再エネ時代へシフト?|米石油大手エクソンモービル今後株価推移

バイデン政権になり、環境政策が大きく展開されるようになりました。米国石油大手のエクソンモービルは長年時価総額トップを維持し続けてきましたが、今後も業績を伸ばし続けることは可能なのでしょうか。

米国の大手石油会社エクソンモービル

エクソンモービル【XOM】は、世界最大石油産業6社に選ばれています。世界200カ国以上で事業を展開しており、精製所は世界中で38カ所存在します。元々はエクソンとモービルは別会社でしたが、1999年に合併以降はアメリカ、ヨーロッパに加え、アジア、アフリカ方面での業績を上げ、ほぼ石油産業の独占状態で経営をおこなっています。同社は探査、生産、輸送、精製、販売までを統括して行っており、長年時価総額トップを継続し続けてきました。

エクソンモービルの現状

石油産業全体が、コロナ禍の影響にもより低迷時期にあります。エクソンモービルは世界を代表する石油産業企業ですが、今大きく影響を受けており前回2020年12月決済で損益224億ドルと大きく赤字を出しました。さらには、バイデン政権での環境問題取り組み政策が積極化され、なおいっそう厳しい状態が予想できます。トランプ時代ではエクソンのCEOを国務長官へ指名し、石油生産の増加を政策としてあげ、環境汚染問題に対しての緩和政策も予定されていました。政権が変わったことは、エクソンモービル社にとって大きくマイナス要素となりました。世界中の再生エネルギーへの意識が高まり、多くの投資家も再生エネルギーへと流れています。

昨年2020年8月にはダウ工業株30種のリストから除外されています。そして昨年10月には再生可能エネルギー企業トップのネクステラエナジーが時価総額トップを継続してきたエクソンを抜き、世界最大のエネルギー企業となりました。年末にはエクソンが盛り返しを見せたものの、再生エネルギーへの移行への流れに反発しトップを維持することは非常に難しいと予想できます。多くの投資家達の環境問題への関心も高まってきており、石油関連銘柄は全体的に非常に厳しい状態に追い込まれています。(参考:QUARTS)

今後のエクソンモービル

前回の決算で創業以来初の赤字をだしたことから、そして暫く低迷が続くことを予想して、まずはコスト削減対策として、従業員縮小を全体の15%を2022年末をめどに行なっていくことをあげています。また徐々に先進国から新興国へと流れて行くため暫く需要のある新興国などでの経営強化を予定します。そしてエクソンの強みであるシェールガスの開発を積極的におこなう予定です。シェールガスとは天然ガスで従来の石油より遥かに有害ガスの排出量が少ない天然ガスです。将来的には再生エネルギーへと移行していくことは時間の問題です。

しかし、太陽エネルギーや風力発電といったエネルギーは天候に大きく左右されるため、全てをこれらのエネルギーで賄うことは今のところ困難であるという課題があります。そのため、バックアップとしてシェールガスが安定供給源となることを見据えています。エネルギーシフトには少しずつシフトしていきますので、まだしばらく需要は続き、完全シフトするには何十年もかかると言われています。同社はこれまで世界中でビジネスを展開し成功してきた基盤をもとにシェールガスの供給を可能にする予定ですが、これにも課題があります。シェール採掘は極めて高度な技術を要し、人々に危険な影響を与えるためまだまだこういった問題解決に努めていくことが不可欠であるというのが現状です。(参考:Financial times)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

【DMM 株】口座開設
LINE証券

最近のコメント

    【DMM 株】口座開設
    LINE証券
    ページ上部へ戻る