



「働かずしてお金が欲しい」と誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
嫌な仕事をせずにお金が手に入るのは最高です。
しかし実際は非現実的な話のため、実現できないと考えてしまいます。
だから皆、毎日あくせく働いてお金を得るのをがんばるのです。
ですが、実は米国株なら毎月配当を得られる方法があります。
要は不良所得です。
そこでこの記事では米国株で毎月配当を得る方法を解説します。
- 米国株で毎月配当を得る方法を知れる
- 投資で資産を増やしやすくなる
毎月配当をもたらす米国株についての全知識








毎月配当をもらえる方法がある米国株ですが、株とはいえ日本株とは違う点も多いです。
違いを理解しておかないと、投資で失敗することもあります。
だからまずは「毎月配当とはどういったことか」だけでも把握しておきましょう。
毎月配当とは? – 基本的な定義とメリット



配当時期が違う銘柄を組み合わせて、毎月配当をもらえるようにポートフォリオを組むことです。
米国株は企業ごとに配当が違い、年に4回配られます。
日本の場合は年に2回が基本ですが、米国株の場合は配当回数が多いのが特徴です。
配当時期がポイントで、複数の銘柄を組み合わせることで毎月配当を得られるようにポートフォリオを組めます。
しかも米国株は日本株よりも支払いが早いのが特徴です。
日本株の場合なら、入金まで2-3か月かかります。
しかし米国株の場合はもっと早く、1か月程度で入金されるのです。
だからキャッシュフローも良いため、配当金を活用しやすくなります。
米国の毎月配当銘柄の選び方





銘柄の選び方を間違えると毎月配当をもらえないどころか、損失を出す可能性も高まります。
- 配当の安定性を確認する
- 配当利回りをチェックする
- 企業の業績・財務健全性を理解する
できる限り損するリスクを抑えながら、配当を得られる銘柄を見極めるポイントを把握しておきましょう。
配当の安定性を確認する
- 継続して配当を得られるかどうか判断できるから。
配当は安定、継続して得ることができれば不労所得として扱えます。
つまり働く必要なく、お金を働かせることによりお金が手に入る状態です。
しかしながら、配当が安定していなければ完全な不労所得とはいえません。
ある月は配当が入り、ある月は配当がないような状態だと生活も不安定になりますし、資産も伸ばしにくいでしょう。
例え少額だったとしても、配当があるのかバラバラなものよりも安定して入る物の方が投資戦略を組み立てやすくなります。
だからこそできる限り配当が安定している銘柄を選ぶべきです。
銘柄によっては減配もあるため、銘柄選定の際は安定性を確認しましょう。
配当利回りをチェックする
利回りが少ないと配当が少なく、利益が小さくなるから。
配当は株を保有している量に応じて払われますが、利回りが大きいほど払われる金額も多くなります。
つまり、少しでも高い配当を得るには大量保有と高利回りが要です。
しかしながら、銘柄の大量保有は一般的な人には投資できる資金の限界もあるため、難しさがあります。
対して利回りなら、投資する際に銘柄を選択ができるため簡単です。
投資のため高利回り銘柄でも失敗するリスクはあります。
しかし過去の実績を参考にすれば、これから先も高利回りを続けるかどうかの参考にはなります。
投資金額に限りがあるからこそ、同じ保有量で比較するなら、少しでも配当が高くなる銘柄を選ぶべきです。
企業の業績・財務健全性を理解する
株価が暴落して損する可能性を減らせるから。
株を保有していると配当がもらえますが、株価が暴落してしまっては意味がありません。
配当をもらい続けることで利益を増やせますが、株価が安定しているからこそです。
株価が暴落してしまったら、配当をもらうどころか減配やストップもありえます。
さらには元本割れを起こし含み損になるかもしれません。
長期投資では含み損の状態も起こる可能性はもちろんあります。
しかし、少しでも含み損のような悪い状態にならない方がよいのは明らかです。
最悪の場合は狼狽売りなど、不安や焦りから本来すべきではない売却などをしてしまうかもしれません。
だからこそ企業の業績や財務健全性を理解してくことが、含み損のような悪い状態になるリスクを下げることに繋がります。
米国毎月配当株のおすすめ銘柄


