進行するインフレーション、今年2022年3月の実施が噂されている連邦準備理事会(FRB)による利上げ、緊迫化するウクライナ情勢等々、世界経済に暗雲が立ち込めてきています。それに呼応するように、世界各国の株式市場が軒並み値下がりし、停滞状態に陥っています。そうした状況の一方、株式投資、とりわけ米国株投資においては長期投資が重要だとされています。本記事では、その理由を説明します。
ドルコスト平均法
長期投資の具体的な方法としてもっとも有名なもののひとつにドルコスト平均法(Dollar-Cost Averaging)があります。ドルコスト平均法は、ウォーレン・バフェットの投資の師であるベンジャミン・グレアムが著書「賢明なる投資家」の中で紹介した手法です。ドルコスト平均法は、株式などの金融資産を購入する際に生じるボラティリティリスクを低減するために生み出されたもので、ある株式に一度に大きく投資するのではなく、長期にわたって同じ金額をコンスタントに投資するスキームです。例えば、Appleの株に一度に10万ドル投資するのではなく、2000ドル単位で50か月に分けて投資するのです。
一般的な株式は価格が変動するので、価格が高いときに投資すると高値掴みをするリスクが生じます。一方、ドルコスト平均法で投資をすれば購入価格を「平均化」することができ、リスクとリターンを平準化することが可能になります。また、株式市場が暴落したというケースでも、取得口数が増加するメリットが得られることになります。
複利運用効果
株式の複利運用とは、キャピタルゲインや配当などのインカムゲインを消費などに充ててしまうのではなく、再投資してポートフォリオを拡大させる運用方法を意味します。米国株には配当利回りが7%を超える高配当銘柄が数多く存在します。そうした銘柄に長期にわたって投資することで、大きな複利運用効果を得ることができます。
米国株は長期的には必ず成長している
また、これは特に米国株について言えることですが、米国株は長期的には必ず成長しています。例えばS&P500は、2012年2月3日の1344.90から2022年2月15日の4401.67へ、10年間で3.27倍になっています。途中リーマンショックなどによる下落も経験しましたが、10年20年という長いスパンで見れば、必ず値上がりしています。アメリカの経済成長が続く限り、米国株は今後も値上がり続ける可能性が高いでしょう。
投資においては「Staying invested」(長期投資し続ける)ことが重要
いずれにせよ、投資においては「Staying invested」(長期投資し続ける)ことが重要です。ポートフォリオを分散し、ドルコスト平均法で米国株投資をし続けることで投資の複利運用効果が獲得でき、長期的なスパンにおいて大きなリターンが得られます。日々の株価の動きに一喜一憂せず、広い心と長い目をもって投資し続けて下さい。
短期投資であれば相場の動きが激しく、売買のタイミングを掴むのが難しくなります。時間はかかりますが、少しでも資産を増やしていくことを考えるとやはり長期投資が有利でしょう。
ただ、どの銘柄に投資すればよいのか分からない、運用はプロに頼りたいという場合はファンドへ投資することも有効です。
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