アルファベットが2021年度第四四半期決算を発表

アメリカ現地時間の2022年2月1日、Google持ち株会社アルファベットが2021年度第四四半期決算を発表しました。新型コロナウィルス・オミクロン株の感染拡大、インフレーションの進行、労働者の「大辞職」の拡大等々、多くの課題に直面したアメリカの2021年でしたが、その最後の四半期の結果はどうだったのでしょうか。

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売上高は前年同期比で32%の増加

アルファベットの発表によると、同社の2021年度第四四半期(2021年10月1日から12月31日)の売上高は753億2500万ドル(約8兆6624億円)で、リフィニティブの事前予想720億ドル(約8兆2800億円)を上回り過去最高となりました。売上高としては3四半期連続で過去最高を記録する形となりました。また、2021年度通年の売上高は2576億3700万ドル(約29兆6283億円)で、こちらも過去最高となりました。

経常利益は206億4200万ドル(約2兆3738億円)で、前年同期比で35.6%増加して過去最大となりました。また、トラフィック獲得コスト(Traffic Acquisition Cost)は134億2700万ドル(1兆5441億円)で、こちらも過去最高となりました。

2021年度通年の売上高が過去最高を記録したことについて、アルファベットのフィリップ・シンドラーCBO(最高業務責任者)は、リテール(小売業)企業の広告出稿が増えたことが最大の要因で、メディアと金融企業の広告出稿増加も貢献したと説明しています。

Googleサーチの売上高が全体の57.5%

部門別では、Googleサーチの売上高が433億100万ドル(約4兆9796億円)で、全体の57.5%を占めました。以下、Googleネットワーク93億500万ドル(約1兆700億円)、YouTube広告86億3300万ドル(約9928億円)、Googleクラウド55億4100万ドル(約6372億円)と続きました。

前年同期からの伸び率では、Googleクラウドの伸び率44.6%が目立ちました。しかし、Googleクラウドは営業収支ベースでは8億9000万ドル(約1024億円)の赤字で、黒字転換は果たせませんでした。

1対20の株式分割を実施

決算発表とともに、アルファベットは今年2022年7月15日に現行の株式を20株に分割すると発表しています。対象となるのは同社のクラスA、クラスB、クラスC株式で、株主総会の決議を得るとアルファベットの株主は、保有するアルファベットの株式1株につき新たに19株の株式を取得することになります。また、本記事執筆時点でアルファベットの株は1株2831.84ドルで取引されているので、仮にこの価格で分割されたとした場合、分割後の株価は141.59ドルとなります。

株式分割を狙ってか、決算発表後の同社の株価はじわじわと値上がりしています。株式分割の対象となる株主は、2022年7月1日時点で同社の株主名簿に記録されている必要があります。株式分割を受けたい方は、お早めに購入されることをおすすめします。

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(参照サイト)
https://www.cnbc.com/2022/02/01/alphabet-googl-q4-2021-earnings.html
https://abc.xyz/investor/static/pdf/2021Q4_alphabet_earnings_release.pdf?cache=d72fc76

まとめ:売上高増加の継続に期待

広告収入が増加しましたことで、前年同期比32%アップとよい成績になりました。

最高売上高になったのは、小売業の広告出稿が増えたことによる増収が大きな要因です。

経済の回復から今後も増収に期待したいところですが、Googleクラウドが赤字のため伸び率はが鈍化する可能性も十分あり注意が必要です。

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