【2022年版】資産運用で気になる投資信託の利回りとランキング

資産運用をしているとメディアや雑誌などで利回りランキングを目にするのではないでしょうか。高い利回りの投資信託や個別銘柄は注目され目立つ扱いになります。例えば過去の利回りが高い個別銘柄や投資信託があれば、「これからも同じような利回りが期待できるのでは?」と考えてしまうものです。

しかし、過去の資産運用の利回りの成績やランキングは、未来の成績を約束してくれるわけではありません。過去の利回りは参考程度にとどめるべきです。ただ、過去の資産運用の利回りを全くチェックしないのも考えものです。過去の利回りからリスクの高さ、その運用された時期の市況、長期でみた時の安定性など読みとれる情報もたくさんあるからです。

本記事では資産運用初心者の方向けに、資産運用の利回りについての解説や気になる投資信託のランキングの紹介をします。

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目次

資産運用における利回りとは?

資産運用をする際に投資信託や個別株の過去の成績を見てみると、利回り、利率、騰落率など様々な言葉が目に入るのではないでしょうか。意識していないと明確に使い分けができないため、これらの違いをまずは確認してみましょう。

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資産運用の利回り

資産運用における利回りとは、資産を買って保有することで得られる配当金・分配金・利子・売却した際に出る
利益を含めた収益の割合のことです。簡潔に言えば「どの程度、儲かるのかの割合」と考えれば、分かりやすい
でしょう。

利率との違い

利率は投資元本に対する「利子」の割合のことです。「投資元本×金利」で求められます。利回りと利率は、資産運用をはじめたばかりの人だと、間違えやすいため注意しておきましょう。

騰落率との違い

騰落率は株式や投資信託が一定期間で、どの程度、値上がり・値下がりをしたのかが分かる変化率です。配当金や分配金なども含みます。

利回りとの違いは

  • 利回り:年単位の収益の割合
  • 騰落率:一定期間の変化率

である点が最大の違いです。利回りは「年単位」で見る指標だということをしっかり押さえておきましょう。

投資信託の利回りの計算式

利回りの計算式は、投資する対象によって変わってきます。本記事では特に資産運用初心者が最初に取り組み
やすい投資信託の利回りの計算式をとりあげます。

投資信託の利回り={収益の合計(売却損益+分配金―手数料ー税金)÷運用年数}÷投資元本×100
(単利のケースで計算)

ただし、投資信託には

  • 単利:投資元本に対してのみ利息がつくタイプの金利
  • 複利:投資元本に利息を加えた金額に利息がつくタイプの金利

で、計算方法が少し変わってきます。

収益の合計(投資元本+売却損益+分配金―手数料―税金)=投資元本×(1+平均利回り%)^投資年数
(複利計算)

投資利回りについて「年率で換算」とされている場合は、複利計算が用いられていることがあります。

計算式んを紹介はしましたが実は実際に個人投資家が自分で利回りを計算する機会はほとんどありません。ネット証券やモーニングスターのような投資信託の老舗の情報サイトで計算結果がすぐに出てくるからです。

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投資信託の2022年度平均利回りランキング

投資信託の平均利回りランキングをまとめました。(モーニングスター2022年6月30日付データより)
(期間は5年間)

全ファンドの上位5位

 ファンド名カテゴリー平均利回り純資産(百万円)
1UBS 原油先物ファンド    コモディティ23.36% 9,666    
2野村 世界業種別投資シリーズ(半導体)        国際株式・グローバル・含む日本(F)21.81% 31,906  
3(NEXT FUNDS)NASDAQ-100(H無)連動型上場投信 『愛称:NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF』国際株式・北米(F)20.66% 52,432
4企業価値成長小型株ファンド 『愛称:眼力』          国内小型グロース             19.67% 36,206
5野村 米国ブランド株投資(アジア)年2回   国際株式・北米(F)18.74% 1,634

全てのジャンルの投資信託の中から平均利回りが高い投資信託を順に並べると、1位に原油先物、2位に半導体関連の企業を集めた投資信託、3位に米国株の成長企業が集まるNASDAQ100指数に連動する投資信託が入っています。近年の原油高や半導体特需、米国の成長企業に追い風が吹いていた直近5年の市況が投資信託の平均利回りのランキングからも確認できます。

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国内株式型上位5位

 ファンド名カテゴリー平均利回り純資産(百万円)
1企業価値成長小型株ファンド 『愛称:眼力』          国内小型グロース             19.67% 36,206  
2国際・キャピタル 日本株式(貨)ルーブル(毎)          国内大型ブレンド             14.90% 1,067    
3野村 日本ブランド株投資(アジア通貨)毎月            国内大型グロース             13.69% 1,491    
4フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド 『愛称:Jテック+』国内大型グロース             13.65% 11,218  
5野村 通貨選択日本株投信(ペソ)毎月国内大型ブレンド             13.47% 2,252    

日本国内の株式でポートフォリオを組んだ投資信託はどうでしょうか。次の項目で紹介する国際株式型の上位5位が平均利回り18%以上なのに対して、国内株式型は2位以下が13%〜14%台にとどまっています。ここ数年、
日本国内でも米国株投資がブームになりましたが、日本株全体が海外に比べ低迷していたのも、この結果を見ると無理はないのかもしれません。

