投資の神様と言われているウォーレンバフェットが、昨年2021年に3銘柄を新たに購入し投資を始めました。その銘柄について解説します。そして現在の彼のポートフォリオの銘柄を見ていきましょう。
新たに3米国銘柄をポートフォリオに加える
バークシャーハサウェイのCEOを務めるウォーレンバフェットは2021年2月に彼のポートフォリオを更新しており、その銘柄がシェブロン<Chevron>、ベライゾン<Verizon>そしてマーシュ・アンド・マクレンへの新たに投資を始めたことです。その額がそれぞれシェブロンが41億ドル、そしてベライゾンが86億ドルとなっています。
今回新たに購入した銘柄は全体のポートフォリオのの占める割合がシェブロンが1.5%、ベライゾンが3.2%となっています。
(引用:マネックス証券)
ではこの2銘柄とはどんな銘柄なんでしょうか?
<ベライゾン・コミュニケーションズ>
米国最大の無線通信企業で、全国規模のネットワークを持ち現在契約者数約9300万人、固定回線事業の契約者が企業を含め2500万件あります。全ての無線事業の売上高が全体の70%を占め、固定回線事業が12%を占めています。その他の売上高は広告事業部門のベライゾン・メディア・グループが占めています。
業績は緩やかに上昇傾向にあり、配当利回りは非常に高配当銘柄となっています。急な成長はみられませんが、日本でいうNTTのような存在であり、企業としては非常に安定していて増配を続けていますので、長期投資向きのバリュー銘柄と言えます。
株価……56.45ドル
PER……13.1倍
PBR……3.4倍
時価総額……2,336億ドル
配当利回り…….4.5%
<シェブロン>
世界で活躍する探鉱、生産、精製事業関連の総合エネルギー関連企業です。競合にはエクソンモービルがあります。石油価格により業績が左右されるため業績がここ10年安定していませんが、コロナショック後の回復から同社の業績も戻りつつあります。平均生産量は280万バレル(日量)で世界第2位の石油会社としてシェアを誇ります。配当金はかなり高配当率となっており、ベライゾン同様にバリュー株として今回新たに購入されたのでしょう。
株価…..95.8ドル
PER……──倍
PBR……1.4倍
時価総額….1,844億ドル
配当利回り….5.4%
<マーシュ・アンド・マクレン>
上記2銘柄と比較すると小規模な銘柄になります。事業内容は企業に対してリスク、戦略、人的資本に対するアドバイスやソリューションの提供をする企業です。リスク・保険のサービスとコンサルティング事業を展開しています。業績は順調に緩やかに上昇しています。
株価…..117.07ドル
PER…..29.7倍
PBR….6.5倍
時価総額…..594億ドル
配当利回り….1.6%
最新ポートフォリオ銘柄
バフェット保有銘柄トップ30銘柄とは
占める割合が多い順
(引用:トウシル)
今回新たに購入したシェブロン15位、ベライゾンが7位、マーシュ・アンド・マクレーンは33位となっています。他にも少ない割合でアマゾンやジョンソン&ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブルなどがあります。
アップルの集中投資の訳
1位のアップルの占める割合が非常に大きく、全体の4割を占めています。アップルからの年間配当金は毎年約8億ドル近くあり、バークシャーの大きな収入源ともなっているようです。全体のポートフォリオの分散調整をするため、アップル株を売却することもありますが、全体的に大きな割合を占めるよう調整しています。
SBI証券なら業界最安水準の手数料!最低0ドル!
まとめ:バフェット銘柄に注目
ウォーレンバフェットが新たにポートフォリオに加えたベライゾン・コミュニケーションズ、シェブロン、マーシュ・アンド・マクレンの3社について詳しく説明しました。分散投資の観点から皆さんもポートフォリオに組み入れてみてはいかがでしょうか?
もし手軽に分散投資をしたいのであればGOファンドを利用するのが良いでしょう。GOファンドは安定感とパフォーマンスを両立しているファンドです。運用担当者の顔を見ることができ、少額からネットで購入できますので是非検討してみてはいかがでしょうか?



コメント