シェールガス・オイルは近年開発が進められ、従来採掘が困難だとされていた天然ガスのシェールガス・オイルが今後は本格的に生産が進められます。「シェール革命」と呼ばれ、市場で原油価格高騰により、このような天然ガスへの注目がさらに集まることになるでしょう。
コロナショック後からシェール企業全体の経営が悪化し、合併や買収が盛んに行われてきました。危機を乗り越え、経済活動が回復してきた現在では同業界でも数年ぶりに良好な業績が見られます。
さらに最近では天然ガス価格の上昇が見られますが、価格高騰にも関わらず米国の企業は増産を踏みとどまっています。そのため従来の天然ガス企業の急激な伸びが見られています。
では今回は、シェールガス/オイルの中でも以上の恩恵を受けている注目すべき銘柄を紹介していきましょう。
デボンエナジー
米国でも大手デボンエナジーは、原油相場の低迷を理由に経営が悪化していました。そこで同業者であるWPXエナジーとの合併をすることを発表し2023年には手続きの完了を終える予定です。
今回の合併により、企業規模は最大手のEOGリソーシズに次ぐ大手シェール会社となります。石油生産量が一日28万バレルにも及ぶと予想されます。
株価:52.22ドル(2月11日現在)
2021年9月期決算
売上高:34億6600万ドル
営業利益:10億5600万ドル
EPS:1.24
(引用:投資の森)
レンジリソーシーズ
主にペンシルバニア州、ノースルイジアナ州に事業領域を置き、独立系天然ガス、液体天然ガス、及び石油関連を扱う企業です。探査・生産、天然ガス・原油の探鉱、開発事業を行います。
株価:20.34ドル(2月11日現在)
2021年9月決算
売上高:3億263万ドル
営業利益:マイナス3億2300万ドル
EPS:マイナス1.44
(引用:RANGE RESOURCES)
EOGリソーシズ
米国の代表的なシェール埋蔵エリアの保有、石油・ガスの生産事業を行います。テキサス、コロラド州などの中南部に拠点を置き、またグローバルに中国やトリニーダにも拠点を置いています。売り上げの98%は米国で計上されその殆どが原油となっています。
株価:112.66ドル(2月11日現在)
2021年9月決算
売上:47億6500万ドル
営業利益:14億7100万ドル
EPS:2.16
(引用:投資の森)
カーボセラミックス
プロパントと呼ばれるセラミック砂、樹脂コーティング砂、水圧破砕法に関連したコンサルティング、また探鉱開発関連のサービスを行うメーカーです。
株価;2.00ドル(2月11日現在)
2021年12月決算
売上高:7億7760万ドル
営業利益:1億2700万ドル
EPS:マイナス0.15
(引用:投資の森)
全体的にコロナショック回復から急激に上昇に向かっています。今後この動きが継続するのか、あるいは長期に続くか、それとも短期で終わってしまうのかは不明です。しかしエネルギー分野が急上昇に向かっています。リスク管理をしながら、許容範囲で投資するのが良いでしょう。
コメント