毎月配当を得るためにおすすめの銘柄をまとめました。
- REITs
- ETF
- 高配当ブルーチップ株
上記の3つに分けて解説します。
考えもなしに購入すると利益を得るどころか、損失を出すことに繋がるでしょう。
銘柄選定で投資が成功するかどうか左右するため、慎重に判断することが大切です。
参考にして投資戦略を練る際にお役立てください。
REITs(不動産投資信託)の銘柄
- NEXT FUNDS外国REIT・S&P先進国REIT
- iシェアーズ 米国リート ETF
上記REITであれば日本円で購入できるため、比較的簡単に投資ができます。
ドルにしてから購入できるREITもありますが、手間も手数料も必要です。
そのためどの銘柄がよいか迷っている初心者なら特に手間が少ないものが最適でしょう。
ただしREITは不況になると、下落する傾向にあります。
つまり損失に繋がる可能性が高いため、ポートフォリオをREITのみにするのは避けた方が無難でしょう。
株式をメインにしつつ、サブで運用するのが最適かもしれません。
ETF(上場投資信託)の銘柄
- VOO バンガードS&P500 ETF
- VTI バンガード・トータル・ストック・マーケット ETF
上記の2つを選べば、米国株のほとんどをカバーすることができます。
VOOは時価総額の上位8割をカバー、VTIは大型から中型、小型株までを網羅しているので、投資漏れが起きにくいです。
広く分散投資でき、損する可能性を減らしながらリターンも期待できるでしょう。
ただ個別株ではないため、リターンは小さくなります。
リスクを抑えて投資したい人には最適でしょう。
高配当のブルーチップ株
- JPM
- VZ
- XOM
上記の3つの組み合わせであれば、毎月配当を得ることができます。
配当利回りも3-5%と高いため悪くありません。
事業内容に関しても、景気とは関係なく常に需要がある銘柄ばかりです。
そのため価格が急に変動するとは考えにくく、安定して配当を得られると考えられます。
他のも毎月配当をもらえる組み合わせは存在するため、あなたに合った最適な組み合わせを見つけるのもよいでしょう。
米国株の毎月配当を活用する戦略





仕事の給料とは別で配当が手に入ると選択肢が広がります。
とはいえ散財していたらいつまでも資産は増えません。
だからこそ配当を有効活用することで資産が増えるのを加速させることが可能です。
再投資で複利効果を狙う
長期投資で安定した収入を確保する
有効な使い方を理解していきましょう。
再投資で複利効果を狙う
雪だるま式でお金が増えるから。
配当が入ったら、そのまま再度投資することで銘柄の保有量を増やせます。
つまり、次の配当のときには増えた保有量に対しての配当が手に入るわけです。
このように再投資を繰り返すことで、少しずつでも保有量が増えて配当が増額されます。
しかも投資資金はあなたの懐から出ているわけではないため、損するリスクを抑えながら保有量を増やせているのです。
数回程度では再投資の効果を感じることはないでしょう。
しかしながら、再投資を5年10年と続けているとかなりの数量を増やせます。
配当で投資した分に対しても配当の対象になるため、資産が増えていきやすいです。
効率的に資産を伸ばすなら配当の再投資は有効な手段といえます。
長期投資で安定した収入を確保する
お金の心配が減るから。
仕事の給料とは別に安定した収入があると心の余裕に繋がります。
突然の病気や怪我で働けなくなることは誰にも起こり得ることです。
それにも関わらず、もし働けなくなったとしても家賃やローンなど支払いが必要なものは止まりません。
つまり、あなたの状況に関係なくお金の支払いが必要なわけです。
だからこそ長期で安定した収入を確保できる配当はありがたい存在といえます。
生活費に使ってもいいですし、あまれば再投資など選択肢は無限大です。
もちろん働きながら配当をもらい続けることもよい選択肢になります。
働かなくてもお金が手に入る仕組みを作っておきたいなら、長期投資での安定した配当は最適な方法でしょう。
米国毎月配当株投資のリスクと対策





