SBI証券の米国株アプリの使い勝手は?本格取引をスマホでも

SBI証券の米国株アプリが2021年12月にアップデートされ使いやすくなりました。SBI証券で米国株投資をしたいと考えている方には良いニュースでした。

  • SBI証券の口座を開設していて米国株アプリをまだ利用していない方
  • SBI証券の米国株アプリの使い勝手が気になる方

このような方は米国株アプリのアップデートで変わったこと、できること、使い勝手が気になるのではないでしょうか。

総務省の調査によると端末別のインターネット利用率でスマートフォン68.3%、パソコン50.4%です。スマートフォンを使ってネットを閲覧している人の方が多い時代です。

PayPay証券やLINE証券のようなスマホ端末に特化したネット証券も登場しています。一方で昔からあるネット証券もそれぞれスマホアプリのアップデートを
している状況です。

本記事ではSBI証券の米国株アプリがスマホ全盛の時代に、ユーザーの期待にこたえられるのかどうかを見ていきます。

目次

SBI証券の米国株アプリとは?

SBI証券米国株アプリとはSBI証券が発行元のスマートフォン端末向けの米国株専用の取引アプリです。App Store、Google Playでダウンロードできます。iOS、Androidどちらにも対応しています。

SBI証券のアプリは日本株、米国株、CFD、先物OPと取引対象ごとに細かく分かれています。スマホアプリで
米国株の取引をするなら米国株アプリをダウンロードする必要があります。

SBI証券の米国株アプリの基本的な機能

SBI証券の米国株アプリの基本的な機能は以下の2つです。

・売買をスマホからできる
・自分の取引記録の参照(保有銘柄・残高・買付履歴)

売買をスマホからできる

スマホからでも売買の注文が出せます。買い注文も簡単に出せます。試しにやってみましょう。

画面の下にあるリッチメニューの検索をタップします。

銘柄名またはティッカーを入力する検索窓が出てきます。ここに注文を出したい銘柄名またはティッカー・コードを入れます。例えばここでは銘柄名Amazonと入力してみます。

銘柄名を入力するとアマゾン ドットコムが出てきました。このアマゾン ドットコムをタップします。

アマゾン・ドットコムの画面が表示されました。そして、下のリッチメニューに買付・売却のボタンが表示されるため、タップします。

すると注文入力画面が出てきます。預かり株数、価格、注文方法、期間、決済方法を順番に選び最後に取引パスワードを入力します。

そして一番、下の「確認する」ボタンをクリックすれば注文できます。持ち株を売るときも、ほぼ同じ手順で注文できます。

普段からスマホのアプリを使い慣れていれば特に迷わず注文できるでしょう。米国株の取引そのものの手順を理解している人ならすぐに使いこなせます。直感的に使えるようになっているので迷うことはほとんどないでしょう。

自分の取引記録の参照(保有銘柄・残高・買付履歴)

保有銘柄・残高・買付履歴の確認もできます。またアプリからSBI証券のMy資産のページにタップで簡単に遷移できるようにもなっています。これなら、わざわざパソコンを起動させずにスマホ1台でも十分、取引できます。

SBI証券の米国株アプリの大型アップデートによる3つの変更点

SBI証券の米国株アプリは3つの大型アップデートでさらに使いやすくなっています。スマホで発注ができるだけでなく投資をする際に必要な情報収集もしやすくなりました。

銘柄ニュースの確認が簡単

ニュースのヘッドラインをスマホから確認できます。ヘッドラインをタップすれば、ニュースの詳細も読めます。売買に使わなくても米国株のニュース・情報を収集する用途でも使えます。また、ニュースは全て日本語のため、英語が苦手でも問題ありません。

決算情報が直感的に分かるビジュアル決算機能

決算情報も確認できます。ただ、スマホの小さな画面で細かい決算の数字を読むのは、なかなか大変です。そこで直感的に決算の推移が分かるビジュアル決算機能が搭載されました。

ビジュアル決算では売上高、純利益が棒グラフで表現されています。これならスマホでも大まかな決算の推移が
ひと目で読みとれます。

売上高、純利益の推移は成長株投資では特に注目されるポイントなので、成長株投資家
にとって嬉しい機能ではないでしょうか。

また、アップデート前から決算後に数分、最大30分以内に日本語の決算速報がアプリに配信される機能も使えます。ビジュアル決算と合わせて活用できます。

米国の市場ランキング機能搭載

米国の市場ランキング機能も搭載されました。値上がり率、値下がり率、出来高、株価急騰率、株価急落率などのランキングを確認できます。

単なる発注アプリではなく米国株の情報収集アプリとしても使えます。特に米国株が動くのは日本時間の深夜です。パソコンを起動せずにベッドで寝ながら市場の動向を確認できるのも魅力です。

SBI証券の米国株アプリはテクニカル分析も充実

SBI 証券の米国株アプリはテクニカル分析も充実しています。基本的なローソク足だけでなく移動平均線、ボリンジャーバンドなどの代表的なテクニカル分析の指標が確認できます。また出来高も確認できるため売買がどの程度、活発に行われたかも分かります。

SBI証券の米国株アプリの不満点・改善が求められるところ

SBI証券の米国株アプリは十分な機能が備わっています。しかし、不満点や改善を求める声もあります。
たとえば

  • 売り注文を出す画面で「見込み損益」が確認できない
  • 「実現損益」がアプリ内で確認できない
  • 文字が小さい
  • 銘柄登録の仕方が分かりにくい
  • 銘柄登録で重複していても教えてくれない
  • マーケット→ランキング→市場のページ表示が右側に圧縮されて読み取れない表示になっている

アプリのUI(操作画面)、UX(使いやすさ)の面で使いづらさを感じるユーザーもいるようです。ただ、不満点・改善点は残るものの必要最低限の機能は備えており、慣れてしまえば活用できそうです。

米国株アプリのリアルタイム株価配信条件のハードルは低い

米国株の株価はデフォルトでは10分ディレイ表示となっています。ただ、ディレイはスマホに限らずPC版でも同じです。しかし、リアルタイム株価を表示させるハードルは高くありません。リアルタイム株価の利用条件は大きく分けて2つあります。どちらか片方を満たせばリアルタイム株価を利用できます。

・利用料1ヶ月330円を支払う
・1ヶ月に1回ネット経由での米国株取引の約定がある

この2つのどちらかなら無理なく条件を満たせるのではないでしょうか。

まとめ

SBI証券の米国株アプリの使い勝手やアップデートされた機能、ユーザーが不満に感じている点を解説しました。文字が小さい、実現損益がアプリ内で確認できない等のUI、UXの細かい点で使いづらいと感じる方もいるようです。

しかし、基本的な注文機能に加えて、銘柄ニュース、ビジュアル決算、市場ランキング機能が搭載されSBI証券の米国株アプリの使い勝手は向上しています。

PCに比べれば、まだまだ使いづらさは残るものの中長期投資であればスマホ1台でも本格的な取引が十分できる水準と言って良いのではないでしょうか。

アプリは直感的に操作していても十分、使えるようになっています。また、よく分からないところがあっても公式の米国株アプリ操作ガイドのページを参考に進めていけば問題なく使いこなせるでしょう。

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/guide/tool/usstock_app/
(SBI証券 米国株アプリ操作ガイド)

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