マイクロソフトが2022年度第一四半期決算を発表

マイクロソフト 決算

アメリカ現地時間の2022年1月25日、GAFAMの雄マイクロソフトが2022年度第二四半期決算を発表しました。パブリック・プライベート・クラウドコンピューティングやメタバース関連ビジネスへの進出を強めているマイクロソフトですが、直近の業績はどうだったのでしょうか。

目次

売上高は前年同期比で20%の増加

マイクロソフトの発表によると、同社の2022年度第一四半期(2021年10月1日~12月31日)の売上高は517億2800万ドル(約5兆9487億円)で、前年同期比で20%の増加となりました。経常利益は187億6500万ドル(約2兆1579億円)で、前年同期比で21%の増加でした。一株当たり利益は2.48ドルで、前年同期比で22%の増加でした。

半導体などのグローバルサプライチェーン滞留問題が長引き、新型コロナウィルスのパンデミック収束の兆しが見えない中で、上々の業績を示すかたちになりました。

ビジネスハイライト

決算発表とともに、マイクロソフトは以下のビジネスハイライトも発表しています。

・Office365のビジネス売上高が19%増加したことに伴い、Officeコマーシャル製品と関連クラウドサービスの売上高が14%増加
・Officeコンスーマー製品と関連クラウドサービスの売上高が15%増加、同時にマイクロソフト365のサブスクライバーが5640万人に増加
・LinkedInの売上高が37%増加
・Dynamics365の売上高が45%増加したことに伴い、Dynamics製品と関連クラウドサービスの売上高が29%増加
・インテリジェントクラウドの売上高が26%増加
・Windows OEMの売上高が25%増加
・Windowsコンスーマー製品の売上高が13%増加
・Xboxコンテンツ・サービス売上高が10%増加
・サーチ・ニュース広告売上高が32%増加
・Surfaceの売上高が8%増加

Office365、マイクロソフト365、Windows OEMなどの主力製品を筆頭に、すべての部門での売上増を果たしています。コロナ禍での見事な経営と言うべきでしょう。

サティア・ナデラCEOも強気のコメント

決算発表とともに、サティア・ナデラCEOも強気のコメントを発しています。

「日々の仕事や暮らしを再構築し、諸々の課題を乗り越えるために、デジタルテクノロジーはもっとも適応力があるリソースです。全世界のGDPにおいてITのシェアが増え続ける中、我々は多様で急成長しているマーケットにイノベーションと投資を行っています。我々は、基盤となるテクノロジースタックであり、従来の戦略、文化、パーパスを変革するオペレーティングモデルなのです」

なお、好調な決算発表を受けた直後のマイクロソフトの株は、時間外取引で約5%下落しました。あるアナリストは、業績が予想を上回ったものの、クラウドサービスの売上高が全体の成長に思ったほど寄与しなかったことが投資家にマイナスに評価された可能性を指摘しています。

まとめ:今後の更なる成長が期待できる

この記事では、米国を代表するIT企業の1つであるマイクロソフトが発表した2022年度第二四半期決算について詳しく解説しました。

発表によると、クラウドサービスやコンシューマ向け製品の需要が高まったことで売上高が前年同期比で20%も増加したことが明らかになりました。

この結果を受けてサティア・ナデラCEOは、同社は成長を続け、急成長しているマーケットにイノベーションと投資を行うと強気のコメントを残しました。

現在注目を集めているクラウドコンピューティングサービスのAzureも急速に成長していることからも今後の更なる成長が期待できます。

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(参照サイト)
https://www.microsoft.com/en-us/investor/earnings/fy-2022-q2/press-release-webcast
https://www.theverge.com/22901252/microsoft-q2-2022-earnings-revenue-cloud-services-surface-gaming-xbox

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