- 資産運用で失敗したくない
- 将来のために資産運用をはじめたいけど何から手をつければよいか分からない
- 初心者でも無理のない資産運用の方法を一から教えてほしい
このような悩みや疑問のある資産運用初心者の方は多いのではないでしょうか。資産運用に関する情報はテレビ、雑誌、SNSなどであふれています。岸田総理大臣も「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げており、日本全体で資産運用の必要性が意識されるようになりました。
しかし、学校の義務教育や高等教育で資産運用の具体的な方法を私たちは、十分に教えてもらえる機会はあったでしょうか。金融機関のセールスの言いなりになり、退職金をよく分からない投資対象を言われるがまま買ってしまったという知人や親戚の話を聞いたという人もいるかもしれませんね。
最初の資産運用で失敗しないためにも、本記事では資産運用の初心者が最初に取り組むべき投資や注意点について詳しく解説します。
資産運用の第一歩は投資資金を貯めること
資産運用の第一歩は投資資金を貯めることです。投資にまわせるだけのお金がなければ、資産運用ははじめられません。借金をして資産運用をする信用取引や証拠金を積んで、自分の身の丈以上の額を投資にまわす方法もありますが、資産運用の初心者が手を出すべきではありません。慣れないうちに大きな失敗をしてしまうと元本を失うどころか、元本以上の損失を出してしまう可能性があるからです。
しかし、「資産運用を始めるには何百万円、何千万円もの資金が必要なのでは?」と不安を感じる必要はありません。例えば、使っていないサブスクリプションを解約したり、無駄な支出をおさえたりして月々に5,000円〜10,000円程度で良いので投資にまわせるお金を捻出するだけでも十分です。
資産運用と聞くと、まとまったお金がたまらないと始められないと感じる方もいるかもしれません。しかし、資産運用は少額からでも十分はじめることができます。また、少額のうちにはじめる方が万一、大きな失敗をしたときも挽回が容易です。
家計簿をつけてみて支出>収入の状態が続いているようであれば、まずは家計が収入>支出になるように工夫するところからはじめてみましょう。
資産運用の初心者は何に投資をするべき?
家計が収入>支出の状態になり、月々に投資にまわせる資金が少しでも捻出できるようになったら投資をはじめましょう。しかし、個人投資家が投資できる対象は本当に様々です。例えば、日本株、米国株、投資信託、FX、仮想通貨(暗号資産)、CFD、先物、オプションなどあまりにも選択肢が豊富で迷ってしまうのではないでしょうか。
最初の投資先としておすすめなのは投資信託です。
投資信託を資産運用初心者におすすめする理由は3つあります。
①小口から投資しやすい
②難しい指標やデータを自分で読み取る必要がない
③個別銘柄選択のリスクがない
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
①小口から投資しやすい
投資信託は小口から投資しやすい投資対象の一つです。例えば日本株は通常、最低単元の100株から投資しなければならず最低でも何十万円、銘柄によっては何百万円も必要になるケースがあります。FXでも1,000通貨から取引というところなら、ドル円のレートが135円のときは最低でも135,000円を用意しなければいけません。
日本株やFXでも端株や1通貨単位の取り扱いなど小口投資をしやすい環境は整ってきてはいるものの、対応している証券会社やFX会社を探すのが大変です。
投資信託は、どのような金融機関から買っても小口から買えるため資産運用の初心者が取り組むにもハードルが低いと言えるでしょう。
②難しい指標やデータを自分で読み取る必要がない
個別株、例えばトヨタや楽天などの株に投資する際には財務諸表や決算のデータ、日々の値動きなどを追っていったり、読み取ったりする力が必要になります。資産運用の初心者が難しい指標やデータを読み取るのは、とても大変です。
しかし、投資信託ならば自分で財務諸表や決算のデータなどを読み取る必要がありません。投資信託には、様々な運用方針のものがあります。
例えば日経平均に連動した値動きをする投資信託もあれば、日経平均以上の運用成績を目指す投資信託もあります。中には日経平均の1日の値動きと逆の値動きをするという変わった投資信託もあります。投資信託の運用方針に納得がいけば、あとは買うだけです。運用方針通りにプロが運用してくれます。
③個別銘柄選択のリスクがない
個別銘柄にはリスクがあります。例えば、A自動車という会社の株を買って、A自動車の不祥事が発覚してしまうと株は下がってしまいます。これが個別銘柄選択のリスクです。
しかし、投資信託は様々な金融商品がセットになったものです。仮に投資信託の中にA自動車の株が混じっていても、たくさんある銘柄の一部なので投資信託の価格は、A自動車の株が下がっても、影響は小さくなります。つまり投資信託を買うだけで、複数の銘柄に投資をするのと同じ効果が期待できます。
資産運用初心者は個別銘柄選択でリスクが見抜けずに、株を選んでしまうこともあるかもしれません。しかし、投資信託ならば、このようなリスクを回避できます。
売れ筋の投資信託はパッシブ運用型
「どの運用方針を選べば良いかよく分からない」という方が多いでしょう。今、人気なのは米国株の代表的なインデックスS&P500という指数に連動した値動きをする投資信託やオール・カントリーという全世界の代表的な株価指数を丸ごと買ってしまうタイプの投資信託です。指数とは日経平均やNYダウ工業株価指数のような、特定の取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すものです。
