「暗号資産」や「ビットコイン」という言葉を耳にする機会がここ3年ほどで一気に増えた印象でしょう。
そこで「暗号資産に投資をしてみようかな」と思っても、よくわからなくて困ってる人も多いです。株や金などと違い歴史が浅く、理解が難しい点も多いのが要因でしょう。
とはいえ投資するかどうかの判断材料に役に立つものは暗号資産と株では似てるものが多く、その1つが時価総額ランキングです。
そこで暗号資産の時価総額ランキングについて解説していきます。
知っておくべき概要やトップ10銘柄の特徴についてもご紹介します。ぜひ時価総額ランキングを把握して、投資の判断に役立ててください。
暗号資産の時価総額とは?知っておきたい基礎知識

暗号資産の時価総額については下記のことを理解していきましょう。
- 暗号資産の時価総額の概要
- 時価総額の計算方法
時価総額を理解できれば、どの銘柄に資金が流入しているか判断でき市場の流れを掴みやすくなります。
少しでも損するリスクを抑えるために、相場の流れを把握できるようにしておくことがベストです。
詳しく解説します。
暗号資産の時価総額の概要
銘柄の価値や規模感を把握できます
時価総額は「いくらの資金が銘柄に投資されているか」を可視化したものになります。
暗号資産には数多くの銘柄があり、日々新たなプロジェクトが開発されているのもあるため数えきれないほどのコインが存在しています。
きちんと開発を進めているプロジェクトもあれば、詐欺を狙っているプロジェクトもあり玉石混交状態です。
全てが混じっている状態では銘柄の良し悪しを判断できませんよね。
しかし、時価総額がわかれば「期待されている銘柄」なのか、「世界的にも資金が流入しているのか」などを参考に投資先として適切か判断できます。
このように銘柄の状態を把握できる材料になるため、時価総額は重要な要素といえます。
時価総額の計算方法
市場価格×流通量
ビットコインで具体的に計算してみましょう。
ビットコイン価格が約400万で流通量が約1900万枚とするとこのとおり。
約400万円×約1900万枚=約77兆
日本の大企業であるトヨタが約30兆の時価総額です。比較するとビットコインが2.5倍ほどの時価総額を有しているとわかります。
ドル建てでは5800億ドルほどのため、テスラとほぼ同じ時価総額です。
市場価格と流通量を把握できれば市場規模を理解できるため、投資する際の判断材料として役立ちます。
時価総額が高ければそれだけ資金が流入しているため、信頼度が高いと判断できます。
逆に低ければ信頼度も下がるためリスクが高い投資といえるでしょう。
【2023年4月】暗号資産の時価総額ランキングTop10-将来性の高い銘柄はどれ?-

暗号資産の時価総額ランキングTop10はこちらのとおり。
通貨名 | ティッカー | 価格 | 時価総額 |
Bitcoin | BTC | $3万 | $5800億 |
Ethereum | ETH | $1900 | $2253億 |
Tether | USDT | $1 | $800億 |
BNB | BNB | $319 | $500億 |
USD Coin | USDC | $1 | $323億 |
XRP | XRP | $0.5 | $263億 |
Cardano | ADA | $0.39 | $137億 |
Doge Coin | DOGE | $0.08 | $113億 |
Polygon | MATIC | $1.09 | $100億 |
Solana | SOL | $22.9 | $89億 |
上記が2023年4月時点での暗号資産のトップ10ランキングです。
ランキングも変動するため定期的な確認が必要といえます。
銘柄について1つずつ解説します。
BTC(ビットコイン):仮想通貨の基本
知名度No.1
暗号資産の元祖で1番始めに作られた通貨で、投資をしてない人でも知っているほどの知名度を誇ります。
さらには最初に作られた通貨にも関わらず、誕生から14年経過しても問題なく稼働するほどの完璧なシステムを有してます。
ゆえに他の暗号資産への交換、市場のけん引など大きな役目を果たすなど暗号資産にはなくてはならない存在です。
暗号資産の基本的な王道銘柄で市場へも影響を与えるため、常にチェックしておくべきでしょう。
BTC(ビットコイン)の特徴
他の暗号資産よりも信頼性がある・希少性が高い
ビットコインにはブロックチェーンといわれる仕組みが採用されています。簡単にいうと、改ざんができない仕組みのことです。
例えば「AさんからBさんへの送金した」という取引がビットコインで行われた場合、この履歴がブロックチェーンに残ります。
つまり取引記録が全て残ります。だからマネーロンダリングは不向きで、取引履歴がわかる透明性が高い通貨です。
