【リセッションで米国の株価はどうなる?】景気後退局面に強い銘柄を解説!

リセッション

長引く新型コロナウィルスの影響やロシアによるウクライナ侵攻、インフレ、相次ぐ利上げ、ドル高円安などの影響から、世界経済は徐々にリセッション(景気後退局目)に向かっていると噂されています。

『リセッションで米国の株価はどうなるの?』

『リセッションに強い銘柄はないの?

そんな疑問や不安をお持ちの方も多いです。先行きの見通しが立たないと、投資するのが怖くなりますよね。そこで今回は、リセッションについての解説をしつつ、景気後退局面でも強い銘柄について解説していきます。

この記事を読めば、米国と世界の経済の先行きを見通しやすくなります。

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目次

リセッションとは?

リセッションとは、日本語では『景気後退局面』と訳されます。一般的には四半期のGDP成長率が2期連続でマイナスになった状態をリセッションといいます。

しかし、2期連続でGDPの成長率がマイナスになったら必ずリセッションというわけではありません。

米国ではNBER(全米経済研究所)という民間非営利機関がリセッションを判断し発表しています。2020年のコロナショックでは急激な景気後退が起き、その後の反動期を含めた約2か月間をNBERがリセッションと認定しました。

つまり、GDP成長率が2期連続でマイナスにならなくても、リセッションは起きるということになります。

また、過去のリセッションにおいては、株価の下落や上昇に連動した形でリセッションが認定されているわけではありません。S&P500などの株価指数は先行指数なので、リセッションよりも株価の下落が早く起きたり、リセッションからの回復よりも早く株価が回復したりします。

よって、リセッションと認定される頃には、すでに株価の変動は起きている可能性が高く、景気後退はかなり進んでいるか、すでに回復局面に入っている場合もあるということです。

株価下落のリスクを回避したり、その後の株価上昇のチャンスを掴みたいと考えるなら、リセッションを敏感により早く感じ取る必要があります。

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リセッションで米国の株価はどうなるか?

リセッションが起きると、米国の株価は大きく下落する傾向があります。

2008年のリーマンショックでは50%以上、2020年のコロナショックでは30%以上の株価下落を記録しています。

https://kabu.com/kabuyomu/money/763.html

2022年7月現在、S&P500は年初来から-17.73%の下落を記録していて、今後インフレや利上げが進むと、さらに下落していく可能性もあります。

https://www.bloomberg.co.jp/quote/SPX:IND

株価は先行指数であるため、すでにリセッション入りしているという見方もあれば、インフレや利上げの影響が本格化する2022年末や2023年にリセッション入りするという見方もあります。

一方、米国の一般消費は活発であり、2022年6月の雇用統計では、予想を上回る37.2万人増という伸びを示していることから、すでに景気は底入れしているという見方もあります。

いずれにせよ株価がどう動くのかを正確に予測することは難しいので、ドルコスト平均法でリスクを分散しつつ、相場の下落に備えたい方は現金のポジションを多めに取るなどの対策はしておくと良いでしょう。

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リセッションに強い銘柄3選

米国のリセッションが心配されていますが、リセッションに強いセクターもあります。例えば、消費が落ち込みにくい一般消費財銘柄やリスク資産として買われる金関連銘柄などです。

ここでは、リセッション時でも業績の急激な落ち込みが起こりにくいであろう銘柄を3つご紹介します。

  • ウォルマート インク(WMT)
  • チャーチ・アンド・ドワイト【CHD】
  • ニューモント(NEM)

それぞれを解説します。

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ウォルマート インク(WMT)

1962年に創業したウォルマートは、売上高5000億ドルを超える世界最大のスーパーマーケットチェーンです。

ウォルマートのような一般消費財を扱う銘柄は、リセッション時でも比較的に業績が悪化しにくいと言われています。なぜなら、食品や日用品などの生活必需品は、どんなに景気が悪くなったとしても人々の生活に欠かせないものだからです。

インフレや利上げによって消費の落ち込みが懸念される米国経済ですが、リセッションで大きな影響を受けるのは住宅販売や贅沢品などと考えられます。インフレによって原材料費が高まり、利上げによってローンが組みにくくなるからです。

一方、食品や日用品は値上がりしても購入しないという選択肢を消費者は取りにくいです。そのため、リセッションによる業績の悪化が起きたとしても、ウォルマートのような小売業の売上が激減しにくいと考えられます。

ただし、直近の株価はコロナの影響受けて下落気味となっています。

12ヶ月1株当り利益 (EPS) は6.18ドルです。

出典:ヤフーファイナンス

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チャーチ・アンド・ドワイト【CHD】

1847年に創業したチャーチ・アンド・ドワイトは、売上高51億ドルを超えるアメリカの大手家庭用品メーカーです。洗剤や歯磨き粉など、生活に欠かせない商品を作っているため、リセッションでも極端な需要低下を受けにくい銘柄です。

特に、酸素系漂白剤「オキシクリーン(OxiClean)」は日本での人気が高まっています。洗剤の需要は安定的であり、消費者は不況であっても洗濯をしないわけにいきません。また、日本人はきれい好きでニオイにも敏感なため、洗濯以外でも掃除や除菌でもオキシクリーンの需要は高まっています。

オキシクリーンの人気が世界に拡大していく可能性もあるため、リセッションの影響を受けにくい銘柄と考えられます。

2022年2月1日には、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表している配当貴族銘柄に組み込まれたことも好感できます。

12ヶ月1株当り利益 (EPS) は3.03ドルです。

出典:ヤフーファイナンス

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ニューモント(NEM)

1921年に創業したニューモントは、売上高122億ドルを超える世界最大の金採掘会社です。

金は安全資産として人気が高まっており、リセッション時はリスク資産として大きく買われる傾向があります。

金は希少性があるために、宝飾品としての価値が高いです。特に、中国やインドなどの新興国では、宝飾品としての金の人気も年々高まっていて、世界的に需要が増えている状況です。

また、金は宝飾としての人気のみならず、パソコンやスマートフォンなどの工業製品にも欠かせない貴重な資源となっています。

そのため、リセッションが起きても金の需要が極端に落ち込んだり、価格が急落することは考えにくく、金関連銘柄であるニューモントはリセッションに強い銘柄といえます。

12ヶ月1株当り利益 (EPS) は2.09ドルです。

出典:ヤフーファイナンス

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まとめ リセッションに強い銘柄を探そう

今回は、リセッション入りが懸念される米国の株価について解説しました。

食品や日用品などの一般消費財銘柄や、リスク資産として買われやすい金関連銘柄は、リセッションに強いとされています。

2022年7月には、FRB(連邦準備制度理事会)2回連続となる0.75%の大幅利上げを発表しました。パウエル議長は、「景気が後退しているとは思わない」と述べたものの、インフレの抑制に向けた決意を強く示しました。

この発表を受けた当日は、ダウ・ナスダック・S&P500は共に上昇しましたが、利上げの影響が今後のリセッション入りを加速させるのか予断を許さない状況は続くかもしれません。

リセッションに強い銘柄を探して、リスク分散をしてみてはいかがでしょうか?

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