新型コロナワクチン開発影の主役ドイツのビオンテックとは

ワクチン

ドイツ・マインツに拠点を置くドイツの製薬会社ビオンテックが注目されています。現在日本でも接種が進むファイザー製の新型コロナワクチンは、このドイツのスタートアップ企業との共同開発で生まれたからです。ビオンテックという会社をご紹介します。

ビオンテックというスタートアップ企業

ビオンテック(BioNTech SE, NASDAQ:BNTX)は2008年設立の、ドイツのマインツに拠点を置くメディカルスタートアップ企業です。トルコ系ドイツ人科学者のウール・シャーヒン、その妻オズレム・テュレジ、オーストリアの腫瘍学者クリストフ・フーバーの三人によって設立されました。設立当初の事業目的は、テーラーメイド免疫医療を旨とした抗がん剤の製造で、その後ペンシルバニア大学と共同でmRNAベースのがん免疫療法の開発に乗り出しています。基本的にはmRNA(メッセンジャーRNA)ベースの治療薬を開発しています。

ファイザーとは2018年から提携

そんなビオンテックですが、アメリカの大手製薬会社ファイザーとは2018年から提携しています。当初の提携目的はmRNAベースのインフルエンザワクチンの開発で、当然ながら新型コロナウィルスワクチンの開発ではありませんでした。2000年はじめに新型コロナウィルスの世界的感染拡大が始まると、ビオンテックは直ちにmRNAベースの新型コロナウィルスのワクチン開発に着手しています。その後、ファイザーと共同で世界各地での臨床試験を繰り返し、有効率95%という優れたワクチンを生み出したのはご周知の通りです。

業績も好調のビオンテック

なお、ビオンテックは収益的にも急成長しています。同社の2020年12月末決算では、4億8232万ドル(約530億5520万円)を売上げ、前年の1億858万ドル(約119億3500万円)の4.45倍となっています。また、経常収支は1519万ドル(約16億7090万円)の黒字で、前年の1億7905万ドル(約196億9550万円)の大幅な赤字からの黒字転換を果たしています。

なお、獲得した売上のほとんどは新型コロナウィルスのワクチンの販売によるもので、新型コロナウィルスのワクチン需要がさらに広がる今後も、同社にさらなる売上をもたらすと予想されています。

新型コロナウィルスのワクチンで名を世に知らしめたビオンテックですが、現在他の薬も開発中です。注目したいのはmRNAベースのがん治療薬で、現在フェーズ1での臨床試験が進行中です。このがん治療薬が完成した暁には、がんという難病に苦しむ世界中の多くの人を助けることが出来ると期待されています。収益的にも、新型コロナウィルスのパンデミックが収まった後の新たな売上として期待できるでしょう。mRNAテクノロジーで飛躍を続けるビオンテックに今後も大いに注目です。

(参照サイト)
https://finance.yahoo.com/quote/BNTX/financials/
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/11/post-94994.php

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