歯科矯正用アライナー製造のパイオニア、アライン・テクノロジー

アライン・テクノロジーは歯科矯正用アライナーのメーカーです。新型コロナウィルスのパンデミックが続く中、同社は直近の四半期決算を発表、好調ぶりを示しました。アライン・テクノロジーという会社をご紹介します。

アライン・テクノロジーという会社

アライン・テクノロジー(Align Technology, ALGN)は、1997年にスタンフォード大学ビジネススクールの学生であったジア・チシュティとケルシー・ワースが共同で創業した歯科矯正用アライナーのメーカーです。患者の口腔状態に合わせてマウスピース型のアライナーをデザインし、3Dプリンターで製造するというアイデアを思い付いた二人はベンチャーキャピタルから220万ドルの資金を調達、1999年からアライナー「インヴィザライン」(invisalign)の製造を開始します。

同社のアライナーは歯科クリニックを通じて販売されています。歯科医師が同社のスキャナーを使って患者の口腔内をスキャンし、データをアライン・テクノロジーのセンターへ送ります。送られたデータを基に3Dプリンターでアライナーが製造され、歯科クリニックへ配送されます。従来型のワイヤー式矯正器と違い、「インヴィザライン」は装着しても痛くなく、通院回数も少なくて済むと評判です。

歯並びを気にするアメリカ人に対応

ところで、アメリカ人は一般的に歯並びを気にするといわれています。アメリカ歯科学会によると、アメリカでは年間450万人が歯科矯正器を装着し、60億ドル(約6300億円)の費用を支払っているそうです。しかも、歯科矯正は医療保険の対象外となるケースがほとんどで、多くのアメリカ人が自費で行っているのです。

コロナ禍でも好調な業績

アライン・テクノロジーの業績ですが、コロナ禍でも好調です。同社の2020年度第四四半期売上高は8億3450万ドル(約876億2250万円)で、対前年比で28.4%の大幅増加となっています。2020年度通年の売上高は24億7190ドル(約2595億円)で、対前年比で2.7%増加しています。GAAP(米国標準会計基準)ベースでの経常利益は17億7590万ドル(約1865億円)で、経常利益率71.8%という驚異的な数字になっています。

新型コロナウィルスのパンデミックが収束する方向へ向かう中、同社は今後インターネットやソーシャルメディアを使ったマーケティングを強化してゆくとしています。特に同社の主要ユーザーであるティーンエージャーに対し、各界のインフルエンサーを使ったマーケティングをさらに強化してゆくとしています。コロナのパンデミックの渦中においてこれだけの数字を上げている同社ですが、「コロナ後」のさらなる業績拡大が期待されます。同社の今後の動向と業績に注目です。

(参照サイト)
https://investor.aligntech.com/index.php/financial-information/annual-report
https://www.washingtonpost.com/archive/lifestyle/wellness/1998/09/29/lets-get-something-straight-parents-and-dentists-wrestle-over-which-kids-need-braces-and-when/0e35a217-a7c8-4cb3-b310-f2449ae20f6e/

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