資産運用のセミナーは参加すべき?注意点とおすすめセミナーの探し方
・資産運用でおすすめのセミナーはあるの?
・資産運用のセミナーで気をつけるポイントは?
資産運用のセミナーに参加して情報収集をしたいという方もいるのではないでしょうか。書籍や雑誌でも資産運用について勉強することはできますが、「旬なテーマ」、「クローズドな場でしか聞けないお得な情報」などセミナーだからこそ聞ける話もありそうです。
しかし資産運用のセミナーは玉石混交です。特に資産運用は大きなお金が動く分野なので、怪しげなセミナーも残念ながら存在します。一方で誠実で勉強になるセミナーもあるため、「セミナーは怪しいから避ける」というのも資産運用の可能性を狭めてしまいます。
そこで本記事では資産運用のセミナーについての注意点、おすすめのセミナーの探し方について解説します。
資産運用のセミナーに無料・有料の2種類ある
まず、資産運用のセミナーには無料・有料の2種類があります。無料だから質が低い、有料だから質が高いと思うかもしれません。しかし、無料でも質の高いセミナーもあれば、有料でも参考にならないセミナーもあります。高いお金を払えば必ず役立つ内容を聞けるというわけではありません。
しかし、無料セミナーの場合、「無料でなぜお得なセミナーを開いてくれるのだろう?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
多くの無料セミナーは基本的に
・無料で集客して商材をPRする場になっている
・スポンサーの広告で成り立っている
このどちらかのケースがほとんどです。そのため無料セミナーの参加後に商材を売りこまれることがあります。一方で公的な性格が強い団体が主催している無料セミナーは、その限りではありません。
では有料セミナーの場合はどうでしょうか。有料セミナーの場合、セミナーそのもので収益があるため、中立な
立場から話を聞けることもあります。しかし、有料セミナーでも無料セミナーと同様に商材をPRする場になっていたり、営業をされたりすることもあります。
もちろん、商材の中には本当に役に立つものもありますが、セミナー参加後は、冷静な判断ができないこともあるため事前に、営業・PRがあるという心構えはもっておくようにしましょう。ただし、コロナ禍以降、オンラインセミナーが主流になったため、営業・PRと言っても広告を見たりメールなどが送られてきたりするぐらいなので神経質になる必要はありません。
資産運用でおすすめのセミナーはどこで見つける?
資産運用でおすすめのセミナーを見つける方法を紹介します。それぞれに特色があるので、自分の目的に応じたセミナーを探してみてください。
日本取引所グループのセミナー

日本取引所グループとは、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所などを傘下にもつ株式会社です。日本取引所の前身である東京株式取引所(後の東京証券取引所)は、明治時代の1878年に設立。日本の株式市場を支えてきた伝統と歴史があります。
日本取引所は取引の場を提供することで、証券会社等の取引参加者、上場会社、情報ベンダーといった方々から市場を利用することに対する対価を得ています。つまり、対個人投資家のビジネスがメインではありません。そのため開催しているセミナーでも個人投資家向けのPRや営業色は薄く、内容も充実しています。
セミナーは、資産運用全体の基本的な考え方や時事的な内容が中心ですが、仕組みが難しいデリバディブ取引を学ぶ講座も用意されています。一方で具体的な投資するべき個別銘柄を紹介するセミナーは見受けられません。
資産運用の仕組み、デリバディブ取引の基礎を勉強するのにおすすめです。
証券会社のセミナー

証券会社でもセミナーを開催しています。証券会社のセミナーは、その道のプロが登壇に立つことが多く専門的な内容もあれば、初心者向けの投資の基礎知識や各証券会社の取引ツールの使い方などを教えてもらえるセミナーもあります。
特にネット証券のセミナーでは、ネット証券での取引が活発になれば収益になるため、特定の投資信託などの投資対象をPRされるだけのセミナーはほとんど見かけません。また、ネット証券のセミナーは具体的な投資戦略やおすすめ銘柄が話題になることも多く、具体的に何に投資をすればいいのかを考えるヒントや材料を探すのに向いています。
パンローリング社のセミナー

