老舗マイクロディスプレーメーカーのコーピン・コーポレーションとは?

コーピン・コーポレーション【KOPN】をご存知ですか?コーピン・コーポレーション(Kopin Corporation)は、マサチューセッツ州タウントンに拠点を置くマイクロディスプレーメーカーです。会社設立が1984年、NASDAQ上場が1992年ですので、マイクロディスプレーメーカーとしては老舗企業です。その老舗企業のコーピンの株が最近、高値で取引されています。コーピンという会社と、その株価の最近の動きについて説明します。

コーピンという会社

コーピンは、上海生まれの中国人技術者ジョン・C・C・ファンが1984年に設立した会社です。1960年にアメリカへ渡ってきたファンはUCバークレー、ハーバード大学などで応用物理学を専攻し、マサチューセッツ工科大学で研究員の職を得ます。当初は半導体の研究をしていたファンは、やがてマイクロディスプレーの研究にフォーカスを移し、1984年にコーピンを設立します。なお、コーピンとは中国語で、「適切な価格の優れた製品」という意味です。

コーピンの主力製品はLCDやOLEDなどのマイクロディスプレーです。同社の製品は最終製品ではなく、部品として販売されています。同社の大口ユーザーにはアメリカ軍や、富士通やモトローラなどのウェアラブルデバイスを製造している大手メーカーが含まれます。なお、アメリカ軍は、同社製品をF-35戦闘機パイロットが使用するヘルメットのマウントディスプレーに使っています。

急騰しているコーピンの株価

そんなコーピンですが、最近株価が急騰しています。2020年2月28日の取引では0.32ドルと低迷していたものの、年末ごろより突然値上がりはじめ、2021年1月5日には2.69ドルと8.4倍になっています。株価はその後も上場し、2月12日には10.84ドルにまで値上がり、その後やや値をもどし、本記事執筆時点の2月24日には9.52ドルで取引されています。

コーピン株の値上がりについて、あるアナリストは、コーピンが今月発表した医療系スタートアップ企業HMDmdとの業務提携のニュースが影響していると分析しています。発表によると、HMDmdはコーピンのマイクロディスプレーを使った手術用ウェアラブルデバイスを開発し、リアルタイムオペレーションの支援を行うというものです。リアルタイムオペレーションとは、医師が装着したウェアラブルデバイスに患者のバイタルデータなどの情報をリアルタイムで表示し、迅速で適切な手術の実施を支援する仕組です。次の時代のオペレーション(手術)として注目されているものです。

一方で、それだけがコーピン株値上がりの理由ではないとする声が少なくないようです。ファンダメンタルズも含めて、コーピン株の動きには当面注視する必要がありそうです。

(参照サイト)
https://www.kopin.com/about/embed/
https://www.referenceforbusiness.com/history2/47/Kopin-Corporation.html
https://www.fool.com/investing/2021/02/02/why-kopin-stock-skyrocketed-today/

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