それに加えて2100万枚しか発行されないため、希少性が高く価値も上がりやすい特性があります。
すでに90%に当たる1900万枚ほどが発行されており、残り10%を100年ほどかかるため手に入りにくく価値があります。
ETH(イーサリアム):アルトコインのトップ
イーサリアムをベースにさまざまなプロジェクトなどが開発されています
例えば、最近話題になっているWEB3.0での活用事例です。
メタバースなどが代表的な次世代インターネットで、NFTの取引などもよく利用されています。
イーサリアムはブロックチェーンを活用して、何かをこなすプラットフォームに最適な銘柄で、今後も新たなプロジェクトがイーサリアムをベースに開発されるでしょう。
ブロックチェーンを活用した開発にはなくてはならない存在です。
ETH(イーサリアム)の特徴
ETH(イーサリアム)の特徴スマートコントラクトが採用されてる
「スマートコントラクト」とは契約をブロックチェーン上で自動で行うための仕組みです。
契約を交わす際は、人と人がいてサインをするのが一般的です。しかしスマートコントラクトなら条件を設定して満たせば履行可能です。
しかもブロックチェーンが採用されているため契約内容にも信頼性が増します。
つまり改ざんできないため「契約内容の不正」ができません。特に億単位などの大きな金額が動きやすい不動産の取引などに適しているといえます。
契約内容が改ざんされないため安心して高額な契約を交わすことが可能です。自動で契約を行えるため人件費削減に繋がるのもメリットです。
USDT(テザー):海外取引で活躍
海外取引で活躍します
USDTはステーブルコインといわれ価格が安定しているのが特徴です。
暗号資産は値動きが大きいのが特徴で日に10%の上下は普通で、中には100%アップや50%下落なども起こります。
しかし、ステーブルコインは真逆で価格変動はほとんどありません。変動するといっても為替の影響で2-3円動く程度です。
そのため資金をほとんど変動なく保有しておけるため、海外取引の際にとても役に立ちます。
USDT(テザー)の特徴
米ドルに連動したコイン
米ドルに連動しているため暗号資産だけど米ドルのように運用ができます。
暗号資産の価格は銘柄によってバラバラで、ビットコインのように1枚400万円ほどするものもあれば、0.001円のような低価格なものも存在します。
どれも値動きは激しく、どれだけ上下するかはわかりません。
しかしUSDTは米ドルに連動しているため価格はほとんど変化なく、現在のドル円相場である133円前後で推移します。
つまり大きく儲ける可能性こそないものの「資金の保管」や「損しない」というのがメリットです。
そのため、海外取引ではBTCからUSDTへ。USDTからETHへ。など一時的な資金の利確先として活用できます。
BNB(バイナンスコイン):世界最大の取引所のコイン
今後の伸びも期待できる銘柄
BNBは1日の取引量が世界最大の取引所であるBinanceが発行するコインです。
Binanceは2017年に設立された暗号資産取引所でまだまだ新しい取引所です。
しかし、設立から6年ほどにもかかわらず市場への影響力は絶大でBinanceへの上場は一種のゴールと考えられています。
取引所の影響力も大きいため今後も伸びが期待できる銘柄といえるでしょう。
BNB(バイナンスコイン)の特徴
実用性が高く、開発が続くコイン
Binanceが発行しているため、取引所内通貨として使用できます。
USDTやBTCを利用して銘柄を購入も当然可能ですが、BNBを利用して購入することでテス数量が0.1%から0.05%へ減るなど安く取引可能です。
しかも、口座内で残った通貨をBNBへ変換することもできます。
取引をしているとどうしても0.01のような端数が残ってしまいますが、その端数を処理できるためかなり便利です。
さらには、BSC(Binance Smart Chain)といわれる独自チェーンを開発運用しており、手数料が安くなったり処理スピードが上がるなどのメリットがあります。
そして、プロダクト開発でメジャーなイーサリアムから移行も可能なため今後も発展が期待できます。
USDC(ユーエスディーコイン):大手取引所Coinbaseが発行
ステーブルコインの1種
USDCはステーブルコインの一種で米ドルと連動しています。
価格変動はドルの動きと同じなため安定した運用が可能です。変動幅としてもドルの動き程度です。
しかし反対に利益を得るには向かない銘柄ともいえます。
利益を得られるとすれば、ドル円相場で円安になったときに売ることぐらいでしょう。
そのため資金を暗号資産で保有しておくために利用するのが一般的な方法です。
