資産運用はしないほうがいいって本当?リスクを下げながら投資をする方法を解説

投資や資産運用について調べていて、危険だからやめたほうがいいという声をSNSなどで見かけた方もいるでしょう。色々な理由が挙げられていますが、本当に妥当な理由なのでしょうか。

今回は資産運用はやめておけと言われる理由とそれに対する反論、リスクをおさえながら資産運用をする方法について解説します。資産運用をするかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

※本記事は投資関連の情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではありません。また将来の値動きについて確約するものでもありません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断で行っていただきますようお願いします。

目次

資産運用をしないほうがいいと言われる理由

資産運用はやめておけとよく言われる理由について紹介します。しかしそれぞれの理由については、反論することが可能です。

損失が発生する可能性がある

資産運用でリターンを得るには株式などに投資をする必要がありますが、常に価格は変動するため、時には下落することもあります。運用に回した金額より少ない、元本割れの状態になるリスクもあります。

このため、一円たりともお金を減らしたくないと感じる方から、資産運用はやめておけという声が上がるのです。

しかしインフレによって日本円の価値が下落し、結果として手持ちのお金が目減りしている状況に気づいていない方も多く見受けられます。インフレ対策として資産運用は有効な手段です。

勉強が必要

資産運用をするには、投資で利益が得られる仕組み、リスクなどの注意点など、勉強が欠かせません。適切な投資先に投資をしないと、なかなか利益を上げられないこともあります。

運用を任せる投資信託やロボアドバイザーを利用するにしても、その仕組みを学ぶ必要があります。利益を得たいけれど勉強に時間を取られたくない方からは、勉強に見合った見返りがないという声が上がります。

しかしスマホアプリなどを使い、通勤時間や昼休みなどのすき間時間に勉強をすれば、それほど大変ではありません。本で勉強するにしても、最初は基本的なレベルのものを2~3冊程度読み、後は実践しながら必要に応じて追加で読んでいけば十分です。

ギャンブルだと思われている

資産運用、特に株式投資はギャンブルのようなものだから危険だと考える方もいます。株式投資も、さまざまな工夫をすることでリスクを減らせるのですが、そういった知識がないため、単に危険だとみなされてしまいます。

またFXなどで非常に高いレバレッジをかけた取引をすることで、資産があっという間になくなってしまった話を耳にすることもあり、これも資産運用をやめておけと言われる一因になっています。しかしハイレバレッジのFXは資産運用ではなく、投機です。投機と資産運用を混同してしまうため、資産運用が非常に危険だという認識になってしまうのです。

資産運用はFXなどと違い、長期的な視点で資産を形成するものです。ハイレバレッジの商品を取り入れる必要もありません。

多額の資金が必要と思われている

資産運用はたくさんのお金がかかるからやめたほうがいいという声も見られます。ウォーレン・バフェット氏やジム・ロジャース氏のような資産家をイメージしているのかもしれません。

しかし現在はさまざまな商品や金融制度があり、少額で行う方法もたくさんあります。若い年代の方にも人気のつみたてNISAは、毎月100円から投資をすることも可能です。米国株は1株から買えるので、コカ・コーラは1万円未満の資金で株主になれます。

資産運用をしないことのリスクもある

資産運用には確かにリスクがある一方で、資産運用をしないことにもリスクが潜んでいることを知っておく必要があります。

国内のインフレに対応できない

インフレによって国内の物価が上昇すると、日本円の価値が下落することになります。資産運用をしていると外国株式や債券の値上がりによって、インフレによるダメージをカバーすることができます。

しかし日本円の貯金だけでは、まったくインフレに対応することができません。現金の価値が下がり続けるのを黙って見ているしかない状況に陥ります。日本もインフレが進んでおり、物価上昇は当面続くと言われています。

給与や年金が減る恐れがある

日本は先進国のなかで給与が上がっていないことが知られるようになってきました。その一方で税金や保険料は上昇し続けており、手取りにすれば目減りしていると感じる方も多いでしょう。

公的年金についても受給は頭打ちになっており、2022年は現役世代の収入源を理由に年金額が0.4%引き下げられました。この先も年金が減らされる可能性は十分にあると言えます。

老後の資産が不足するリスクがある

老後2,000万円が必要とする金融庁の発表が話題となりました。たとえば30歳から65歳までの35年間で貯金ゼロから2,000万円に到達するには、毎年およそ57万円、毎月4万7,000円以上を貯金に回す必要があります。