不労所得で配当が手に入るのは最高ですが、投資である以上損するリスクも存在します。
- 為替リスク
- 税金問題
できる限り損する可能性を減らすためには、リスクの把握と対策を行っていくことが求められます。
事前に把握しておきましょう。
為替リスクとその対策
日本円と外貨の変動による損益の発生
米国株はドルで購入する必要があるため、日本円との為替相場が影響してきます。
仮に1ドルが100円で100万円分購入していたとしましょう。
1ドルが110円に上がれば10円分利益が出ます。
しかし逆に1ドルが90円に下がれば10円分の損失です。
このように株価の変動とは関係なく、為替相場の影響でも評価額が変わってしまいます。
対策としてはこの2つが代表的です。
- 売買時期をズラす
- 円に替えてしまう
保有しているなら売らず、保有していないなら購入しない。
このように購入タイミングを待つことで為替変動のリスクを抑えることが可能です。
また全て円に替えてしまうと、為替相場の影響もなくなるためリスク対策として有効な手段ともいえます。
為替リスクについては別記事の「円安だから米国株は買い時でないというのは本当?円安が投資にもたらす影響や投資の考え方について解説」でも解説しています。
税金問題とその対策
利益に対して日本と米国の二重課税になること
日本の株式投資では利益が出ると20.315%が課税されます。
しかし米国株だと話が変わり、日本株ではないため米国の税の対象にもなるのです。
つまり日本と米国の二重課税になってしまいます。
課税額は10%で日本と米国の両方だと合わせて30%ほどです。
「課税額が大きくなる=利益が減る」ため税金問題は見過ごすことはできません。
だからこそ対策も必要になってきます。
確定申告で米国税額控除を活用すること
確定申告で米国税額控除を活用すると所得から一定額引かれることになります。
つまり多く税金を払わなくてよいです。
米国株の税金については別記事の「米国株の確定申告は面倒くさい?-配当金にかかる税金と投資で失敗しない方法を解説-」をご覧ください。
ダイバーシフィケーション(分散投資)によるリスク管理
銘柄を分けていることで下落しても評価額が下がりにくくなるため
例えば100万円で1つの銘柄に投資していた場合、暴落して30%下がったとしたら投資資金は30万円の損失です。
しかし、10銘柄に投資していたらどうでしょう?
仮に1つの銘柄が30%下落していても、残りの9銘柄で合計40%上昇していれば10%の含み益になります。
1つの銘柄ではなく複数の銘柄に分けて投資することで、暴落したとしても被害を最小限に抑えることが可能です。
価格はどのように動くかは誰にもわからず、投資である以上は損する可能性もあります。
だからこそもし下落して損した場合でも、被害が少なくなるような対策を分散投資でしておくことが大切です。
分散投資のメリットについては別記事の「分散投資をするメリットはある?集中投資との違いも解説」を参考にしてください。
米国毎月配当株を取引するための基本





米国株ではうまくすれば配当を毎月もらえることがわかりましたが、まずは購入しないといけません。
購入といっても難しいことはなく投資初心者でも簡単です。
だからまずは米国株式へ投資するために下記の2点は抑えておきましょう。
- 米国株を購入する方法
- 米国株の取引を行うための証券会社の選び方
米国株を購入する方法
証券口座に円を入金して購入するだけ
証券会社の口座へ日本円を入金します。
その後に証券会社内のレートに合わせて外貨へ変換され米国株を購入可能です。
あなた自身で日本円を外貨へ換金する必要はないため、投資初心者でも簡単に米国株を購入できます。
米国株のような外国株だと日本円で直接購入できないため、購入するハードルが高く感じるものです。
しかしながら、証券会社のシステムのおかげで簡単に購入できるように設計されているため、誰でも簡単に購入できます。
さらには米国株は1株から購入できるため、投資ハードルが低いのも嬉しいポイントです。
米国株への投資は難しく聞こえるかもしれませんが、やってみると意外に簡単だと感じるでしょう。
米国株の取引を行うための証券会社の選び方
取り扱い銘柄が多く、手数料が安い証券会社を選びましょう。
証券会社によって取り扱う銘柄数は異なります。
銘柄数が少ない証券会社だと選択肢が狭くなり、利益を出せるチャンスを掴めません。
情報を集めて投資しようと決めたのに、銘柄を扱っておらずに購入できなければ意味がないです。
また手数料が安くないと利益が減ります。
利益が多く出ても、手数料で多額の経費を使ってしまってはもったいないです。
できる限り利益を最大化させるなら、手数料などの経費の最小化は避けて通れません。
少しでも利益を出して手元にお金が残るようにしていきましょう。
まとめ:米国株なら毎月の配当で不良所得は夢じゃない


米国株は日本株と違い配当が年に4回あるので毎月配当をもらうことが可能です。
仕事とは別で毎月お金が入ってくれば生活にも余裕が出てくるでしょう。
配当を使わずに全て投資に使えば、資産が増える速度も早くなり話題のFIREも夢ではありません。
だから連続で増配されている株を保有するのもよいでしょう。
配当で生活も実現可能だからこそ、投資を始めてみるのをおすすめします。




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