世界的に急増したオミクロン株の影響でレストラン株は再び厳しい状況を強いられることになりました。そんななか、企業戦略の方向転換中のヤムブランズ、マルチ・ブランド戦略を打ち出したチーズケーキファクトリーは、アナリストが両社の投資判断を「買い」に引き上げています。これら2銘柄をはじめ、オミクロン株が収束したときに注目が高まるレストラン株を厳選して紹介します。
さらに、おまけで今後成長に期待される米国に進出した日本企業、クラ・スシUSAもチェックしてみましょう。
1800店舗を超える世界最大規模のフルサービスレストランを運営[DRI/NYSE]ダーデン・レストランツ
https://www.darden.com
米国のカジュアルおよびファイン・ダイニング市場で最大規模のレストラン事業者です。2022年1月の時点で、EddieV ‘sとThe CapitalGrilleという2つの高級レストランチェーンを所有。ほかに、オリーブガーデンイタリアンレストラン、ロングホーンステーキハウス、バハマブリーズ、シーズン52、ヤードハウス、チェダーズスクラッチキッチンといった6つのカジュアルダイニングレストランチェーンも運営しています。2022年度第2四半期末時点で米国内に1,852店舗を有しており、17万5000人以上の従業員が従事しています。収益のほとんどを自社が所有するレストランから生み出していますが、フランチャイズ・レストランのネットワークや伝統的な食料雑貨チャネルを通じた日用消費財販売も収益に寄与しています。
米国を中心に2900店舗のメキシカンレストランを展開する[CMG/NYSE]チポトレ・メキシカン・グリル
https://www.chipotle.com
チポトレ・メキシカン・グリルのレストランを運営する、米国最大のファストカジュアル・チェーン・レストランです。レストランでは、ブリトー、タコス、ブリトーボウルやサラダのメニューを提供しています。2021年度第3四半期末の直営店舗数は約2900店で、そのほとんどが米国で展開しているものの、カナダ、英国、フランス、ドイツでも一部店舗を展開しています。競争力のある価格、高品質な食品の調達、サービスのスピード、便利さを中心に構築された販売提案で、ブリトーなどの食事メニューから飲料までを販売しています。同社の収益は、ほとんどをレストランの売上およびデリバリー手数料から得ているほか、有効期限を持っていないギフトカードを販売しています。
KFCやピザハットなどの有名ファストフードチェーンを手がける
[YUM/NYSE]ヤム・ブランズ
https://www.yum.com
米国を拠点に、KFC(世界で26,220店舗を展開)、ピザハット(18,000店舗)、タコベル(7,600店舗)、The Habit(305店舗)などのファストフードの人気ブランドを展開するレストラン運営会社です。社名の“Yum”とは、英語で“おいしい”という意味です。同社は、ペプシコの一事業部門であったTricon Brandsが進化して誕生した会社で、収益の大部分は、フランチャイズ・ロイヤリティ収入とマーケティング・サービス収入が占めています。また、スピンオフによって2016年の設立されたヤム・チャイナは最大のフランチャイジーで、98%の店舗がフランチャイズ店舗となっており、同社に永久的に3%のロイヤリティを支払うことになっています。
米国、カナダを中心にチーズケーキ専門店チェーンを運営
[CAKE/NASDAQ]ザ・チーズケーキ・ファクトリー
https://www.thecheesecakefactory.com
チーズケーキ専門店チェーン、ザ・チーズケーキ・ファクトリーを展開する、体験型のダイニング会社。ほかにノース・イタリアめ、子会社が運営するフォックス・レストランツ・コンセプトといったブランドを米国やカナダを中心とした地域で294の店舗を展開しています。また、中東およびメキシコでは、サードパーティとのライセンス契約で店舗を運営。同社の売上高のほとんどは、ザ・チーズケーキ・ファクトリー部門が占めています。チーズケーキファクトリーメニューには、メニューには前菜、ピザ、シーフード、ステーキ、チキン、ハンバーガー、小皿料理、パスタ、サラダ、サンドイッチを含む約250品目があります。店舗のほかに、カリフォルニアのカラバサスヒルズ及びノースカロライナのロッキーマウントに2つのベーカリー製造施設を運営しています。
幅広い客層に対応するカジュアルダイニングを展開
[EAT/NYSE]ブリンカー・インターナショナル
https://www.brinker.com
カジュアルダイニングのChili Grill and Barと、Maggiano’s Little Italyというブランドを運営しています。同社が所有するレストランは、米国で約1650軒のほか30カ国以上で運営。さらに、米国外の約2地域を含むレストランの運営やフランチャイズを展開しています。一人向けや家族向けのそれぞれのスタイルに合わせたメニューを備えているほか、パーティーやイベントの開催にも対応する設備を備えています。同社最大の収益を生み出しているChili’sの人気メニューは、スロースモークのベビーバックリブ、クラフトバーガー、有名なボトムレスチップスなどの特製料理などを提供しています。もうひとつのMaggiano’sはイタリア料理店で、ランチとディナーメニューがあり、前菜から、メインの鶏肉、魚介類、子牛の肉、デザートまでを提供しています。
米国で高まる存在感の「回転寿司くら」を運営する日本企業
[KRUS/NASDAQ]クラ・スシUSA
https://www.kurasushi.com
日本でおなじみの回転寿司チェーン「回転寿司くら」を運営する、大阪府堺市に本社をおくレストラン会社です。旋回式特急コンベアベルト、オンデマンド注文スクリーン、皿スロットゲーム、“ビッくらポン”景品ゲーム機などのシステムを導入して集客力を高めています。また、来店客が一皿食べた後、皿を使用済みのスロットに戻すことで給仕の手間を省いています。だしオリーブ・サーモン、スウィート・シュリンプ、ツナ、ガーリック・ツナ・ステーキなど新商品の開発に注力しています。2022年現在は米国で29店舗を展開し、今後はロサンゼルス、サンフランシスコ、ボストン、NY、シカゴなどに新規出店していく予定です。フランチャイズ展開しておらず、全て自社店舗です。一店舗当たり平均売上高は350万ドルで、これは新興レストラン・チェーンとしては高い方です。
まとめ:飲食業界の復活でレストラン株への期待も高まる
今後はオミクロン株への感染対策やワクチン接種が進むことで飲食業界にも元気が戻ることが予想されますが、それに伴ってレストラン株も価格が上昇する可能性があります。
まだまだ先行きは不透明な中、自分の判断で投資するのはリスクがある、プロにお任せしたいという方は当サイトがおすすめする「GOファンド」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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≪参考≫
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202107120990
https://info.monex.co.jp/news/2019/20190805_01.html?rwd=y
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