USDC(ユーエスディーコイン)の特徴
ステーブルコインだけどUSDTよりも知名度は低い
USDCは時価総額もトップ10に入るほど高く十分な資金流入を果たしている銘柄ですが、有名なステーブルコインではUSDTには一歩及びません。
ステーブルコインのためどちらがいいかは個人の判断によりますが、強いていうならば個人ウォレットで管理できるメリットがUSDCには存在します。
というのも、USDCはイーサリアムをベースに発行されており規格がERC20というものを採用してます。
そのため個人ウォレットでイーサリアムベースであるERC20に対応しているものであれば、送金して保管が可能です。
暗号資産はハッキングのリスクが常にあるため、被害を受けないために個人ウォレットへ送金して保管することができるのは重要です。
XRP(リップル):570倍の実績
人気度も高く暴騰した銘柄
2017年から2018年にかけて暗号資産がバブルになりました。
その際にXRPは0.7円から400円ほどへ大暴騰し、8桁や億などの資産を手に入れた人もいるほどです。
それほどの暴騰を果たしたこともあり、保有者のなかにはXRPが大好きな人も多くSNSなどで繋がりを持っている人もいます。
実用性も高いため今後の価格上昇に期待したい銘柄といえます。
XRP(リップル)の特徴
送金に最適な銘柄
暗号資産は手軽に送金できるのが魅力の1つですが、暗号資産の中でXRPが1番送金に向いている銘柄です。
通常送金するとなると、現金だと銀行で手続きするため手間も時間もかかってしまいます。
しかし暗号資産なら銀行を介する必要なくユーザー同士で送金できるため便利です。
とはいえ「送金に時間がかかる」「手数料が高い」などの問題も多く、不満点も存在します。
だけどXRPの場合は送金が数分程度、手数料も数円程度と格安で便利です。
例えばBTCを送金する場合、着金まで1時間ほどかかることもあります。
一方でXRPならほとんど時間がかからずに送金できるためタイムリーな取引が可能です。
ADA(カルダノ):時価総額3位まで上昇した実績
2021年のバブルでは100倍を記録した銘柄
底値が約3円ほどで最高値330円ほどまで上昇した結果、時価総額3位になりました。
これほどの暴騰を果たした銘柄ですが、億り人を量産したコインでもあります。
2017年のプレセールでは1口10万円程度から購入可能で、1口でも購入していれば億まで伸びた結果になりました。
開発も進んでいるため今後も期待したい銘柄の1つです。
ADA(カルダノ)の特徴
スマートコントラクト搭載
ADAはスマートコントラクトを採用しており、イーサリアムキラーともいわれています。
スマートコントラクトは契約をブロックチェーン上で行い、契約内容を不正できないようにする仕組みのことです。
イーサリアムが最初に搭載した機能ですが「手数料が高い」「処理速度が遅い」などの問題点もあります。
しかしADAはこ2つの問題をクリアするように開発が進められています。
入れ替わりが激しい時価総額でトップ10をキープできているのは、それほど期待されている証拠とも考えられます。
実際にケニアではHIV/AIDS研究でCardanoチェーンの利用を開始しています。
今後の広がりに期待です。
DOGE(ドージ):イーロンマスク銘柄
イーロンマスクが煽ることで有名な銘柄
DOGEは柴犬の絵が使われてるコインで、イーロンマスクの影響でよく話題になる銘柄です。
特に2023年4月にTwitterのアイコンの青い鳥から、このDOGEコインの柴犬に変更され話題にもなったことを覚えてる人も多いでしょう。
モチーフになってる犬の名前はかぼすちゃんでTwitterは6万4000フォロワーほど。
この影響から暗号資産に触れたことがない人でも目にする機会があるため知名度があるといえます。
DOGE(ドージ)の特徴
DOGE(ドージ)の特徴億り人を排出したコイン
DOGEは元々ミームコインといわれる、ネタコインの1つでした。
2013年の12月に誕生しましたが、他の暗号資産のように何かを目的として作られたというよりはおもしろいネタコインとして誕生しました。
当然ながら価値はなく、価格も0.01円のような価格です。
しかしながらイーロンマスクがこのDOGEコインについて発言したことをきっかけに暴騰し、最高値70円ほどを記録しました。
その結果7000倍の高騰で、10万円分購入しているだけで7億円になった計算です。
資産が億を超した人もおり、定期的にイーロンマスクが話題にするため今後も要注目な銘柄といえます。
MATIC(ポリゴン):ディズニーで活用される
手数料を安く取引スピードアップ