パンローリング株式会社は、投資関連の書籍を多数、刊行している出版社です。
個人投資家向けのトレーディングのノウハウや投資戦略を学べるセミナーを開催しています。有名な個人投資家から大手証券会社のアナリスト、海外から招待された投資関係の著名人などのセミナーを聞けます。どちらかと言えば、ある程度、投資経験のある方向けの内容が多いかもしれません。
日本証券業協会のセミナー

日本証券業協会は全国の証券会社や登録金融機関(銀行など)を構成員とする社団法人です。証券取引が円滑に公正に進むようにする、投資家を保護することを目的とする自主規制機関の役割があります。ちなみに証券会社や銀行などで株や投資信託を販売する際には、日本証券業協会の外務員資格をとらなければいけません。
主に投資初心者向けのセミナーを開催しています。資産運用の基本的な知識を勉強したいという方におすすめです。
「こくちーず」で探す

こくちーずは、セミナーを開催したい人と聞きたい人をつなげるマッチングプラットホームサービスです。資産運用のセミナーを探すことができます。どちらかと言えば小規模な事業者がセミナーを開催していることが
多いようです。
こくちーずは、あくまでもプラットフォームのため、セミナーを開催する団体は本当に玉石混合です。誠実に資産運用の勉強会を開催している団体もあります。しかし、残念ながらセミナーで集客して商材を無理に販売しようとする団体の存在もないとは言いきれません。
そのため、こくちーずでセミナーに参加する際には、信用のありそうな団体や個人が開催するセミナーを選ぶようにしましょう。
番外編①:金融庁の動画教材も面白い

金融庁は日本の金融を管理する行政機関です。
実は金融庁はYouTubeチャンネルを開設しており、投資初心者向けの分かりやすい解説動画を制作しています。具体的なおすすめ銘柄や投資信託などを教えてもらえるわけではありませんが、資産運用の原理・原則や基本的な考えを勉強できます。
https://www.youtube.com/channel/UCpIgZIDc-ptkZZTvzqlwGQg(金融庁チャンネル)
番外編②:YouTube・SNS
動画をアップロードできるプラットフォーム「You Tube」でも、資産運用に関するセミナーの録画や動画コンテンツが数多く見つかります。You Tubeはあくまでもプラットフォームのため、情報発信者の質は玉石混交ですが専門的な内容のチャンネルや分かりやすいチャンネルが無数にアップされています。
また、TwitterやInstagram、FacebookのようなSNSでも資産運用関連のセミナーを見つけられます。SNSもYouTubeと同様、プラットフォームにすぎないため、情報発信者の質にばらつきがあります。信頼できる発信者のセミナーを慎重に選ぶようにしましょう。
資産運用セミナー【まとめ】
資産運用のセミナーについて解説しました。無料・有料問わず資産運用のセミナーは、玉石混交で中にはPRや
営業目的のものもあります。そのためセミナーに参加する際には、「このセミナーの目的は何なのだろう?」と考えてから参加し、冷静な判断を下せる心構えをもっておきましょう。
資産運用のセミナーを探す際なら、日本取引所、各証券会社、パンローリング社、日本証券業協会、こくちーず、
などから探してみると良いでしょう。セミナーではありませんが金融庁のYouTubeチャンネルもおすすめです。
資産運用セミナーで基礎知識を身に着けたら実際に投資することになりますが、その際は投資先やマーケットの情報についてしっかりリサーチを行いましょう。
状況は刻一刻と変化するため、できるだけタイムリーな情報を常に仕入れる必要があります。ただ、投資初心者であればそうした分析等が難しく感じる場合もあるのではないでしょうか。そのような場合にはファンドへ投資するのも手段の一つです。
当サイトが推奨する「GOファンド」では初心者でも投資しやすいようと少額から始められるのが特徴です。
- 運用者の顔が見える安心感
- 安定かつ高い運用パフォーマンス
- ネットで簡単に、少額から始められる
気になる人はぜひ一度チェックしてみてください。



コメント