米国株の好調が示すバイデン政権への期待

現地時間の先週4日、アメリカの主要株価指数が軒並み上昇、過去最高値を更新しました。同時に先週発表された11月の雇用統計がアメリカの労働市場の回復ペースが鈍化していることを示したものの、それを上回る形で株価指数が上昇した形です。来年1月から始まるバイデン政権への期待が、いよいよ膨らむ状況となっています。

新型コロナウィルスのワクチン接種開始も追い風に

株価の好調は今週に入っても続いています。現地時間の今週火曜日にはダウジョーンズ平均株価が30,246.22ドルで取引を終え、過去最高値を更新しています。S&P500指数も3,702.25ドルと、史上初めて3,700ドル台を突破しました。

今週は、イギリスで新型コロナウィルスのワクチン接種が始まったという明るいニュースがありました。ワクチンを製造しているファイザーの株価も3.2%上昇し、ここ2年で最高値となっています。また、ファイザーの協力会社のバイオNテックの株価も1.9%上昇しています。また、今週はアメリカでもFDA(アメリカ食品医薬品局)による新型コロナウィルスのワクチン緊急使用承認が出され、早ければ今月中旬にもアメリカでワクチン接種が始まると期待されています。

大型財政出動への期待

バイデン次期大統領がジャネット・イエレン氏を財務長官に指名するという発表がありましたが、アメリカの株式市場はイエレン氏の財務長官就任を軒並み歓迎しています。バイデン氏は、クリーンエネルギー、交通インフラストラクチャー、環境・ソーシャルガバナンスなどへの大規模な財政出動を行うことを公約に掲げましたが、マクロ経済学者で第15代米国連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めたイエレン氏は、バイデン氏の意向をほぼ完全に酌むと予想されています。大型財政出動による景気回復への期待から、金融関連、エネルギー関連、インフラ関連の株が軒並み買われています。

バイデン氏の勝利確定も影響

アメリカ大統領選挙でのバイデン氏の勝利がほぼ確定したというニュースもありました。各州の選挙結果が確定し、バイデン氏とトランプ氏のそれぞれの選挙人数が最終的に確定しました。これにより、選挙の不正を訴えるトランプ氏が結果を覆すことが不可能になりました。バイデン次期政権へのスムースな移行が確定したことを、アメリカの株式市場は大きく歓迎しているようです。「執務開始初日からすぐに仕事を開始する」と表明しているバイデン氏の大統領就任は、ウォール街からは前向きに評価されているようです。

(参照サイト)

https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-12-03/asia-stocks-set-to-slip-dollar-extends-decline-markets-wrap

https://www.cnbc.com/2020/12/07/stock-market-futures-open-to-close-news.html

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