激安EC「ウィッシュ」を運営するコンテクストロジックの驚きのビジネスモデルとは?

激安ECアプリ「ウィッシュ」を運営するコンテクストロジックが先月11月20日にNASDAQに上場申請し、話題になっています。若年層から絶大な支持を集める「ウィッシュ」と何か、どのようなビジネスモデルなのか、概要をお伝えします。

コンテクストロジックという会社

「ウィッシュ」を開発運営するコンテクストロジック(ContextLogic)【WISH】は、ポーランド生まれのカナダ人で、元Googleエンジニアのピーター・シュルチェフスキー(Piotr Szulczewski)が2010年7月に設立した会社です。会社設立当初はFacebook広告などで売上を稼いでいましたが、2013年には商品の売り手と買い手を直接つなぐECアプリ「ウィッシュ」を開発、ダウンロード提供を開始しました。

「ウィッシュ」の最大の特徴は販売される商品の安さです。Tシャツ1枚1ドル、スニーカー5ドル、アンドロイドのスマートフォン27ドルといった、驚きの価格で販売されています。ただし、Amazonのような即日配達サービスはありません。それどころか、商品によっては配達されるまで30日以上も待たされるものもあります。それでも、「ウィッシュ」の利用者は「ウィッシュ」の激安に魅了されて買い物をします。コンテクストロジックによると、「ウィッシュ」のユーザーは一回の買い物で平均600から700アイテムの商品を閲覧し、初回の購入後、80%がリピーターになるそうです。

激安販売の仕組み

では、「ウィッシュ」はどうやって激安販売を実現しているのでしょうか。答は中国企業の存在です。「ウィッシュ」は商品の売り手と買い手が直接取引を行いますが、売り手の多くはAlibabaなどに出店している中国企業です。多くはメーカーや卸売企業ですが、そうした会社が過剰になった商品などを「ウィッシュ」に出品し、さばいているのです。

また、「ウィッシュ」で購入された商品は中国本土からアメリカへ郵送されるのですが、コンテクストロジックは中国郵便公社と特別契約を締結していて、極めて低額の送料での郵送を可能にしています。コンテクストロジックによると、カリフォルニアからニューヨークまでの送料よりも、中国本土からニューヨークまでの送料の方がはるかに安いそうです。

アメリカの低所得者層が上客

「アメリカ人の41%は、わずか400ドル程度の金融資産すら保有していない」と説明するシュルチェフスキーCEOは、明らかにアメリカの低所得者層を上客にしています。ニューヨークやカリフォルニアに住む富裕層ではなく、Amazonプライムの年会費を払うのがもったいないと考える、地方在住の労働者階級の人々をメインターゲットにしているのです。

今では毎月9千万人が利用する「ウィッシュ」ですが、来年予定されているIPOに今から注目です。

(参照サイト)

https://www.forbes.com/sites/parmyolson/2019/03/13/meet-the-billionaire-who-defied-amazon-and-built-wish-the-worlds-most-downloaded-e-commerce-app/#5ec0fc2070f5

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