので、パスワードのメモリー機能はお勧めです。また、夜間取引(PTS)もできるので、大きな値動きにも対応でき、チャンスを逃すことも減りました。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/matsui.html
松井証券の最新キャンペーン情報
松井証券では、現在以下のようなキャンペーンを実施しています(2023年1月24日現在)。
- コーポレートブランドリニューアル記念キャンぺーン~新規口座開設&クイズに正解でもれなく1,000ポイントプレゼント~(2022/12/19~2023/2/28)
- 新規デビュープログラム
- 最大10万P!日本株デビュー応援 20% ポイント還元プログラム!(2022/11/1~2023/1/31)
SBI証券や楽天証券と比較すれば実施されているキャンペーン数は少ないですが、新規口座開設や株式の開始に伴うポイントキャンペーンなど基本的なものは実施されています。これらの他にも投資信託に関連するキャンペーンもあり、詳しくは松井証券公式サイトからご確認ください。
マネックス証券:米国株式の取り扱い銘柄数が5,000超

引用)マネックス証券
株式投資の初心者のうちは国内株式だけに絞ることも考えられますが、取引に慣れてくると米国株への投資にも挑戦してみたいと思うかもしれません。
マネックス証券であれば、米国株式の取り扱い銘柄数がなんと5,000本を超えています。大型株だけではなく、比較的中小型株の米国株式にも投資できるため、将来的に米国株式への投資を見込んで口座開設をする場合はマネックス証券もおすすめです。
また、IPO銘柄の取り扱いも2021年は65社と多数の実績があるため、IPO銘柄も積極的に狙いたい場合も口座開設の候補に入れておくと良いでしょう。
マネックス証券の口コミ
マネックス証券に対しては、以下のような口コミがありました。
楽天証券 SBI証券 マネックス証券の三社使ってますが、 マネックス証券が一番ブラウザサイトが見やすい。 シンプルなんです。 預け金総額、損益、保有銘柄が見やすいので大変使っていて気持ち良い。 アプリについても操作性がシンプルだとおもいます。 コテコテしてないのが好きです。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/monex.html
今迄は証券会社の対面取引をしていましたが、ネット証券の方が手数料も安いので切り替えていきたいと思っています。欲を言えば推奨銘柄等証券会社の担当者は、分かり易く丁寧な説明で応対してもらえますが、パソコン画面からでは、年配者の私には理解しずらい処も多々あります。余り文字の羅列ではなくイラスト、グラフ等分かり易く、説明して頂けたら良いかと。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/monex.html
手数料が比較的安くてPC、スマホどちらのツールも見やすくて使いやすいので長年ずっと使ってます。特に不満な点はありません。PCのツールは毎回サイトにログインしてダウンロードしなきゃいけないのだけ面倒です。
引用:https://minkabu.jp/hikaku/company_info/monex.html
マネックス証券の最新キャンペーン情報
マネックス証券では、現在以下のようなキャンペーンを実施しています(2023年1月24日現在)。
- 米国株デビュー応援! 手数料キャッシュバック
- 米国ETFの買付手数料が実質無料(米国ETF買い放題プログラム)
- アンケートに答えてアメリカに行こう!米国株プラットフォーム10周年(2022年12月5日~2023年1月31日)
米国株式の取扱銘柄数が多いこともあり、米国株式に関連したキャンペーンが多くなっています。米国株式にも投資してみようと思った場合はマネックス証券のキャンペーン情報も一緒にチェックしておくことをおすすめします。
この他にも実施されているキャンペーンがあるため、具体的な内容や実施期間についてはマネックス証券公式サイトにてご確認ください。
LINE証券:LINEアプリで投資ができる利便性の高さが魅力

引用)LINE証券
メッセージのやり取りとしてLINEを使っている人も多いのではないでしょうか。
LINE証券であれば普段使用しているLINEのアプリを使って株式投資を始められます。本格的に始めるのは慣れてから、まずはお手軽に株式投資を始めてみたい、といった初心者におすすめできる証券会社です。
