現地時間の2022年2月24日早朝、ロシア軍が突如ウクライナへ侵入、各都市への攻撃を開始しました。10万人もの兵力を動員したロシアによるウクライナ侵略は、首都キエフなどの主要都市を陥落させて早期に集結すると予想されていました。ところが、予想に反してウクライナ軍が善戦し、ロシア軍の進行を食い止めています。
一方、戦争勃発を受けて世界経済は動揺し、各国の株式市場や金融市場などに大きな影響を与えています。本記事では、戦争勃発によるロシア経済への影響や、アメリカ株式市場の今後について考察します。
大暴落したルーブル
戦争の勃発により世界でもっとも影響を受けた国の通貨は、皮肉なことに戦争を始めたロシアのルーブルでしょう。戦争が始まった初日、ルーブルはドルに対して7%下落し、1ドル86.98ルーブルで取引されました。ルーブルはその後も日増しに下落し、本記事執筆時点(2022年3月11日)では、1ドル135ルーブルまで安くなっています。
また、ロシアのSWIFTからの排除などの世界各国による経済制裁の影響でロシアでは物価が高騰、庶民の暮らしが非常に厳しくなっています。さらにロシア経済全体の先行きも暗く、格付大手フィッチ・レーティングスは、ロシアの信用格付を「C」とし、ロシアがデフォルト寸前の状態にあるとの見方を示しています。
・メリカ株式市場への影響は?
ロシアによるウクライナ侵攻開始の知らせは、アメリカ株式市場へも衝撃を与えました。侵攻開始当日、ダウ・ジョーンズ平均は一時800ポイント以上も値下がりし、2.48%の下落となりました。戦争開始翌日の25日には34,058.75まで戻しましたが、その後一進一退を続けながらじわじわと値を下げ、本記事執筆時点ではダウ・ジョーンズ平均は33,174.07となっており、1カ月間の値下がり率はマイナス4.5%となっています。
なお、市場関係者は、アメリカ株式市場に対しては、ロシアによるウクライナ侵略の直接的な影響よりも、それによる原油、石炭、天然ガスなどのエネルギー資源価格の高騰や、小麦、大豆、トウモロコシなどのコモディティの価格上昇、あるいは現在進行中のインフレの影響などの方が大きいと見ています。ロシアとウクライナの戦争の行方に注目する必要があるのは言うまでもありませんが、それと同時にそれらのファクターについても注目する必要があります。
局地的な軍事衝突では悪影響は限定的
長期的に見ると、局地的な軍事衝突では投資家心理への悪影響が長く続かない傾向が歴史的にみられます。バイアンドホールド戦略など長期で株式投資をしているケースでは特に、戦争によるアメリカ株式市場への悪影響については必要以上に心配することはないと言っていいでしょう。
まとめ:ウクライナ侵攻の状況には今後も注視を
ロシアのウクライナ侵攻が長期化すれば、米国株への影響度合いも変わる可能性があります。軍事衝突により経済が停滞し方面で事業活動に悪影響が出ると、相場も下落するかもしれません。今後も事態がどう進んで行くのか、投資かは注視しておく必要があるでしょう。
このような先行き不透明な中、自分の判断だけで投資するのはリスクが高いと感じる場合はファンドへ投資することも検討してみてはいかがでしょうか。
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(参照サイト)
https://www.rferl.org/a/russian-ukraine-invasion-markets-rocked/31721219.html
https://time.com/6152988/ukraine-invasion-markets-rebound/



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