イーサリアムで問題になる手数料高騰、処理スピード遅延問題を解決するように開発されています。
その影響で需要が増加したことにより、価格も順調に上昇しました。
2020年の12月では2円ほどでしたが、1年後の2021年では300円ほどまで上昇し150倍の暴騰となりました。
2023年4月現在では150円ほどですが、活用される機会は増えているため今後も伸びが期待できるでしょう。
MATIC(ポリゴン)の特徴
ディズニーと提携
MATICはNFTやDeFiといった分野でも活用されはじめていますが、ディズニーと提携しています。
特に近頃は、NikeやGUCCIなどのブランドが参入をはじめているNFT業界が伸びてきており、ディズニーもMATICを活用することでNFT業界で展開していくと考えられます。
例えばミッキーなどのキャラクターの画像をNFT化することで、販売可能なため大きな収益を見込めるでしょう。
他にもブロックチェーン技術を活用して、イベントのチケットを転売対策して開催するなども可能です。
このように事業展開の方法はさまざまあるため、ディズニーがMATICを活用して本格的に稼働すれば大きく上昇していくとも考えられます。
SOL(ソラナ):「歩いて稼ぐ」で話題に
ブロックチェーンアプリケーション向けに開発
ソラナは処理速度は早く手数料が安くなるように設計されています。
ブロックチェーンアプリケーションではイーサリアムを利用されていますが、手数料や処理速度が問題になることが多々あります。
しかしソラナならその心配なく処理できるように開発されています。
2020年6月ごろは60円ほどでしたが、2021年11月には3万円ほどまで上昇し、500倍を記録しました。
SOL(ソラナ)の特徴
「歩いて稼ぐ」で活用された
2022年の3月ごろから「歩いて稼ぐ」ができるSTEPNが流行りました。
「Move To Earn」といわれ、何かをすることで稼げるNFTゲームとなります。
ここで利用されるチェーンがソラナで、ゲーム内で使うアイテム購入にSOLが必要です。
このように実際に利用してお金を稼げるアプリが開発され広がりをみせたこともあり、ソラナの実績は十分といえます。
他にもソラナ上でNFTを売買する「Magic Eden」も取引量を増やしています。
当然これからも他のプロジェクトでも活用されることは十分ありえるので、今後も活用される機会が増えていく銘柄といえるでしょう。
時価総額ランキングの変遷と今後の展望

時価総額ランキングの変遷と今後の展望についてはこちらのとおり。
- 各銘柄のランキング推移は常に変動
- 各銘柄の時価総額は上昇していくと予測
今後も市場拡大していくと考えられますが、それにともない銘柄の順位は安定しないと考えられます。
詳しく解説します。
各銘柄のランキング推移
BTCが1位を継続
暗号資産市場では毎年時価総額の順位が大きく入れ替わっているのが特徴ですが、ビットコインはずっと1位を記録しています。
しかしながら2位以下は大きく変動しています。
「暗号資産=ビットコイン」とイメージを持っている人が多いため、購入するのはビットコインになりやすいです。
そのため資金が1番流入しやすい銘柄といえ、ビットコインが時価総額1位なのは当然でしょう。
しかしながら、2位以下はアルトコインの有名度や需要増加などさまざまな要因が重なりあうため変化が激しくなります。
とはいえ2019年ごろからはイーサリアムが2位を継続している状況です。
したがって需要が増えているイーサリアムが下がることは考えにくいため、変動が激しいのは3位以下となりそうです。
各銘柄の時価総額予測
1位はビットコインが継続すると考えられる
暗号資産市場はビットコインが牽引するため、ビットコインが1番高い時価総額を今後もキープすると考えられます。
その値動きに合わせて市場全体、各銘柄も伸びると考えられますが、変化が激しいためトップ10銘柄でも急に下落する可能性も頭にいれておくべきでしょう。
特にビットコインは2030年に100万ドルに到達するとも予測されています。
仮に100万ドルになるとすれば、2030年にはビットコインが2000万枚ほど発行されているため20兆ドルほどの時価総額になるでしょう。
時価総額ランキング上位の暗号資産を保有するメリット

時価総額ランキング上位の暗号資産を保有するメリットはこちらの3つです。
- 流動性が高い
- チャートが安定している
- 最新の情報が見つけやすい
上記の3つのポイントが投資する際に役に立ちます。
詳しく解説します。
流動性が高い
注文が約定しやすい
流動性が高いは買い手と売り手が多いことを意味します。
つまり「好きなときに買えて、好きなときに売れる」ということ。
要は流動性が低いと売りたいに売れないため、大きく価格が動いたタイミングで利確ができません。