そして、この代表的な指数を丸ごと買うタイプの投資信託はパッシブ運用型に分類されます。

(SBI証券公式サイトより引用)
ネット証券大手のSBI証券の2022年6月の「販売金額人気ランキング」では、1位の「SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」と3位の三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は文字通り、米国のS&P500に連動した投資信託です。2位の三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は全世界の代表的な株価指数を丸ごと買ってしまうタイプの投資信託です。
これらの投資信託が売れ筋になっている理由は、米国経済や世界経済は長期的見れば、山あり谷ありでも資本主義が拡大を続ける限り成長していくというストーリーが支持されているからです。ちなみに、インデックスファンドの教典とも言うべき書籍がバートン・マルキール氏の『ウォール街のランダムウォーカー』です。パッシブ運用が支持されている理由を詳しく知りたければ、参考にしてみてください。
資産運用初心者は NISAやiDeCoを活用しよう
資産運用初心者はNISAやiDeCoという制度を最初に活用するのがおすすめです。通常、投資で利益が出ると利益に対して決められた税金を納めなければいけません。しかし、NISAやiDeCoという制度を活用することで非課税の恩恵を受けることができます。
ただし、NISAやiDeCoはそれぞれ投資できる額に上限があります。最初は上限まで使いきってみて、それでも足りなければNISAやiDeCoの枠外での投資をしてみましょう。
NISAとは?
NISAは金融庁の公式サイトによれば、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度のことです。
NISAには3種類あり、
- 一般NISAは、株式・投資信託等を年間120万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有可能
- つみたてNISAは、一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有可能
- ジュニアNISAは、株式・投資信託等を年間80万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有可能
と公式サイトでは説明されています。
20歳以下ならジュニアNISA、20歳以上なら一般NISAか、つみたてNISAを選びましょう。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/index.html
(金融庁公式サイト NISAの説明)
iDeCoとは?
iDeCo公式サイトによれば
iDeCo(イデコ)は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金は65歳*になるまで拠出可能であり、60歳以降※に老齢給付金を受け取ることができます。
とされています。自分で投資する対象を選べる私的な年金です。60歳になるまで原則、引き出しができなくなるものの、iDeCoで運用した年金の利益は非課税になります。またiDeCoの掛け金は所得控除の対象にもなるため節税効果もあります。
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/(iDeCo公式サイト)
資産運用の初心者におすすめの3つの投資法
資産運用の初心者は以下に紹介する3つの投資法からはじめることをおすすめします。
理由は大きな損を最初からしづらいからです。
①少額投資
まずは少額投資からはじめましょう。理由はいきなり大きなお金を投資して失敗したら取り返しがつかないためです。少額から投資をはじめて少しずつ投資にまつわる知識やノウハウを覚えていきましょう。
②分散投資
投資信託に投資すれば、基本的に分散投資しているのと同じになります。ただ、個別株投資でも全財産を一つの株に集中投資はせず、何銘柄かに分けて投資をすることでリスクを小さくできます。
③長期投資
短期で売買を繰り返して利鞘を重ねていくのは上級者でも大変です。そのため、最初は長期で伸びると考えられる投資からはじめましょう。
この3つの原則を最初に守れば、資産運用の初心者でも取り返しのつかない損は避けやすくなります。
まとめ
資産運用の初心者向けの投資法を解説しました。
- 投資信託を活用する
- NISAやiDeCoを活用する
- 少額、分散、長期投資の三つを心がける
最初はこれらの原則を守りつつ、最初は売れ筋のパッシブ運用の投資信託を少しずつ買ってみるところからはじめつつ、自分なりの資産運用を模索してみてはいかがでしょうか。
もし、投資するにしても実際にどの銘柄へ投資すればよいのか分からない、運用はプロにお任せしたいといった場合はファンドへ投資することも手段の一つです。
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ファンドの中でも初心者が投資しやすいのが特徴であり、プロに任せながら高いパフォーマンスを期待できます。これから資産運用を始める上で自力で投資の判断を下して利益を出すのは難しいと感じる場合は、ぜひGOファンドへの投資も視野に入れてみてください。



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