バークシャー・ハサウェイが2022年度年次株主総会を開催

伝説の投資家ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが、2022年度年次株主総会を開催しました。

対面での開催は三年ぶりで、会場は多くの株主で埋め尽くされました。

「資本家のためのウッドストック」というあだ名が付けられたバフェットの地元ネブラスカ州オマハの地で、バフェットはどのような発言をしたのでしょうか。

目次

「誰も未来のインフレ率を予見することはできない」

会の冒頭、高い水準で推移しているインフレーションについてバフェットは、

未来のインフレ率を予想することは愚か者のゲームだ。誰も10年後、12か月後、あるいは4週間後のインフレ率を予見することはできない。インフレに対する最大の防御策はあなた自身のスキルを磨き、人々が相応のお金を払ってでも買いたいというモノやサービスを造り出すことだ。あなた自身の稼ぐ力こそが最大の武器であり、だれもそれをあなたから奪えないのだ

とコメントし、最近社会問題化しているアメリカのインフレーションについて独自の見解を示しました。

最近のウォールストリートは「ギャンブル」

また、乱高下を続ける最近の株式市場について、バフェットは「ギャンブル」であると喝破しました。

バフェットは、

市場は時にクレージーな動きをするものだ。そして、それはバークシャーにとって良いことである。我々の頭が良いからではなく、我々が狂っているからだ。市場では、投資家が投資よりもギャンブルをしているときの方がより多くのお金を稼げるのだ

とコメントし、そのような環境から複数の割安銘柄を発見できたと説明しました。

仮想通貨には相変わらず否定的

バフェットは、ビットコインなどの仮想通貨には相変わらず否定的な態度を示しています。

バフェットと同時に司会を務めたチャーリー・マンガーは、株主からの質問に答え、バフェットの考えを示しました。

ビットコインを名指しはしなかったものの、仮想通貨は全般的に「投機マニア」であるとし、自社の資産管理マネージャーが仮想通貨に投資してもいいかとたずねられたら、絶対にさせてはならないと強く主張しています。

エネルギー関連株を大幅に積み増し

ところで、バークシャー・ハサウェイは、2022年度年次株主総会開催直前の2022年1月から3月にかけて、石油大手シェブロンやオクシデンタル・ペトロリアムなどのエネルギー関連株に510億ドル(約6兆6300億円)を投じ、大幅に積み増しています。

シェブロンは、バークシャー・ハサウェイが保有する普通銘柄の中で上位4銘柄の一角となっています。また、オクシデンタル・ペトロリアムの株式保有比率は14%に増加しています。

(参照サイト)

https://www.fool.com/investing/2022/05/09/takeaways-from-the-2022-berkshire-hathaway-annual/

https://www.barrons.com/articles/takeaways-warren-buffett-berkshire-hathaway-meeting-51651350523

まとめ:バフェットは堅実な投資思考

エネルギー関連株を積み増していることから、「インフレにも強く」「仮想通貨のように投機マニア」でもない堅実な投資を選んでいるとわかります。

長期投資を基本とする彼の投資方法とすれば当然でしょう。

だから彼は稼ぐ力をつけて長期的に投資していくのがおすすめだと考えているといえます。

とはいえバフェットのように銘柄を選定するのは実際は難しいです。

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