今回は、高配当を狙える米国株銘柄を6つご紹介します。様々な事業分野からのピックアップですので、この記事を参考に関心のある銘柄や企業の情報を調べてみてください。
1. P&G(プロクター&ギャンブル)
消費材銘柄で、洗剤、清掃用品、美容用品、紙製品、食品、飲料品、ヘルスケア製品を取り扱う世界的に知られているアメリカの企業です。日本でも、パンパース、アリエール、ファブリーズなど人気商品があり、非常に人気の高い銘柄です。おもに生活必需品の取り扱いにより、パンデミック影響をあまり受けず、上昇しています。現在はアメリカ大統領選が近い事もあり、全体的に米国株の下落が見られるため同社株も下落している状態です。
現在の取引株価は144.3ドル、配当利回り率は2.06%です。配当金支払いは年に4回、1月、4月、7月、10月となっています。過去63年連続で増配当の記録があります。
2. AT&T
アメリカ大手通信事業企業で、投資家の間では、高配当で知られている銘柄です。過去35年連続、増配当の記録があり、現在の配当利回りは7.7%です。配当金支払い月は2月、5月、8月、11月です。
今年に入り、5Gの開発への投資の為に、負債額が増額していますが長期投資で考えるのであれば、5Gの成功で回復するでしょう。ただ5Gのライバル社が強豪相手のために不安要素はあるものの、売り上げ面では安定しているので長期の投資であれば、安心できる銘柄です。
3. Johnson &Johnson
医療、ヘルスケア製品を取り扱い、製造販売をしています。また、病院で使われる手術製品や検査器具なども取り扱っています。世界的に展開している大企業で、現在は新型コロナワクチンの開発に取り組んでおり、100社以上のワクチン開発企業の先頭を切る企業の一社です。先月、第三次治験が治験者の原因不明の不調がでたために、一時中断となっていますが、原因が判明次第、再開される事で、有力なワクチン開発バイオテック会社の一つにあがっています。
配当利回りは、2.95%で、配当金支払い月が3月、6月、9月、12月となっています。
4. コカ・コーラ
清涼飲料メーカーで、飲料水の販売、製造、飲料用シロップの製造販売、流通業務、また果汁飲料水も取り扱っています。アメリカ以外の国でも大きく展開し、安定の企業といえます。配当利回りは現在3.41%で、配当金支払い月は4月、7月、10月、12月です。過去57年連続で増配当続けています。パンデミックの影響もなく安定した売り上げを記録しており、投資家の間では配当王と呼ばれるエリート銘柄です。
5. 3M
多角経営(コングロマリット)企業で、主に電子、電気通信、オフィス用、家庭用にポストイットなどの製品や、スコッチブライトなどの清掃用品、研磨剤、粘着テープなどの用品が有名です。他、保安事業、製造事業も行い、世界的に大規模に展開している企業です。
配当利回り率は、3.68%、配当金支払い月は3月、6月、9月、12月で、60年間連続で増配しています。
6. Novartis(ノバルティス ファーマ株式会社)
Novartisは、スイスに本社をアメリカに数カ所研究所を置いています。ヘルスケア製品を研究、販売をする代表的な企業の一社です。また、世界規模で活躍しており、新薬の開発、アイケア製品などの研究、ジェネリック医薬品を世界150カ国以上で販売流通しています。
新型コロナのワクチンの開発も研究しており、ビル&メリンダゲイツの援助もあり、WHO機関や貧困国への無償でのワクチンの提供や、開発に向けての専門知識、資源等の確約をしています。
配当利回り率は、3.95%で、配当金支払い月が、年に一度3月に支払われます。ここ20年以上に渡り増配の記録があります。
規模的にはファイザー程の大企業で安定した企業で、長期投資で高配当を狙う投資家から注目されています。
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