早い方がお得!20代〜30代で始める積み立てNISA

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NISAと積み立てNISA

NISAとは日本金融庁が2014年からスタートした個人投資家向けの税制優遇制度です。通常は投資で得られる利益、配当金や売却して得た利益に対して課税される20%が課せられますが、この制度は毎年120万円まで5年間が非課税対象となる制度です。

積み立てNISAとは2018年からスタートした制度で、初心者投資家や20代30代の若い人達が、NISAと比べて小額から長期投資を始めるられることを目的として作られた制度です。この非課税対象期間は20年間と限られ、毎年の投資金額の限度額40万円となっています。また、限られた対象投資信託、対象商品は手数料が低いものと限られ、配当金が頻繁には支払われないことが条件となっています。基礎的な条件としては、日本在住の20歳以上であれば一人1口座が利用可能です。詳しい条件は金融庁のホームページで確認頂けます。
金融庁

20代から30代で始める理由

20代は大学を卒業して社会人になり自分の収入ができます。その時期に、しっかりと貯蓄をしないとと考える方も多いと思います。就職して間もない時期は収入がまだまだ少ないかもしれませんが、実は自由になるお金がありますので、投資を始めるには一番良いタイミングと言えます。

30代になると結婚して子供が出来る時期に入りますので、投資に回すお金がどうしても難しい場合がありますし、マイホームの購入なども考える時期ですので、投資の開始するタイミングを逃してしまいがちです。しかも、20代は将来に向けて時間がたっぶりとありますので、その分、月々の負担が少なく投資を始めることができます。たとえ月々2万円程でも、長期で30年積み立て投資を続けるとかなりの資産を築くことができます。

この『時間』というのが、なによりも重要なキーワードとなります。長ければ長い程、多くの資産運用が長期ででき、株価の上昇に加えて配当金の利益もでます。この複利の効果は運用期間が最も重要な鍵となりますので、出来るだけ早くスタートし長期運用することをおすすめします。

よくシニアの方が、「もっと早くから投資をはじめておけば良かった」と後悔する声も聞きます。現在は昔に比べると、米国株投資の環境も整ってきていますし、非課税政策もありますので、これを利用しない手はありません。

シュミレーションをしたいときは?

具体的にどのくらいの金額を月々投資して、何年でどのくらいの資産形成ができるのかみていきましょう。

20代から30代の方の積み立て投資金額の月々の平均額は2.6万円となっています。NISAを利用した場合、非課税限度額が年間で40万円ですので、月々の限度額が3万3千円となります。注意しておきたいのは、この限度40万円は翌年に繰り越すことはできないということです。例えば月々1万円積み立てにして、年間12万円積み立てするとします。年間限度額は40万円ですので、28万の余裕がでます。しかし、この28万円を翌年に繰り越し翌年の限度額が68万円とはなりません。あくまでも、毎年の限度額が40万円ということです。

では、25歳から45歳まで月2万円をNISAで積み立て投資した場合をみていきましょう。

・月2万円として年間24万円投資します。

・24万円を最長限度の20年間続けるとします

・リターンは平均値の5%とします。利回りは再投資に回す計算とします。

この条件で計算した場合45歳地点での実際の積み立て金額は単純計算で

年間24万×20年間=480万円となります。

しかし、これを20年間投資運用することによって最終積み立て金額が822万円となります。

楽天証券のホームページで簡単にシュミレーションができますので、自身の状況に合わせて計画をたててみると良いでしょう。
楽天証券シュミレーション

このシュミレーションからみても分かるように、銀行でお金を寝かせておくより、積み立て投資することで、どれほどの違いがでるか一目瞭然です。

NISAの最長非課税期間は20年ですが、口座を移して継続投資することも出来ますので、その時の状況で判断すると良いでしょう。

老後資金として考えている場合は65歳までの40年間投資するとした場合、月々2万円で最終貯金元本は960万円で、最終積立金額3,052万円にもなります。このように、長く運用出来るほど、運用収益が大きくなりますので、早い時期にスタートすることが大事だと言うことがわかります。

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