1株から取引可能な「いちかぶ」取引を利用すれば、まとまった資金を一度に用意できなくても手軽に株式投資が始められます。
LINE証券の口コミ
LINE証券に対しては、以下のような口コミがありました。
単元未満株で取引するなら手数料無料(※スプレッドとして上乗せして表示)で使いやすい印象。LINEアプリからログインだが、専用アプリがあった方が個人的には良かった。
初株キャンペーンと株の割引販売があるのでそれ狙いで保有。(30代男性のクチコミ)
引用:https://minkabu.co.jp/choice/kabu-reputation-of-line-securities/#reviews
ライン証券に口座開設して、いきなり旭化成3株を無料でいただきました、ありがとうございます。
ネオモバ、トラノコの様な月額口座管理料が掛からず、大変お得ですね。
上記の2社は即約できず、機会損失が大きくつまらない。その点ライン証券は指し値の注文が出来るから リアルで面白い。初心者でもベテランでも楽しめます。(60代男性のクチコミ)
引用:https://minkabu.co.jp/choice/kabu-reputation-of-line-securities/#reviews
LINEペイ経由の口座入金を繰り返してると不正監視プログラムに引っかかるのかアカウント利用停止をくらいました。 問い合わせから数時間で解除されたけどその間は入金ができず機会損失。
LINEのような統合型アプリは便利だけど連結部分が弱い印象。
あと、これが買えるのにあれが買えないのはなぜ?という銘柄のチョイスにも疑問符。
リスク低めの少額投資は結構楽しいので今後改善されれば株式入門にはもってこいの証券会社になる可能性も。(40代男性のクチコミ)
引用:https://minkabu.co.jp/choice/kabu-reputation-of-line-securities/#reviews
入れていない人はいないであろうLINEのアプリから証券のページに入れるのが魅力です。
分かりやすくかつ扱いやすい銘柄のみのお取り引きなので初心者の方にぴったりかと思います。
2019年12月に実施されたタイムセールが魅力的でしたのでまた実施されることを期待します。(30代女性のクチコミ)
引用:https://minkabu.co.jp/choice/kabu-reputation-of-line-securities/#reviews
LINE証券の最新キャンペーン情報
LINE証券では、現在以下のようなキャンペーンを実施しています(2023年1月24日現在)。
- LINE証券 デビュー特典
- 手数料優遇プログラム
- いちかぶアフタヌーンセール(1月11日、1月18日、1月25日)
- 現物取引アフタヌーンセール(1月5日、1月12日、1月19日、1月26日)
LINE証券でも新規の口座開設でクイズに正解すると最大4,000円が受け取れるキャンペーンや、株残高300万円以上から取引手数料が優遇されるキャンペーンを実施中です。アフタヌーンセールでは該当の日に売買にかかるコストがお得になります。
他にも投資信託に関連するキャンペーンなども実施されており、具体的な内容についてはLINE証券公式サイトにてご確認ください。
株初心者におすすめの銘柄に関するよくある質問は?

株式投資を始めようと思っても、初心者のうちはどれがおすすめ銘柄なのか判断が難しい場合もあるでしょう。
おすすめの銘柄といっても、今買うべき銘柄や株主優待の面でおすすめできる銘柄、安い銘柄などポイントは様々です。
以下で株式投資初心者によくある質問についてまとめましたので、ここで疑問を解決しておきましょう。
今買うべき株銘柄はどれ?
今回紹介したおすすめ銘柄の中では、力の源ホールディングス、東京電力ホールディングス、木村化工機が比較的少ない資金からでも投資が可能です。ただ、株式投資をする上で重要視する項目は人により違うため、あらかじめ自分の判断基準を明確にしておくと良いでしょう。
今買うべき株銘柄を知るためには、例えば銘柄の割安度合いを示す「PER」、企業が発表した決算の内容、株価水準などをチェックしてみるのもおすすめです。
株初心者であればついつい最近値上がりしている銘柄に目が行ってしまうかもしれませんが、もしかするとそれは一瞬のことですぐに値下がりが始まってしまう可能性もあります。
そのため、基本的な株価指数との関連性や同業他社との比較も含め、長期的な目線を持つことが重要です。
株の初心者におすすめのアプリは?