収入が高い方なら、貯金だけで2,000万円を作ることも可能ですが、そうではない方が大多数です。効率的に資産を増やしていくには、運用に回すことも必要です。

資産運用に向いている人・向いていない人

将来的なお金の心配を減らすには資産運用が必要ですが、資産運用に向いているタイプと向いていないタイプの人がいます。

資産運用に向いている人

経済状況コツコツ貯金できる
メンタル自分の考えを持っている、失敗しても他人のせいにしない
お金に対する考えお金が好きで、大切な存在だと認識している
行動力決めたらすぐに行動に移せる、行動によって様々な経験を積むことができる

資産運用に向いているのは、お金に愛着があり、実際に行動ができる方です。お金が好きで大切なので自分に必要のないものは買わず、貯金も少しずつ進められます。

行動力があるので、自分の考えをもったうえで投資の経験も積むことができます。また投資は自己責任だということを心から理解しているため、損失が生じても他人の責任にすることはありません。

資産運用に向かない人

経済状況 貯金がない、多額の借金がある
メンタル 自分の意見を言えない、周囲に流されがち、他人のせいにする
お金に対する考え お金に良いイメージがない、お金儲けにネガティブ
行動力 あれこれ理由をつけて行動しない

資産運用に向いている人の真逆が、向いていない人ということになります。お金に関してどこかネガティブな意識があり、行動力がありません。自分の考えがなく、何か起きるとすぐ他人のせいにしがちです。資産運用だけでなく、ビジネスでもあまり成功しそうにない人とも言えます。

ただし向いていないからといって、資産運用をやるべきではないということでもありません。自分のメンタルや考えを見直すことによって、投資に向いたマインドに持っていくことも可能です。

リスクを減らしながら資産運用をするコツ

前述したように資産運用はある程度リスクをおさえながら行うことができます。これから資産運用を始めようと思う方は以下の方法を参考にしてください。

資産クラス・投資地域・時間の3つで分散投資をする

投資でリスクを抑えるための大原則は、分散投資をすることです。1つの投資対象に全ての資金を掛けるのではなく、細かく分散させることで、どれか1つがダメになってもダメージを軽くすることができます。

資産クラスとは、株式・債券・REIT・金などの投資対象です。株式でも複数の企業の銘柄に分散させることで、ある企業の株価が急落してもダメージを非常に軽くすることができます。また投資地域を日本だけでなく米国や全世界へと広げることもリスク軽減に有効です。

時間の分散とは、購入するタイミングをずらすということ。毎月1万円など少しずつ積立で買うことにより、高い値段でいっぺんに買ってしまうリスクを減らすことができます。

資産運用は余剰資金だけで行う

資産運用を始めると、多かれ少なかれ価格は変動し、時には含み損が生じることもあります。自分のお金をほぼすべて資産運用につぎ込んでしまうと、相場が下落トレンドに入った時にパニックに陥るかもしれません。

生活に必要な資金はしっかり手元に残しておき、資産運用は余剰資金だけで行うのがポイントです。

初心者でも簡単にリスクを抑えた資産運用ができる方法

前述した分散投資を一番簡単に実践できる方法は、世界分散型・バランス型の投資信託を利用することです。これらの投資信託は複数の銘柄に分散投資をして運用するので、その1本を購入するだけで自動的に分散投資ができます。

積立投資にも対応しているため、投資時間の分散も可能です。さらにつみたてNISAやiDeCoを利用して買付をすれば、運用で得られた利益が非課税になる特典も享受できます。

まずは毎月数千円から始めてみるのも良いでしょう。

まとめ

資産運用はしないほうがいいと言われる理由について紹介しましたが、どれも反論できるものばかりです。その一方でインフレの進行、老後資金不足、給与・年金の減額など、資産運用をしないことのリスクにも目を向ける必要があります。

資産運用はリスクがあるとよく言われますが、リスクをある程度おさえながら投資をする方法もたくさんあります。たとえば世界分散型の投資信託を積み立て購入していけば、初心者でも簡単にリスクを抑えることが可能です。

少額で始める方法もあるため、自分に合う資産運用の方法を探してみてはいかがでしょうか。

まとめ:資産運用はリスクの低い方法ですればお得がたくさん

もし自分でどういった運用方法がベストなのか判断することが難しい、銘柄やマーケットの分析力にはあまり自信がないといった場合は、ファンドへ投資することも有効な手段の一つです。

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