米国株優良銘柄を選別|重要ポイントを押さえて押さえて的確に

多くの専門投資家が銘柄を選別するときはそれぞれの銘柄のフリーキャッシュフローの伸び率、潤沢なネットキャッシュフロー、そしてビジネスモデルの優秀さなどを細かにチェックします。ただ全ての銘柄において分析をしていくことは非常に手間がかかり、ある程度の知識が必要となります。

今回は一般投資家向けに、これらの要素を抑えながら簡単に選別する方法を紹介していきます。そしてその条件をクリアしている米国銘柄3銘柄を見ていきましょう。

目次

1.ROE(自己資本利益率)

ROEは英語でReturn On Equalityといい、<純利益÷自己資本>で算出されます。つまり1年間でどのくらいの自己資本を元手に利益が上がるのかという数値を表しています。一般的に10%を上回る場合に優良企業、いわゆる投資価値がある企業だと判断されます。注意したいのは、例えばある年の一部の利益を留保すると資本は増加しROEは下がってしまうというように、あまり正確な数値ではないという場合もあります。ROE数値を含めた総合的な判断材料が必要だということを覚えておきましょう。

2.自己資本比率

自己資本比率とは会社の財務面の安全性の目安となります返済不要な純資産の割合が総資本に対してどれくらい占めるのかを表しています。この数値が高いほど会社は潰れにくいということになり、企業の安全性を表す指標となります。

ROEを出す数式<純利益÷自己資本>と数式の分母となります。上にも述べたように場合によっては正確な数字ではないことが起こりますので、ROEと同時に自己資本比率を確認しておきましょう。

3.時価総額

時価総額は言い換えれば企業の価値がどれくらいあるのかになります。企業が持つ全株式「株価×発行済株式数」は当時価格で総額いくらになるかという企業の全体規模を表すことができます。とうぜん市場株価は変動します。多くの投資家が買いたいとなれば株価は上昇し、多くの投資家が売るとなれば株価は下がります。そういった日々の変動が会社の経営状態として現れ、時価総額に現れます。この時価総額が大きいほど経営状態が良く、価値が高いと判断されます。

では、上記3点の剪定方法をクリアした銘柄を見ていきましょう。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

半導体関連銘柄ではこの銘柄がトップに上がります。ROEは72.1%、時価総額165.298(十億USD)、自己資本比率65.13%、フリーキャッシュフロー成長率が90%と圧倒的な高収益を上げています。このままメタバースの盛り上がりと共に成長率は継続していくと予想できます。

インテル(INTC)

ROEが25.6%、自己資本比率56.77%、時価総額226.532(十億USD)と米国半導体銘柄としては収益力が発揮できていませんが、それでも日本企業比較では高収益であり、今後メタバースブームに備えて次世代半導体メモリー「SRAM」を開発中でゲーム市場の成長と共に期待できるといえるでしょう。

メタ・プラットフォームズ(FB)

ROE32.1%、時価総額923.266(十億USD)、自己資本比率80.53%となっています。

Oculus Quest2の開発や仮想現実、拡張現実などさらに現実に近い体感が可能にできるヘッドセットの開発により、今後のメタバース世界での活躍が期待できるでしょう。

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