当然なことだと思うかもしれませんが、実はかなり重要なことで流動性が低いと最悪の場合は資金が0になっていくのを見るしかない状況にもなりえます。
暗号資産は他の金融商品と比べて大きく価格を変動させます。
急騰急落はいつでも起きる可能性があるため、流動性が低い銘柄は利確して逃げられないリスクが高まります。
このような状況になっては資金管理ができないため、流動性がある銘柄を選ぶのは大切です。
チャートが安定している
価格が0まで急に下がらない
常に買い手がいるため、価格が急落して損することが考えにくいです。
暗号資産のアルトコインは100%アップしたけど90%下落するような状況も起こります。
理由はさまざまですが「運営の逃亡」「詐欺」などが代表例です。
このように考えられない値動きが起こるのですが、チャートが安定していると価格の乱高下に巻き込まれる心配が減ります。
逆に有名な銘柄でなければ、下落しても買い戻しが少ないため資金が減った状態から戻りにくいです。
つまり時価総額ランキングが上位のものへ投資すると、損する可能性をグッと減らせます。
最新の情報が見つけやすい
投資戦略を立てやすい
有名な銘柄でリサーチしている人も多いため、最新情報を見つけやすく投資の判断材料にできます。
しかし、時価総額が低いマイナーな銘柄の場合は情報が少なく投資対象として適切かどうか判断できません。
最新情報は投資戦略を練るには重要な要素のため、最新情報を見つけられない銘柄はリスクが高くなります。
逆にいえば、時価総額が高い銘柄は最新情報を見つけやすいため投資戦略を練りやすいです。
暗号資産を選ぶ時のポイント-時価総額以外の基準は?-

暗号資産を選ぶ時のポイントはこちらのとおり。
- 目的や用途
- 信頼性
- 出資企業数
暗号資産の種類は星の数ほどあるためどれに投資すればいいか判断が難しいです。
そこで上記の3つを参考にすれば投資対象として適切か判断しやすくなります。
1つずつ解説します。
目的や用途
需要を判断できます
目的や用途が期待できるものなら、銘柄の需要は増加すると考えられるからです。
暗号資産はホワイトペーパーといわれる、プロジェクトのゴールとなる目標を書いた設計書が存在します。
その目的ゴールに需要がありそうだと投資対象として選択肢になるでしょう。
しかし、イマイチな目標だと投資してもプロジェクトが失敗する可能性も高くなります。
そのため少しでも成功するプロジェクトかどうかを選ぶためには、目的や用途は投資対象として適切か判断するのに大事な要素です。
大事な資金を投資するからこそ、細かいことで判断する必要があります。
信頼性
詐欺に遭う可能性が減る
暗号資産は優良なプロジェクトが多いですが、中には詐欺プロジェクトも存在するため信頼性があるかどうかは重要です。
残念なことに、暗号資産市場はまだまだ発展途上なためグレーな部分も多いのが現状です。
それをいいことに、投資者を募って詐欺プロジェクトに投資させ持ち逃げする銘柄もあります。
だからこそプロジェクトの運営元は信頼できるかどうかが大切です。
きちんと開発運営していくプロジェクトに投資できれば莫大なキャピタルゲインを狙えるからです。
したがって「どのような人が宣伝しているか」「どのような運営が開発しているか」など信頼できるかどうか慎重に見極める必要がります。
出資企業数
キャピタルゲインを期待できる
きちんと開発されて伸びていく銘柄かどうか判断しやすいです。
出資企業が多いとそれだけの企業がお金を出していることの証のため、プロジェクトとして失敗する可能性は低くなる。
企業側としても出資して資金を回収利益を得られなければ、意味がないので当然です。
つまり初期段階から多くの企業が出資していれば、それだけ注目度が高く今後も伸ばしていく考えの表れといえます。
出資企業数が少ない銘柄よりは価格上昇にも期待できるため、キャピタルゲインを得られる可能性は高いでしょう。
プロジェクトがストップして投資した資金が0になる状況は出資企業数が少ない銘柄よりも起こりにくいです。
まとめ:暗号資産投資するなら時価総額ランキングは把握しておこう

暗号資産市場では価格変動が大きく時価総額も常に変動します。
銘柄への資金流入が把握できるため、市場のトレンドも読みやすくなるでしょう。
銘柄の中には、あることをきっかけに急に時価総額トップ10にまで上昇することも。
市場のトレンドを把握できれば、投資戦略を立てやすくなります。
その結果として、利益も出しやすくなるため時価総額ランキングはチェックしておくのがおすすめです。



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