ウォーレン・バフェットが地元ネブラスカ大学の卒業生に伝えたコトとは?

人類史上最強の投資家ウォーレン・バフェットが、先月開催された地元ネブラスカ大学のロニー・グリーン学長との対談の中で、人生についてのいくつかの重要なアドバイスを口にしました。ネブラスカ大学の卒業生たちへ贈られたアドバイスとは、一体どのような内容だったのでしょうか。

自分が本当に夢中になれる仕事をしなさい

バフェットはまず、卒業生たちに「自分が本当に夢中になれる仕事をしなさい」とアドバイスしています。

「いつも言っていることだが、仮にお金のために仕事をする必要がなくても、自ら出て行ってやりたくなるような仕事を見つけなさい。最初に就く仕事がそうした仕事である必要は必ずしもないが、少なくとも妥協はしない方がいい。お金のために嫌々しなければならない仕事ならしない方がいい。毎朝ベッドから喜んで飛び起きて駆け出してゆきたくなるような仕事を選びなさい」

「幸運なことに、私自身がそういう仕事を見つけ、就くことができた。それ以上に素晴らしいことはない。そうなるとそれはもう仕事ではない。毎日わくわくして次に何が起きるか期待し、その日の仕事がいつ終わるかなど考えることもない。逆に人を雇う立場から見ても、雇うのであればそういう人材を雇いたいと思うだろう」

バフェットは、多くの投資家仲間から「毎日職場へタップダンスをしながら通っている」と言われるほど自分の仕事が好きなことで知られています。また、別の場所で「自分の履歴書の見栄えをよくすることだけを目的に本当はやりたくない仕事に就くのは狂気の沙汰である」というコメントも残しています。「自分が本当に夢中になれる仕事をしなさい」というアドバイスは、バフェットが第一に伝えたかったアドバイスに違いありません。

コミュニケーションのスキルを磨きなさい、本を読みなさい

バフェットは次に、卒業生たちにコミュニケーションのスキルを磨くようアドバイスしています。

「コミュニケーションのスキルを磨くことも非常に重要だ。コミュニケーションのスキルとは、文章を上手に書くスキルであり、人前で上手に話すスキルであり、頭に多くの知識を詰め込むスキルだ。皆さんの年代は、昨日は知らなかったことを毎日勉強し、頭に詰め込むことが出来る年代だ」

バフェットは、毎日の時間の80%を読書に費やすことで知られています。毎日本を読んで勉強することは「毎日複利で貯金をしているようなもの」とも発言しています。グリーン学長から「人生を通じて学び続ける最良の方法」について質問されたバフェットは次のように答えています。

「読書と知的好奇心を持つこと以外に最良の方法はない。私は前に、誰か一人と一緒にランチを食べられるとしたら、生きている人の中から選ぶか、それとももう死んでしまった過去の人の中から選ぶかと聞かれたことがある。そんなことについて考えるまでもなく、読書をすることでベンジャミン・フランクリンと一緒にランチを食べることが出来る。ベンジャミン・フランクリンだけでなく、世界中の歴史的偉人たちと食べることも出来る。読書をすることで、そうした偉人たちの考えや知恵を学べるのだ」

あまりの読書好きゆえ、バフェットは家族から「足のついた本」だと言われたことがあるそうです。

バフェットにとっての成功の尺度とは?

続けて、グリーン学長から「成功の尺度」について問われたバフェットは、次のように答えています。

「それは究極の質問だ。私は90歳を迎えたが、これまでに多くの非常に裕福な人々を見てきた。しかし、彼らの多くは裕福だが、成功はしていなかった。彼らの多くは有名人だが、成功はしていなかった。あなたが65歳とか70歳の年を迎えて、あなたの子供、妻、同僚などの周りの人から、あなたとあなたの仕事に対する愛を受け取ったとすれば、あなたは成功したと言っていいと思う」

バフェットは、2006年から今日までの15年間で370億ドル(約3兆8850億円)もの巨額の寄付をしてきた篤志家としても知られています。バフェットにとっては、単にお金を稼いで裕福になることは成功を意味しないのです。

卒業生たちに贈ることば

新型コロナウィルスのパンデミック、悪化する気候変動、各地で広がる社会的分断など、様々な課題を抱えた世界へこれから出て行く卒業生たちに、バフェットは次のことばを贈っています。

「私自身、世界恐慌や第二次世界大戦など、いくつもの困難な時代を生き抜いてきた。人生とは、常に浮き沈みするものなのだ。私自身、アメリカという国に生まれたことをとても幸運に思っている。ネブラスカに生まれたことをとても幸運に思っている。両親のもとに生まれたことを幸運に思っている。自分が受けてきた教育を受けられたことを幸運に思っている」

「これから社会へ出て行く君たちにとっても、完璧な毎日が続くことはない。世の中はそのように出来てはいない。しかし、アメリカというこの国に生まれたことを幸運だと思い、今という時代に生まれたことを幸運だと思わなければならない。時には健康問題を抱えたりして人生は常に乱高下する。しかし、機会というものは常に目の前に存在するし、人生とは素晴らしいものなのだ。仮に私が君たちの歳に戻れて、今の時代にネブラスカ大学の卒業生として社会に出られるとしたら、ぜひそうしたいものだ」

オバマの賢人からの愛がこめられたことばを受け取った卒業生たちは、どんなに励まされ、勇気づけられたことでしょう。彼彼女たちの希望に満ちた未来を祈るばかりです。

(参照サイト)
https://markets.businessinsider.com/news/stocks/warren-buffett-advises-graduates-read-communicate-better-find-job-love-2020-12-1029908296

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