



現在米国株市場は世界で起こっているインフレや米国金利政策、そしてウクライナ危機などの影響を受け株安値が継続しています。
そこで今回は2022年後半に予想されるGAFAMや注目銘柄の動向について注目米国銘柄を解説していきます。
- 2023年上半期に向けての注目銘柄
- おすすめのETFや投資信託
2023年上半期に向けて注目銘柄
<アプライド・マテリアルズ(AMAT)>
世界でトップシェアの半導体チップや先進ディスプレイ製造の企業です。
原子レベルでマテリアル制御など産業規模で実現する、世界での高い技術力を有し同社の半導体製造装置なしに半導体の製造は不可能であると言われる程の存在。
マテリアルエンジニアリングのソリューションを提供する先駆者企業として活躍しています。
世界で半導体不足が継続していますが、2021年8月から10月期の売上高が前年同期比で31%増となり、かなりの好成績となりました。今後もしばらく半導体市場の追い風が継続すると予想でき、期待ができるでしょう。
<ヴァージン・ギャラクティックホールディングス(SPCE)>
宇宙旅行のための宇宙船製造をし、宇宙へと打ち上げることを目的とした企業です。同業社にはテスラのイーロンマスクが率いる2002年設立のスペースXがあります。
同社は2004年に会社設立、乗員2名、乗客6名の小型宇宙船で高度80kmまで到達し4分間の無重力を体験が可能、一人あたり45万ドルで乗車ができます。
そもそも宇宙市場とは?自身の生活に馴染みがなく単なる夢のような仕事という印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
しかし内訳を見てみると、普段何気なく使っている衛生サービスが全体の1/3を占めています。
具体的には、インターネットの通信サービスやナビゲーションなどの測位サービスなど、また天候や災害、海水状況などの地球観測サービスなどが必要不可欠な生活要素として私たちの生活に関わっています。
いわゆる宇宙探索と言われる部分が国家予算が投資されている部分で、今後の発展に好奇心や期待がされている分野です。
今後NASAの計画では有人月面着陸を2024年までに、月面基地設立を2028年まで、2050年までには月面に100名程が住み、月面旅行などということを予測し、新しい経済圏の形成も期待されています。
モルガンスタンレーの宇宙市場予測は2040年までに現在の3倍の40兆円を超えています。バンクオブアメリカメリルリンチは次の30年では300兆円越えの規模になると莫大た規模になることが予想されています。
GAFAMについて
米国の巨大IT企業である5銘柄、アルファベット・アップル・メタプラットフォーム・アマゾンドットコム・マイクロソフトの値動きはどのように予想されるのでしょうか。
好決算アルファベット・アップル・マイクロソフト
最新の決算発表からアルファベット・アップル・マイクロソフトは予想を上回り好決算となっています。
特にアップルはサービス部門の売り上げが予想以上に良好であり。
2022年に入りサプライチェーン問題の緩和が予想されることや、今後メタバースブームでARヘッドセットの発表などを控えており、今後さらに期待が持てる銘柄だと言えるでしょう。
下落傾向アマゾン・メタプラットフォームズ
一方、最新決算が不調であったアマゾンとメタプラットフォームズは下落が大きく、予想を大きく下回りました。
アマゾンはコロナ禍で好調であったEコマース部門がコロナ後の経済回復と共に需要が縮小し売り上げがマイナスとなっています。
メタプラットフォームズは株価がこの半年で43.05%値下がり、現在214.95ドルと昨年末の半分ほどまで下落しています。競合であるTikTokのシェアの食い込みが大きく、同じSNSであるフェイスブックやインスタグラムよりもすぐにヒットすれば知名度が獲得できるなどの手軽さが人気となっていると考えられます。
2社ともに予想を下回る悪成績となり今後しばらくは厳しい状況が続くことも考えられるため投資タイミングは注意したほうが良さそうです。
米国株ETFや投資信託の勧め
上記のようなおすすめの個別銘柄へ投資することもできますが、米国株の好成績トップ企業へ分散投資ができるのがETF投資です。
厳選された企業のみで構成されていますので、安心して投資することができます。
また、ETFの運営企業にもよりますが毎年数回に渡り、リストの見直しがされ、審査を通過した企業のみで構成されていますので、リスクが非常に低く安全に投資ができます。
個別に企業のリサーチをしたりチャート診断をする手間が面倒な方や、値動きなどのチェックを頻繁にする必要はなく、チャートの見方がわからない初心者の方にもおすすめです。
また米国株投資は少額から毎月積み立てで投資信託にお任せすることもできますので、自身にあった投資方法を見つけましょう。
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まとめ:あなたに合った投資方法を続けよう


注目名柄であるアプライド・マテリアルズとヴァージン・ギャラクティックホールディングスは需要の拡大から今後も期待ができそうです。
またGAFAM系ではアルファベット、アップル、マイクロソフトが良好でしたが、アマゾンとメタプラットフォームズは不調でした。経済状況がコロナ禍の影響から回復したことでECサイト売り上げの減少と他社SNSの浸透でシェアが減少したのが原因です。
このように銘柄によって良くも悪くも波が出てしまうのは当然ですが、できる限りリスクを抑えておくべきでしょう。
だからこそ個別銘柄だけでなく、ETFなどを活用して分散投資しておくことも重要です。






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