専業投資家とは実際のところどうなの?専業投資家になることのメリット・デメリット

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専業投資家とは

投資のみで生計をたて、投資で得た利益で日々の生活諸々の費用を賄います。仕事をしながら投資をしている方は多いと思いますが、もし株投資だけで普段の生活ができるなら、いっそのこと仕事を辞めてしまいたいななどと考える人も多いのではないでしょうか。

日本の独身者の生活費の平均は月16万から20万程度です。贅沢をせず、この金額を株投資で収益を得ることができれば普通に生活を送ることができるということです。単純計算で株投資の収益で毎日1万円ほどあげることができれば、専業投資家になれるという事になります。

そんな多くの人が憧れる専業投資家ですが、本当にそんな事が可能なんでしょうか。また実際は専業投資家の生活ってどうなんでしょう。今回は専業投資家になるメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

専業投資家は場所は問題ではありませんので、どこからでもできます。日本にとどまらず、海外からでも投資することはできます。そして時間的な縛りがありませんので、自由に時間配分が可能です。自身で時間管理をし好きな時に好きな時間に好きなことができます。また、投資に時間を十分に使えるため、企業の分析をしたり、リサーチする時間も十分ありますので、集中して投資に専念することができます。投資方法も中長期投資はもちろん、短期投資やデイトレードも動きを随時チェックできるため思う存分に時間を投資へ充てる事が可能です。また大きな利益を獲得するチャンスがあるため、企業へ勤めているより収入が増える可能性もあります。

デメリット

専業投資家は投資のみで生計を立てていますので、基本的な収入は投資からのみの収益です。そのため、万が一失敗して収益が出なかった場合やマイナスが大きくなってしまった場合のリスクは大きくなります。一方で兼業投資家で企業へ勤めている場合は、基盤となる収入(月給)があった場合、安定して毎月必ず入ってくるお金があれば、投資で失敗した場合でも生活費はそちらから賄えます。専業投資家はその分リスクもプレッシャーも大きくのしかかってきます。

専業投資家になるにあたって重要点

<自分にあった投資スタイルを考える>

中長期投資はすぐには利益にはなりません。10年後15年後の収益を狙う投資です。また配当金や株主優待といった利益は相当な金額を投資することが前提となります。相当な金額とは大体億単位の資金ということになります。そう考えると、手っ取り早く収益につながるのはデイトレードになります。

デイトレーダーになるにはそれなりに株投資の知識が必要となり、チャート分析や値動きの予想などが瞬時にできるスキルがあること。また動きの激しい銘柄への投資も多くなるためリスクが大きく、時には損ぎりなど利益を確定するタイミングを見ることも必要となるため、しっかりとストップをかけられる意志の強さも必要です。もう少しもう少し、と言っている間に大きな損失を生む可能性があります。

また株は上昇や下落の時期があります、買うべき銘柄が見つからない時はしっかりと「買い」のタイミングを待つ必要があります。デイトレーダーは性格的に向き不向きがあるとよく耳にしますので、しっかりと自身はどうか考える必要があります。

<月々の必要経費を明確にし生活の基盤となる最低ラインを把握しておく>

毎月にかかる生活費はどれくらいなのか把握することで、投資に充てる資金の調節ができます。リスクが大きくなりすぎないように把握しておくことが重要です。また兼業投資家のように毎月安定したお給料がないため、いざという時の資金の確保も必要です。

<専業投資家になるための資金>

投資に充てることができる資金や万が一の時にすぐに出せるキャッシュはどのくらい保持しているのかを把握しておきましょう。全てを投資に回すことはできません。数ヶ月分のキャッシュは別にして、取引する銘柄にもよりますが、最低額100万円で分散投資をして一日1万円の利益を出すことができる計算となります。リスクの少ない安定した銘柄のポートフォリオで運用するのであれば最低300万円程度の資金は必要です。

<専業投資家になる覚悟や自分に向いているのかを考える>

専業投資家は時間的な自由や束縛がなくよく思えるかもしれません。しかし一方で高い技術や判断能力が必要です。分析をしっかり行わなければ、大きな損をする可能性もあります。ギャンブルではありませんので、「買い」や「売り」のタイミングをデータ分析して行うものです。単純に月20万の利益、年間にして240万円の利益というのを最低ラインと考えて、しっかりと自分のルールの中で目標達成に向けての強い意志が必要となるでしょう。先ほど専用投資家になるための最低資金のガイドラインを示しましたが、結局はその金額で何%利益を生み出す技術があるかどうかで決まります。少ない資金であっても利益を出すことができれば、最終的に資金は増えていきます。

米国株長期投資のお薦め

専業投資家は自由で時間の束縛もなく多くの投資家が憧れるような生活を想像してしまいがちです。またサラリーマンでは一生かけても稼げない金額を専業株投資では稼げる可能性が高くなります。しかし実際に専業投資家になるための重要点を見ていくと、プレッシャーもリスクも大きく、投資技術、分析、企業のファンダメンタルの見方など、かなりの知識や経験も習得しなくてはなりません。いくらプロでも100%成功することもなく、時には失敗するのです。その失敗をカバーするだけの財力がなければ専業投資家になってもすぐに失敗し、再び企業へ勤めることへとなってしまいます。

株投資の勉強は副業でも可能です。迷っている段階ではまだ自身にとって良いタイミングではないのでしょう。米国株への長期投資をしながら、自分にあった投資法を取得していき、そして良いタイミングで専業投資家になるのか兼業投資家を続けるのかの選択をしていけば良いのではないでしょうか。

まとめ:まずはリスクを抑えて始めよう

数百、数千万という大金を一瞬で失ってしまう可能性もあるため、最初から専業投資家になるのはリスクが大きいです。

だからまずは働きながら投資を勉強し実践する、兼業投資家がリスクを抑えるには最適でしょう。

専業投資家だと楽して大金が手に入るイメージがありますが、実際は毎日チャートを確認して売買タイミングを見極めることになります。

これでは精神的ストレスが大きく続けるのは大変です。とはいえ働きながら投資先を選定するのも苦労します。

そこでおすすめが「Goファンド」です。安定した運用パフォーマンスで年利15%以上を目指しており、投資をしたことがない人でも資産を増やしなすくなるでしょう。

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