米国株の取引をはじめるにあたって、いくつかある証券会社のなかからどこを選べばいいか迷ってしまいますよね。いくつかの口座を持つことはできるものの、メインで使用する口座は自分の投資方法や資産に併せて選ぶことが大切です。そこで今回紹介するのは、ネット証券の最大手となるSBI証券です。
SBI証券でできる米国取引の特徴
SBI証券は、国内ネット証券2番手となる約3,300銘柄の米国株を取り扱っています。約定代金が2.02米ドル以下の最低手数料は無料です。また、米国貸株サービスに対応しているため、1,000以上の対象銘柄銘柄で保有している米国株を貸し出すと、それぞれの銘柄に割り当てられた貸株金利を受け取ることができます。
米国株式市場の営業日であれば、日本時間の19:00~19:30(予定)と日本での取引終了時刻(冬時間で6:00、サマータイムで5:00)から10:30頃までを除いていつでも注文を受付。1回の取引の対象が1,000株をこえる場合の追加手数料が不要となります。
投資スタイルに合わせて米ドルと日本円のどちらでも決済することが可能なものの、日本円での売買でも片道25銭の為替スプレッドが徴収されるので注意が必要です。しかし、住信SBIネット銀行の外貨預金口座から入金すれば、片道4銭で両替が可能に。また、SBI FX α口座で米ドルの現引すれば、米国株式の外貨決済に利用することもできます。
米国株を取引するには、「外国株式取引」の口座開設が必要になります。SBI証券ではじめて口座を作る際にも、総合口座と一緒に申し込むと便利です。
主要銘柄の決算速報を約30分で日本語翻訳
2017年4月から配信されている「米国株式 決算速報ニュース」は、米国株を取引する投資家にとってとても便利なサービスです。
主要な500銘柄について、米証券取引委員会(SEC)で公表されたアメリカ企業の臨時報告書をモーニングスター社のシステムを介して発表後わずか30分程度(最速数分)で日本語に翻訳されて確認できます。そのため、現地の投資家と大きな時差を素早い投資判断が可能です。また、銘柄数は順次追加されています。
このサービスは無料で利用でき、「大幅増益」などのキーワードで見出しを検索して読むことができます。投資する銘柄探しの手段としても魅力的です。
各種レポートなど投資情報やツールが充実
SBI証券では、米国で最も著名な週間金融専門誌のひとつ、ダウ・ジョーンズ社発行の「BARRON’S(バロンズ)」から、米国株式決算速報ニュースを提供しています。米証券取引委員会(SEC)で公表された米企業の臨時報告書に基づいて作成された、日本語訳したレポートを発表後30分程度(最短数分)でニュースを配信。また、モーニングスター社が提供する個別銘柄レポートが確認できる「評価レポート」約700銘柄をカバーしています。
さらに競合他社を比較できる昨日をもったツールを用意。銘柄の「成長性」「収益性」「財務安定性」の3つの項目でファンダメンタルズのグレードを評価できます。また、1ヵ月550円(税込)で米国株式のリアルタイム株価・チャートがご覧いただけます。
住信SBIネット銀行との連携サービス
住信SBIネット銀行に口座を持っていれば、証券口座へ入金することなく株式の買付余力や投信の積立買付代金として利用できるため、面倒な入金作業を省略できます。取引に使わない資金は自動的に「SBIハイブリッド預金」へ振り返られるため、円普通預金と同様に利息もつきます。口座を持っていない場合は、SBI証券の申し込みページから、同時に申し込むことも可能です。
SBI証券の基本情報
【取扱銘柄数(2020年11月現在)】
個別株:3,328銘柄
ADR:165件
ETF:295件銘柄
NISAの取り扱い:あり(ETFのみ)
【手数料】
売買手数料:約定代金の0.45% + 消費税
最低手数料:0米ドル
最高手数料:20米ドル(約定代金が4,444米ドル以上)
為替手数料 約定レートに対し0.25円のスプレッド
SBI証券のおすすめポイントは、売買コストの低さと充実したレポートにあります。初心者というよりは少し玄人向けの面があるため、もともと日本株をしっかりとやりこんでいて、これから米国株をはじめたいと思っている投資中級者以上に向いています。知識を生かして、低コストな米国投資をはじめましょう。
まとめ:充実したラインナップとサービス体制ならSBI証券
米国投資を始めたいけどどの証券会社が良いのか分からない人にはSBI証券がおすすめです。
低コストで豊富なラインナップの中から投資先を選べるほか、サポート体制も充実しているので、投資初心者であっても安心して始められます。
一方、自分で銘柄を選定して投資することに不安を抱えている場合は、ファンドへ投資するという手もあります。当サイトが推奨する「GOファンド」では少額から投資可能であるため、初心者にも敷居の低いファンドとなっています。
- 運用者の顔が見える安心感
- 安定かつ高い運用パフォーマンス
- ネットで簡単に、少額から始められる
気になる方はぜひチェックしてみてください。
≪参考≫
https://netmoney.zuuonline.com/archives/807
https://diamond.jp/articles/-/114232
https://moneytimes.jp/investment/detail/id=4620
https://site0.sbisec.co.jp/marble/bank/top.do
https://www.netbk.co.jp/contents/feature/



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