一時昨年10月の水準に下落した米株式市場、何が起た?

現地時間の今週水曜日、米株式市場が続落、S&P500株価指数は昨年10月以来の大幅安となりました。ダウジョーンズ平均も大きく値下りし、一日の下げ幅はS&P500が2.6%、ダウジョーンズ平均が2.1%となりました。ここ数日間騒然としている米株式市場ですが、一体何が起きているのでしょう。下落した原因なども含めて考察してみます。

ゲームストップ騒動も影響か?

あるアナリストは、近年加熱しているゲームストップ騒動が株価に影響していると指摘しています。ゲームストップ騒動とは、ニューヨーク証券取引所で取引されているアメリカの大手ビデオゲーム販売チェーンのゲームストップの株が乱高下し、株式市場全体に影響を与えているとされている事件です。

ゲームストップは1984年設立の世界最大のビデオゲーム販売チェーンですが、オンラインゲームの世界的な台頭などによって業績が低迷、同時に株価も低迷していました。それにヘッジファンドが目を付け、同社の株をカラ売りして莫大な利益を得ていました。それに対しRedditというアメリカの巨大掲示板サイトに集っていた個人投資家が反発し、ゲームストップの株に大量の「買い」を入れ、一気に値上がりをさせました。ゲームストップの株は高騰し、ヘッジファンドに膨大な損失を生じさせたのです。実際のところ、ヘッジファンドは損失を穴埋めするために、ここ数日で保有する大量の株を売却したとされています。

米連邦準備制度理事会は金利ゼロ水準を維持、悲観的な発言も

また、水曜日までの二日間にわたって開かれた米連邦準備制度理事会(FED)で、金利のゼロ水準を維持することが発表されました。理事会の終了時に開かれたプレスカンファレンスで、米連邦準備制度理事会のジョローム・パウエル議長が、「景気は我々の金融政策とインフレーションゴールからまだ遠く、相応の景気回復に至るにはまだ相当の時間がかかると認識している」との悲観的な発言をしたことも、株式市場での「売り」を誘ったと指摘されています。

具体的な景気刺激策についてのコメントもなく、市場関係者を失望させた可能性は少なくないでしょう。実際のところ、当日の市場での売りは広範囲におよび、S&P500株価指数の11業種セクターのすべてが値を下げています。

今後の展開が読みづらいですが、ある関係者は、現在進行中のゲームストップ騒動に、株式売買アプリ開発のロビンフッドが参入したことにより、当面は不安定な状態で推移すると予想しています。ゲームストップ騒動とロビンフッドの関係や今後の動きについては、別の記事で詳しく解説したいと思います。

(参照サイト)

https://fortune.com/2021/01/27/gamestop-gme-price-stock-market-short-squeeze-reddit-sp-500-spx-dow-jones-djia/
https://news.yahoo.co.jp/articles/109e60a655c0ceaef39be97d0070c3046132dc80
https://www.cnbc.com/2021/01/28/asia-markets-wall-street-plunge-apple-asia-suppliers-currencies-and-oil.html

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