ナスダック大幅急落。そのワケと今後の動きを解説!

株価急落の主な原因とは

先週2月25日ナスダック総合指数が大きく下落しました。下落率が3.9%となったため投資家にとって緊張が走る瞬間となりました。急落となった主な原因は長期金利が急騰になったことです。なぜ長期金利が急騰したのかというと、投資家がインフレを懸念し始め、株投資に対する価値が下がったことです。

また、テクノロジー株の売りが殺到したことが要因と考えられます。コロナワクチンの普及とともに、コロナ終息の兆しが見え経済活動再開の期待が大きく膨らみました。その結果、ハイテク株が下落し、それと同時に原油、ガソリン、エネルギー、プラチナ、金などのコモディティ株が上昇となりました。その内容を詳しく解説していきます。

ハイテク株の売り

コロナワクチン提供の会社がファイザー、モデルナに加えてジョンソン&ジョンソンとなり急速でコロナワクチンの接種が始まっています。国民全体の60%から70%の接種が完了した地点で集団免疫ができますので、ワクチンの有効性が高まり、コロナ終息を迎える兆しが見えてきます。一方で経済は活動再開が始まり、以前のように経済を取り戻すという期待値が株式に現れてきます。株式には期待値が株価に織り込まれますので、長期金利の上昇に繋がります。

長期金利の上昇は高PER株のハイテク株が売られる原因となります。PERとは利益成長率のことでハイテク株などの高い成長率を期待されている株ほど株価下落しやすくなります。先日のナスダック総合指数の下落ではハイテク株がこぞって売られている現象がおこりました。では、どうして景気回復が期待されるなか、株価が下落してしまうのかということを詳しく説明します。

長期金利と株式の相関関係

ナスダック総合指数の下落となった原因は長期金利の急騰ですが、それは景気回復の期待とともに、長期金利の上昇となり株価の下落がおこりました。なぜ景気回復の期待がされると株価が下落するのかというと、長期金利が上昇すると投資家は金利が良い債券の購入を始め、多くの投資家の資産は株から債券に流れます。逆に長期金利が下がると、金利の低い債券を資産として保有するより、収益が見込める株式での資産保有を考え始め、多くの資産が株式に流れます。このように株価と長期金利は一般的に密接な相関関係にありますので、今回の景気回復の見込みでハイテク株の売りが殺到し、長期金利の上昇から米国債利回りの上昇が見られました。

コロナ後の株式市場

コロナワクチンが市民へ広がることでコロナ終息へ向けての経済インフレ期待が大きくなること、そしてさらにアメリカでは追加景気対策として、大人市民に向けて一人1400ドルの追加支給をすることと、失業者に対しての保険の上乗せも予定されています。これによる市民の個人消費が増えて物価の上昇が見込まれますので、インフレのさらなる加速も考えられます。こういった要因で投資家のインフレ懸念で10年以上の長期金利が急騰しています。これは逆にいえば米国経済の景気回復が確実なものとなることを意味しますので、業績相場の転機となる可能性があるといえます。

今回の株価下落で高PERのハイテク株が一斉に売られ、逆にコモディティ株の買いが殺到しました。今後のトレンドがハイテク株からエネルギー、石油、金といったコモディティ株や割安高配当株のバリュー株に移行する兆候がすでに昨年末あたりから見られますので、ポートフォリオの見直しをする良い機会といえるでしょう。

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