エクソンモービルが2021年度第一四半期決算を発表

エクソンモービル

石油メジャー世界最大手のエクソンモービルが先日、2021年度第一四半期決算を発表しました。新型コロナウィルスのパンデミックの影響で世界中でエネルギー需要が冷え込む中、巨大石油メジャーの決算はどのような内容だったのでしょうか。

経常収支は黒字に回復

エクソンモービル(Exxon Mobil Corporation, NYSE:XOM)の発表によると、同社の2021年度第一四半期(2021年1月~3月)の経常収支は27億ドル(約2970億円)の黒字で、四四半期連続で続いた経常赤字がストップした形になりました。欧米諸国でワクチンの接種が進み、冷え込んでいたエネルギー需要の回復と価格上昇が直接数字に表れる結果になりました。なおエクソンモービルは、2020年度第四四半期決算では、201億ドル(約2兆2110億円)もの巨額の経常赤字を計上していました。

エクソンモービルのダレン・ウッズCEOは、「2021年度第一四半期決算の力強い結果は、最近のコモディティ製品の値上がりと、我々が進めてきたコスト削減活動の結果を反映しています。オペレーションで得たキャッシュフローにより、配当の支払いと資本投資の増強を図ることができました」とコメントしています。

赤字でも配当支払いを継続

昨年を通じて赤字に苦しんだエクソンモービルですが、配当の支払いは継続しています。エクソンモービルは昨年、四半期ごとに一株あたり0.87ドル、年間3.48ドルの配当を支払っています。これは、S&P500構成企業の中で上から三番目に高い水準です。配当支払いのためにエクソンモービルは借入をしていますが、借入金は40%増えて約700億ドル(約7兆7000万円)規模に膨らんでいます。

取締役会に環境活動家も参加

2021年度第一四半期決算の発表とともに、エクソンモービルは同社の取締役会に、著名投資家で環境保護活動家のジェフリー・アブン氏が新たに参加したことも発表しています。アブン氏は、資産総額160億ドル(1兆7600億円)の巨大ヘッジファンド、バリューアクト・キャピタルの創設者で、「物言う株主」として知られている人物です。エクソンモービルの取締役に就任早々、アブン氏は次のコメントを発しています。

「(環境保護に向けた)エクソンモービルの役割とは、辛い仕事をすることです。ゼロエミッションの世界を実現するには、辛い仕事をする以外にありません。既存のインフラを活用し、排出された温室効果ガスを捕獲することが、ゼロエミッションを実現するためのもっとも安価でもっとも迅速な手段なのです」

アブン氏は、物言う株主として早速存在感を示しています。アブン氏の取締役就任がエクソンモービルの今後の経営にどう影響するのか、注目です。

(参照サイト)
https://www.cnbc.com/2021/04/30/exxon-xom-earnings-q1-2021.html
https://corporate.exxonmobil.com/investors/investor-relations/dividend-information

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