米国最大電気自動車企業のテスラが2022年1月26日に第4四半期決算(10月から12月)発表、同時に2021年通年決算を発表しました。内容を詳しく見ていきましょう。
(引用:TeslaQ4andFY2021)
<第4四半期決算>
売上 177億1900万ドル
純利益 23億2000万ドル
EPS 2.05ドル
利益率 30.6%
営業利益率 14.7%
株価 932ドル(2月10日現在)
ー内訳ー
総自動車売上 160億ドル
クレジット売上 3億1400万ドル
(排出ガス規制)
フリーキャッシュフロー 27億8000万ドル
アナリスト予想では163億5000万ドルで、予想を大きく上回る好結果となりました。
総売上で前期の第3四半期決算が137億5700万ドルで過去最高記録を出していましたが、今期新たに更新しました。
総合売上は前年同期比で65%増、営業利益は26億1300万ドルで前年同期比で354%増で驚異的な成長が見られます。
クレジットの売上は前期の2億7900万ドルから上昇していますが、今回のクレジット売上3億1400万を除いた利益率はそれでも29.2%となります。
自動車業界の平均営業利益率が大体8%前後ですので、テスラ社がどれほど、ずば抜けているかが理解できます。
(引用:TeslaQ4 and FY2021)
<2021年通年決算>
売上 538億2300万ドル
純利益 55億1900万ドル
総売り上げは前年比で71%増、純利益は前年が7億2100万ドルで比較で665%増(7.6倍)と驚異的な数字です。
電気自動車の出荷台数が2021年に87%増加しており、同業他社と比較でも最高の四半期営業利益を出しています。このことは電気自動車の収益性が非常に大きいことを示しています。
世界での半導体不足
コロナショックから世界で半導体不足が続いています。今期決算で同社が好成績を残せたことは、半導体不足にも関わらず、同社のバッテリーの多様化によるチップ及びバッテリーの確保が可能であったためです。また新機種発表を延期し、現状の格安車のラインを重点的に増産したことで、生産数を増加、2021年総合936,000台納車が売り上げ増加につながりました。
設備投資
2020年第4四半期から最新の2021年第4四半期までおおよそ5億から8億ドルほどを設備投資に回しています。最新ではベルリン工場を新設しましたが、これが稼働にのるとさらに増産が可能になります。そして、今年新たに工場の建設を発表し、さらに生産能力を拡大していきます。半導体不足の課題が継続する中、EV市場が拡大しています。EVを代表するテスラはいかにして半導体危機を乗り越えていくのか、注目です。
まとめ:半導体不足の中でも今後の成長が期待できる
この記事では、米国の最大電気自動車企業であるテスラ社について、発表された2021年通年決算をもとに詳しく解説しました。
第4四半期決算はアナリスト予想を大幅に上回る結果となり、前年同期比で3倍以上と驚異的な速度で売り上げが成長しています。
また1年を通した純利益が前年と比べて約8倍成長しています。
世界中で続く半導体不足は懸念材料ではありますが、テスラ社は今後も電気自動車で高い収益性を残していくと期待できます。
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