水素燃料電池製造のパイオニア企業、プラグパワー

プラグパワー

プラグパワーをご存知ですか。プラグパワーはニューヨーク州ラトハムに拠点を置く、水素燃料電池メーカーです。そのプラグパワーの株が現地時間の先週、突如11%値上がりして投資家の注目を集めました。プラグパワーという会社をご紹介します。

プラグパワーという会社

プラグパワー(Plug Power, PLUG)は、1997年にデトロイトの電力企業のDTEエナジーと、電気機器メーカーのメカニカル・テクノロジーズが共同で設立した合弁企業です。設立当初より水素燃料電池の製造をミッションに掲げ、これまでにフォークリフト用水素燃料電池「GenDrive」、バックアップ電源用水素燃料電池「GenSure」、水素燃料貯蔵システム「GenFuel」などを製造、販売しています。

水素燃料電池とは、水素と空気中の酸素を反応させて電気を作る発電システムです。化石燃料を燃やすガソリンエンジンのように温室効果ガスを排出せず、水しか排出しないので、クリーン電源として近年特に注目されています。水素燃料電池は、EV(電気自動車)と並ぶ、脱炭素社会実現へ向けての注目株です。

車両搭載用水素燃料電池の供給を開始

プラグパワーは、2017年にアメリカの物流大手USPSに、配達トラック搭載用水素燃料電池の供給を始め、話題を呼びました。また、昨年2020年には、フランスのルノーと共同で小型燃料電池自動車を開発するジョイントベンチャーも立ち上げています。プラグパワーの水素燃料電池は、これまでは主にフォークリフトなどの小型車両に使われてきましたが、今日までにトラックや乗用車などでも使われ始めています。自動車の脱ガソリン車化が世界的なトレンドになっていますが、EVと共に、燃料電池車がガソリン車を代替するとして期待を集めているのです。

アメリカ国外市場にも進出

プラグパワーはまた、スペインのエネルギー関連企業のAccionaと共同で、スペインとポルトガルに水素燃料を供給するジョイントベンチャーを立ち上げています。また、今年2021年1月には、韓国の財閥企業のSKグループから15億ドル(約1575億円)の出資を受け入れ、韓国国内に水素燃料供給のプラットフォームを作るジョイントベンチャーを立ち上げています。

米バイデン政権は、今後10年間で4000億ドル(約42兆円)という巨額の予算をクリーンエネルギー関連分野に投資すると公約に掲げましたが、プラグパワーの事業も間違いなくそれに含まれているでしょう。また、2035年までに温室効果ガスの排出量の50%削減、2050年までにゼロにするとした目標を達成するためにも、プラグパワーのテクノロジーは欠かせないものに見えます。プラグパワーは、バイデン政権下でのシンボリックなグリーン銘柄としても注目です。

(参照サイト)
https://www.plugpower.com/
https://www.reuters.com/companies/PLUG.O

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