各証券会社が提供しているアプリの中でも、特に以下がおすすめです。
- iSPEED(楽天証券)
- マネックストレーダー株式(マネックス証券)
- LINE(LINE証券)
まず、楽天証券のiSPEEDはスマホ版アプリでも機能が充実しています。自分好みに投資情報をカスタマイズして使いやすいように設定できるので、株初心者でも扱いやすいでしょう。
次に、マネックス証券のマネックストレーダーは見やすさや取引のしやすさにこだわったデザインが特徴です。テクニカルチャートも充実しているため、さまざまな分析をしてみたい株初心者にもおすすめできます。
そしてLINEを普段から使う場合はそのままアプリから投資を始めることができ、手軽さを重視する株初心者におすすめです。
株主優待におすすめな初心者向けの株銘柄は?
飲食系なら、日本マクドナルドホールディングス、すかいらーくホールディングスがおすすめです。店舗を全国展開しているため、株主優待で受け取った商品券などが使いやすい環境にあるでしょう。
自社製品の詰め合わせなら、日清食品ホールディングスや味の素がおすすめです。普段の料理や食事に使える製品を受け取ることができます。
他にも自社が販売する日用品を受け取れるライオン、買い物でキャッシュバックがあるイオンなども生活で役立つ株主優待を実施しておりおすすめできます。
ただし、株主優待は永続的なものではなく、会社の業績などにより廃止される可能性もあります。銘柄を購入する前に企業の業績や株価の推移もしっかり把握しておきましょう。
株初心者におすすめな安い株銘柄は?
5万円以下で購入できる安いおすすめ銘柄として、ヤマダホールディングス、vtホールディングスなどがあります。ヤマダホールディングスはヤマダ電機を中心とするヤマダグループであり、vtホールディングスは愛知県名古屋市に本社を置く、自動車ディーラーの持株会社です。
10万円以下で購入できるおすすめ銘柄としては、楽天グループ、クリエイト・レストランツ・ホールディングスなどが挙げられます。楽天グループは楽天市場などで利用している人も多いのではないでしょうか。クリエイト・レストランツ・ホールディングスはフードコートやレストランを経営する企業です。
株式の中には1単元で100万円を超える銘柄もありますが、株初心者の場合は上記のような比較的少ない資金から投資が可能な銘柄を探してみると良いでしょう。
株初心者におすすめな配当金が高い株銘柄は?
株初心者であっても、まとまった資金が用意できれば高配当な銘柄へ投資することも可能です。高配当を狙うなら、株式の保有数は多い方が有利です。
おすすめな高配当銘柄としては、商船三井(550円/1株)、日本郵船(510円/1株)、JT(188円/1株)などが挙げられます(2023年1月23日時点)。
比較的必要な資金が少なくても高配当が狙える銘柄としては、有沢製作所(90円/1株)、NEW ART HOLDINGS(100円/1株)などがあります。
配当は業績に左右されるので、買付けのタイミングやこれからも保有し続けるべきなのかもセットで考えておきましょう。配当ばかり見ていると、肝心の株価は下がって元本割れするリスクもあります。
株の初心者は多角的におすすめ銘柄を検討しよう

本記事で紹介した株式投資の初心者にもおすすめな銘柄や証券会社をチェックし、まずは資金の確保や買うタイミングを考えるなど、具体的なアクションを起こしてみることをおすすめします。
各証券会社では株式投資が初めての初心者をサポートしてくれる体制が整っており、充実したサービスを活用しながらおすすめ銘柄を絞っていっても良いでしょう。
実際に株式投資を行う前にはリスクの許容度等をよく確認し、元本割れした場合の対応も含めた投資プランを検討することが重要です。
もし自分で銘柄分析をすることが難しい、あるいはマーケットを先読みするのは自信がないといった場合は、ファンドへの投資もおすすめです。
当サイトが推奨する「GOファンド」であれば、株式投資の初心者や一度に多額の資金は用意できない人でも投資しやすくなっています。
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