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国際株式型上位5位

 ファンド名カテゴリー平均利回り純資産(百万円)
野村 世界業種別投資シリーズ(半導体)     国際株式・グローバル・含む日本(F) 21.81% 31,906  
(NEXT FUNDS)NASDAQ-100(H無)連動型上場投信 『愛称:NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF』国際株式・北米(F)        20.66% 52,432
野村 米国ブランド株投資(アジア)年2回   国際株式・北米(F)        18.74% 1,634    
野村 米国ブランド株投資(アジア)毎月      国際株式・北米(F)        18.72% 30,802
野村 クラウド関連株式投信B(H無)        国際株式・北米(F)18.45% 18,544  

国際株式型の投資信託では、半導体関連企業の投資信託が1位。2位は米国の成長企業が集まるNASDAQ100指数に連動した投資信託、3、4位も米国株関連の投資信託、5位はコロナ禍の影響で伸びたクラウド関連企業の投資信託がランクインしています。

過去5年は米国市場で緩和的な金融政策が行われ、米国株が好調でした。その中でも特に半導体やクラウド関連などの成長産業が伸びたことが改めて確認できます。

 ファンド名カテゴリー平均利回り純資産(百万円)
UBS 原油先物ファンド    コモディティ      23.36% 9,666
iシェアーズ コモディティインデックス   コモディティ      15.74% 3,050    
ダイワ/“RICI(R)”コモディティ・ファンド   コモディティ      15.38% 7,606
ダイワ/ロジャーズ国際コモディティ・F      コモディティ      15.32% 9,883
SMTAM コモディティ・オープン             コモディティ      13.56% 2,486    

コモディティ型では過去5年の平均利回りで1位の原油関連の投資信託が目立ちます。原油の需要回復や世界情勢的に原油の増産体制、流通が不安定な状況が改めて確認できます。しかし2位以下のコモディティ関連全般を扱う投資信託は国際株式型の上位5位に比べると、平均利回りは伸びませんでした。

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過去の利回りが良ければ未来の利回りも良いとは限らない

この表は「全ファンド」の3年間の平均利回りの上位5位までの投資信託です。

 ファンド名カテゴリー平均利回り純資産(百万円)
1iFreeActive EV                  国際株式・グローバル・含む日本(F)           41.94%               7153
2eMAXIS Neo バーチャルリアリティ          国際株式・北米(F)        40.80% 9,190    
3iFreeNEXT FANG+インデックス   国際株式・北米(F)        34.91% 17,547  
4FANG+インデックス・オープン    国際株式・北米(F)34.90% 13,726  
5eMAXIS Neo 自動運転     国際株式・グローバル・含む日本(F)           32.18% 15,327  

一方、こちらは前述の「全ファンド」の5年間の平均利回り上位5位までの投資信託です。

 ファンド名カテゴリー平均利回り純資産(百万円)
1UBS 原油先物ファンド    コモディティ23.36% 9,666    
2野村 世界業種別投資シリーズ(半導体)        国際株式・グローバル・含む日本(F)21.81% 31,906  
3(NEXT FUNDS)NASDAQ-100(H無)連動型上場投信 『愛称:NF・米国株NASDAQヘッジ無ETF』国際株式・北米(F)20.66% 52,432
4企業価値成長小型株ファンド 『愛称:眼力』          国内小型グロース             19.67% 36,206
5野村 米国ブランド株投資(アジア)年2回   国際株式・北米(F)18.74% 1,634

過去3年と過去5年で平均利回りの上位5位が全て入れかわっているのが分かります。投資信託の過去の利回りは参考にはなるのですが、切り取る時期や期間の長さ次第で顔ぶれが違ってきます。

ある時期に調子の良かった投資信託も一時的に、大きく伸びただけで長い期間で見ると利回りが低いことがあります。逆に利回りの順位は目立たなくても、安定した平均利回りが続いている投資信託もあります。

資産運用の情報やメディアでは、過去の平均利回りの数字に触れることも多いかもしれません。しかし、ある時期、ある期間の運用利回りが高い投資信託に素直に投資すれば良いという単純な話ではありません。過去の実績を確認すると同時に現在の市況、未来の市況のことも考えて、資産運用の対象を選ばないと思うようなリターンは得られないでしょう。

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平均利回りの高さが安定的・継続的かどうかを確認する

平均利回りを見る際には、安定的・継続的な利回りが伸びているかどうかを確認しましょう。一時的に大きく伸びている投資信託も長期でみると、運用成績が全く振るわないことがあります。そのため、利回りは様々な期間、長さから複数の視点で確認することをおすすめします。

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高すぎる平均利回りはリスクにも注意する

大きく値が上がった投資対象はその分、大きく下がってしまうことも珍しくありません。リスクが高いというのは価格変動の振れ幅が大きいことと同じ意味です。利回りが極端に高い投資信託はリスクが高いことを踏まえて
投資するべきです。平均利回りだけでなく過去の値動きのチャートなどもあわせてみることで、リスクが高い投資信託なのかどうかも確認しておきましょう。

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まとめ

利回りの意味や計算式、2022年度に高い平均利回りになった各種投資信託を紹介しました。過去の平均利回りは資産運用をする際に参考になります。しかし、過去の利回りや運用成績が将来の資産運用の成功を約束してくれるわけではありません。

そのため、「過去の平均利回りが安定的・継続的に続いているのか?」、「時期を変えて平均利回りを見てみる」など様々な視点から、資産運用の対象を選ぶことをおすすめします。

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