SaaSでAIを提供するシースリーエーアイとは?

ドアダッシュ、エアビーアンドビーといった大型IPOが続いた先月のアメリカで、もう一つの大型IPOが投資家の話題を集めていました。その大型IPOを果たした企業シースリーエーアイとは、一体どんな会社なのでしょうか。シースリーエーアイ【AI】という会社と事業について説明します。

シースリーエーアイという会社

シースリーエーアイ(C3AI)は、アメリカの著名起業家トム・シーベルが2009年に設立した会社です。トム・シーベルは、顧客管理ソフトウェア(CRMソフトウェア)開発会社シーベル・システムズの創業者で知られる人物です。2006年にデータベースソフト大手のオラクルにシーベル・システムズを60億ドル(約6300億円)で売却し、巨額の富を築き一躍有名になりました。

シースリーエーアイは、その社名の通りAI(人工知能)を開発し、各業界のユーザーに提供しています。シースリーエーアイは、AIをSaaS(Software as a Service)として提供しているのが特徴です。SaaSとは、開発したソフトウェアやプラットフォームをサブスクリプション(定額料金)や従量課金でユーザーに利用してもらう仕組みです。ユーザーは開発のための設備投資を行う必要がなく、比較的低コストで利用できます。また、システムのメンテナンスやアップグレードも開発側が行うので、常に最新のシステムを利用することができます。

シースリーエーアイのユーザー

そのシースリーエーアイのAIですが、どんなユーザーが利用しているのでしょうか。シースリーエーアイによると、同社のユーザーにはバンクオブアメリカ、アストラゼネカ、スリーエム、ロイヤルダッチシェル、アメリカ陸軍および空軍といった、世界的な企業・組織が含まれています。

AIの利用用途も様々で、例えばバンクオブアメリカはマネーロンダリングの検出に、アストラゼネカは新薬の開発に、それぞれシースリーエーアイのAIを活用しています。AIの利用範囲は現在進行形で広がっており、シースリーエーアイのビジネス範囲は今後さらに広まってゆくでしょう。

シーベルの予言

これまでに四冊の本を出版したシーベルは、最新作でひとつの予言をしています。それによると、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、AI、IoTが経済革命のドライバーとなる今後、それに対応できない大企業の52%が完全に消滅するとしています。

そのシーベルの予言は、シースリーエーアイの今後の進行方向も予見しているようです。マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームAzureとの連携も始まったシースリーエーアイの今後に、多くの投資家が注目しています。

(参照サイト)

https://www.cnbc.com/2020/12/09/c3ai-ipo-adds-to-software-deal-boom-with-100percent-gain-in-trading.html

https://markets.businessinsider.com/news/stocks/c3ai-stock-price-public-trading-debut-ipo-siebel-software-ai-2020-12-1029878898

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

【DMM 株】口座開設
LINE証券

最近のコメント

    【DMM 株】口座開設
    LINE証券
    ページ上部へ戻る